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マイナーサンリオキャラクターたちを忘れないで

今年もサンリオキャラクター大賞が行われていますが、もちろん皆様は投票されたことと思います。

なんといっても、サンリオのキャラクターを愛することは国民の権利のひとつですから。

日本国憲法の条文にはうっかりミスで書かれていませんが、実は生存権と教育権と参政権の他にもうひとつ、サンリオ権というものがあります。すべての国民は、サンリオのキャラクターたちを愛すことを許され、同時に愛されることを許されるのです。

その愛を誰でも手軽にインターネットから送れるのが、サンリオキャラクター大賞です。それに参加しないのは、非国民とまではいかずとも、選挙に参加しないのと同じことだと自分は考えています。

ただ、このキャラクター大賞、すべてのサンリオキャラクターが投票の対象になるわけではなく、毎年80名までと枠が決まっているんですよね。 

半世紀以上に及ぶサンリオの歴史上のキャラたちを、すべて網羅すると膨大な量になるのだろうし、ある程度の数に絞られるのは仕方のないことですが、せめて100名まで拡げてほしいなあ……。

投票で善戦できなかったキャラ、つまり下位のキャラは、次回のキャラクター大賞からはエントリーを外され、出してもらえません。プロ野球でいえば戦力外通告。

公式サイトでは各キャラにエントリーナンバーが割り当てられていますが、これは基本的に人気順です。昨年に首位を獲ったシナモロールはNo.1。数字の若いところにいるのはポムポムプリン、マイメロディ、ハローキティ、けろけろけろっぴなどの有名人ばかり。

No.50のザシキブタあたりから、知る人ぞ知る存在のキャラがずらり。ザシキブタは1986年の第1回大賞では1位だったそうですが、今ではそこまで爆発的な売れ行きではないみたい。自分もキャラクター大賞に興味を持つまでは知らなかったもんなあ……。いずれポチャッコみたいなリバイバルヒットもあるかも。

しかしこのあたりはまだ安牌で、代打で活躍できる機会は与えられているレベル。問題は、それより下の70〜80位。

ヤフーとサンリオの提携によるパソコン教材用キャラのちょボットは、長らくこのあたりを彷徨っていたのですが、今年はあえなくエントリー落ち。

自分は前世で今は亡きYahoo!ブログをやっていたことがありまして、その背景スキンをちょボットにしていたこともあるので、なんとも寂しい。

ホプティコプティ、笑う女、ルッキールー、木馬、きりん、八千代チャーマー、ぽんぽんひえた、ビッグチャレンジ……。キャラクター大賞から外され、人々から忘れ去られていったキャラたちの数々に、ちょボットが加わっていくのが忍びない。

というわけで、80位のプワワには消えてほしくないので、速攻で投票しました。でも、シナモロールもふつうに好きなので投票しました。X JAPANのアルバムはどうせ出ないけどYOSHIKITTYにも投票しました。愛はいくつあっても良いのです。ちょボットとホプティコプティにも投票したいのですが。

M-1グランプリの敗者復活戦みたいに、エントリーから消えた者だけを集めたマイナーサンリオキャラクター大賞をやってくれないかな……。

そこそこ需要はありそうなんですけどね。笑う女に組織票が集まって、ポケモンのコイルショックみたいなことが起きそうな気もしなくはないけど……。


サウナはたのしい。