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一人でも生きられる。けれど、ここを選んだ。地域と組織に寄り添うエリアマネージャー

渡部はるか(Haruka Watanabe)
テレビ業界やご当地アイドル、デザイナー、フリーランス等の経歴を経て、パンクチュアルにジョイン。現在はエリアマネージャーとして活動中。

■マルチな才能を活かして飛躍したこれまでのキャリア

ーまずはこれまでの経歴について教えてください。渡部さんは面白いお仕事をたくさん経験されていますよね。

そうですね。会社員としてもそうですし、フリーランスとしても5年間、色々なお仕事に携わらせていただきました。学生時代は映画監督を目指して勉強していたので、最初はテレビ局でラジオADや映像編集の仕事を経験しました。その中で、映像の尺内に原稿が収まるかどうかを試す仮ナレーションを入れる仕事をしていたことがきっかけで、ナレーションや歌といった声のお仕事もしていくようになりました。声に携わるお仕事って面白いなと思って、改めてナレーションについて学ぶ学校にも入り直したんですが、編集のお仕事と並行するのが難しく、その後ゲーム会社のコールセンターに入職します。そこでは入社半月くらいで成績上位のトップ10に入ることができて、より専門的な受け答えを任される部署に異動したり、学業やオーディションと並行しながら楽しく働くことができていました。

ただ、そこで3.11の震災が起こりました。東京に住むことはできなくなるかもしれないといった噂もあったり、当時はとにかく混乱が大きくて、一度地元の高知に戻ろうと決意し、Uターンすることになったんです。

ー震災がきっかけだったんですね。その後はどのようなお仕事をされていたんでしょうか。

たまたま新聞にオーディション情報が掲載されているのを見かけて応募したのが、「高知県のPRをしながら舞台にも立つ」といった変わった内容のものでした。後にそれが「高知県庁所属のご当地アイドル」という立ち位置に育っていくんですが、それが高知での私の最初の活動になります。

私は5年間このお仕事を続けていたんですが、若い子たちにももっとチャンスを明け渡していくべきだなと思って卒業を選んで、そこからフリーランスとして独り立ちして、表に出る以外にも本当に色々なお仕事をさせていただくようになりました。例えば、番組制作の裏方やカメラマン、ライター、デザイナー、観光業のお仕事、ワーケーションを推進するためのワーケーションコンシェルジュ、イベントディレクター、月琴奏者など、私ができることや面白そうなことは、お声がけいただければ何でもやってみる気持ちで活動していました。パンクチュアルに出会ったのも、パーソナリティをしていたラジオのゲストに代表の守時さんがゲストとして登場したことがきっかけです。

ーたくさんのお仕事を経験される中で、これは学びになったなという経験はありますか?

どれもそれぞれ学びはありますが、ゲーム会社のコールセンターで働いていた時には、「組織で働く場合、その組織への信頼があるからこそホスピタリティが生まれるんだな」ということを強く実感しましたね。コールセンターで働く社員はゲームや製品を開発したこともないですし、人数も当時で350名程。それにもかかわらず、どんなに末端でも新人でも、皆が自信を持って受け答えする気風がありました。「必ず会社がきちんと対応をしてくれる」という信頼があるから、ブレずに堂々と誠実な対応をすることができる。これは、組織と社員個人の関係性においてとても学びになる経験だったと思います。

■「乗らなきゃ損」で辿り着いたパンクチュアル

ー現在はパンクチュアル社員として働いていますが、マルチに活動されていた状態からなぜここに入社しようと決めたのでしょうか。

きっかけの一つは代表の守時さんとの出会い。もう一つは下関市との出会いです。

守時さんは、ラジオ番組内でのお話がとても面白くて、休憩中に「うちに来ないか」と入社を勧めて下さったりして。元々、高知のPRや観光に関して考えるお仕事をしていたこともあって、面白そうだなと思いました。後日「どういうことでお手伝いできるか」と改めてお話を聞いて、業務委託という形から関わらせていただくことになったんです。

営業所の立ち上げやフォローなど行いながらふるさと納税と会社の取り組みへの理解を深め、その後、下関市のプロポーザルへの参加を提案しました。実はそれよりも前に下関市にはフリーランスの仕事で取材に赴いたことがあり、商店街のポテンシャルを強く感じていた場所だったんです。こんなに素敵なところなのに、寂れた感じになってしまうのは勿体無いな……と思っていて。パンクチュアルなら絶対に下関市の力になれる、一人ではできないけれど、この会社ならできると、そんな風に感じるきっかけだったかもしれません。

ー多様に築かれていたキャリアからの転身、迷いはありませんでしたか?

確かに、「社員になる」というのはフリーランスにとって大きな選択だと思います。私も色々と考えてはいましたが、パンクチュアルでお仕事をさせていただく中で出会う若い社員やチームの皆が、本当に良い子で個性的で可愛くて。そうしたパンクチュアルの気風や人の良さというのは、ここでやってみたいと強く思わせてくれる要因になったなと思っています。あとは、組織としてもまだまだ天井の見えない発展途上の状態ながら、ベンチャーでも黒字化ができているという凄まじい状態だなと個人的には見ていて、「今ここに乗らなきゃ損」という感覚も強くありました。基本的に、私は「来年何をやっているかわからない自分でいたい」という気持ちがあるので、不安よりは楽しみという気持ちの方が強かったです。

フリーランスを5年程やる中で、売上目標を立ててそれを越えていくという意味での成長は感じていましたが、やっぱり自分の能力の範囲外のことはできないですし、一人でできることには限界があるとも感じていました。パンクチュアルだと、その地域に還元される税金という部分に関わることができたり、一人ではできない大きな規模でのお仕事に携われる。私は長年行政とのお仕事にも携わっていましたし、何か役に立てることはあるんじゃないかと思って、社員になることを選ぶのに抵抗はありませんでした。

■下関の豊かな環境で地域や人を育む喜びとこれから

ー今担当されているお仕事の内容を教えてください。

肩書きとしては、エリアマネージャーと下関営業所の営業所長を担っています。エリアマネージャーとしては、プロポーザルを受けたり行政に営業に行ったり、自治体獲得のための動きをしている形です。

営業所としては、7名という大きな規模なので、部下のマネジメントや管理を行うことも私の仕事の一つです。基本業務としてはもちろん自治体とのスムーズな連携と営業所内での諸業務がありますが、下関営業所はとても恵まれた環境で、市役所の方も非常に積極的で好意的ですし、事業者の方もとてもやる気があるんです。町自体がとても広いので、あと2年くらいは営業先も尽きません。そうした環境があるからこそ、下関営業所では人材育成に力を入れて、次の管理職の子たちを育てていく場所としても機能させています。

ー実際に入社されて働かれている中で、感じる部分を教えてください。

パンクチュアルは新しいことを色々とやっていく会社なので、毎年どんどんやることが変わったり、どこまで伸びるかわからない中でも手応えのある変化や成長を得たりできるところが面白いなと感じます。あとは、役職を与えられて動けるようになるのも大手にはないスピード感ではないかと思うので、そういう部分が楽しめる人はどんどん上を目指したり、確固たるポジションを築いたり、関わる余地を増やしていくことでとてもやりがいを感じられるのではないでしょうか。

ふるさと納税などの事業に携わるというのは、大きな金額を扱ったり目にしたりする機会が増えます。それ自体も特殊で良い意味でのプレッシャーや楽しさになり得る要素ですが、何よりも「街にとって何でも応用ができるようなお金を集めてくる」っていう、街自体にとってすごく大きな意味があるお仕事だと思うんです。私たちパンクチュアルの社員は全員、その地域に移住して暮らしている市民でもあるので、私たちが少しでも携わったそのお金が何に使われているのかはやはり気になるところでもあります。市民のために、より良い街のためにどう使われているのかというのを見届けることもできる、そういう立場にいるんです。私たちが集めてきたお金の運用は市に委ねる部分になりますが、お客様や事業者様の声を市の担当者さんに直接お伝えできる立場ですし、私個人としてはやっぱり、自分が関わる街が本当に良くなって欲しいという純粋な気持ちでこの仕事をしています。

ーパンクチュアルの社員の一人として、今後は何を目指していきたいですか。

これまでは人数も少なく、守時さんに直接お話を聞く機会も多かったですが、これから会社が大きくなっていく中での文化醸成としては、私たち一人一人がしっかりと色を作っていく必要があるんじゃないかと思っています。まだまだ天井が見えない急成長を続けている中で、何十億という規模のお金を扱えたり、自分のやりたいことと会社の利益が合致することならば挑戦できる環境があったり、そういうパンクチュアルの「会社でしかできない事業」の面白さを感じながら私自身も働いていきたいです。

また、私自身がもうすぐ出産を控えていることもあり、そうしたライフステージの変化があったり、家族がいても安心して働き続けられるというモデルケースになれたらなと思っています。出張などの移動も多い仕事ではありますが、仕事と家庭のどちらも大切に、楽しみながら働き続けることができるんだよということを示して、若い子たちにも安心して働き続けていってもらえたらなと思います。

ーありがとうございました。

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