電器屋はいいぞ
家電量販店がおもしろいのです。
何がおもしろいって、家で使う大型の機械がとてもたくさんある。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、オーブントースター、IHキッチン、テレビ、パソコン、……。
そして、うちにはないようなロボット掃除機やら、巨大なシャンデリアやら、業務用プリンターまである。
よく知っている世界から、よく知らない世界まで、ひとつの建物のなかにガンガン詰まっている。
建物が大きければ大きいほど、その世界は広大で、梅田のヨドバシカメラや京都のビックカメラなんかは、もはや宇宙である。
目の前に宇宙が広がっているというのに、ワクワクしないほうがもったいない。君たちももっと気づかなければならないよ。宇宙に。
みたいなことを力説するとモテません。婚活アプリの宣伝ブログなどに、モテない男の特徴として「電器屋男」などと蔑まれて書かれていることでしょう。知らんけど。
そう。電器屋はモテない。初デートに電器屋を選ぶ奴などまずいない。初デートでアニメイトに行くほうがまだモテる(たぶん)。ていうか、なんか見たんかおまえ。
USJやディズニーランドは、夢がたくさんある素晴らしい場所です。
でも、電器屋にはユニバやディズニーが描き出せない現実的な夢(どういう日本語だ)が映し出されています。なにせ、そこにあるすべてのものが、お金さえあれば買えるのです。
ある日ついうっかりウォーレン・バフェット氏の養子として迎え入れられるようなことがワンチャンあれば、すべてが買える。
ワンチャンどころか年末ジャンボ宝くじの当選確率より低い気がするけど、物理的には手に入るものがすぐそこにたくさんあるというのは大きいのですよ。
ミニオンやミッキーは魅力的なキャラクターたちですが、彼らは実在しません。
いや、これは語弊がありますね。失礼しました。厳密にいえば、実在はしますが、我々とは違う次元のところに住んでいます。
中野さんちの5つ子の美少女たちも、次元が違うだけで実在はします。僕は五女推しです。第1話の時点では王道のメインヒロインでしたから。王道ツンデレヒロイン最高。はっ、しまった。3次元界に戻ります。
一般的な暮らしをしている家庭では、たくさんの電化製品に頼らなければ日常を送れません。
少し前に、関東で停電が起きると叫ばれていました。あれから1週間ほど経ち、こちらでは状況がちょっと把握できないのですが、皆様は大丈夫でしょうか。
うちもいちおう電池や懐中電灯は用意しているのですが、ああいったニュースがあると、やはり身構えます。
そもそもこれを書いているスマホだって、電気を供給された上で動いています。
ちなみに現在、充電3%。ひと桁台になっても結構ながく持つものなんだな。電気さいこー。だからこれを送信するまでは頑張ってくれ。電気さいこー。電池がんばれ。
サウナはたのしい。