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【甘酸っぱい 新幹線初恋物語】実話

ほんまに、久しぶりに新幹線に乗っただよ。
どんくらいぶりやろ、2年ぶりくらいじゃろか、大好きなJリーグチームの川崎フロンターレが、天皇杯決勝に出た2017年1月1日以来。

またもや、フロンターレの優勝を見届けに、大阪へ向かってる2018年11月なう。

去年のリーグ戦優勝は現地で見届けられずで、何とか今年こそは頑張って見届けたい。まだ獲ってないカップ戦の優勝も良いけど、やっぱりリーグ戦の優勝は格別、何度でも獲りたい最上の喜び。

で、新幹線初恋物語に戻る。
約2年ぶりに新幹線乗ってたら、ふと思い出したのよ。ワシに初めて彼女ぽい人が出来た話。

ワシ、原秀則の冬物語って漫画を、高校3年の時メチャ読んでたのよ。

ほんまに、この漫画大好きで、未だに全巻取って置いてる。で、ネタバレだが、最終的に主人公は、専修大学に補欠合格するのよね。田舎もんのワシは超感化されて、専修大学を受験したのでした、偏差値42くらいしかなかったのにね。あと、亜細亜大学も受けた、石田ひかりが行ってたのかな、なんか行けてそうに思えて。

そして、神奈川大学も受けた。高校3年の当時、代々木ゼミナールに通ってたの。そこでカリスマ講師だった吉野敬介さんの授業大好きで、

そこで、「神奈川大学には、給費生っていう、学費免除の受験枠がある」って聞いて、これまた 感化されて受験したの。偏差値ゲロ低いくせに。高校3年の時、偏差値一覧見て、下から受験して偏差値32の大学落ちたのに、特待生受験してたの。世間知らずってのは恐ろしい。

で、給費生を受けたのは、家が鬼貧乏だったから。受検費無かったから、バイトと、姉やんから金借りた。そして新幹線代節約するために、ぷらっとこだまを行き帰りで使ったの。

で、帰りの車中で隣に座ったのが、受験生ぽい女性、美人ではないが、悪くない。too shy shy boyで、高校2年の時、人生初の告白をして振られて、ずっと傷心して引きずってたのに、その時は、何となく隣の女性に話しかけた。道代に。

道代は1歳歳上の浪人生。道代も神奈川大学の給費生試験を受けたとのことで、盛り上がり、連絡先を交換。

その後は、連日電話をする仲に。名字は忘れてもた。

昔はよ、当然携帯電話なんて無いけ、家電同士で電話するだよ、うちの電話はコードレスでも無くて、the黒電話!

道代から電話来ると、おかんが、
「だいすけー、(道代の名字)さんから電話よー」って呼ばれてそれが何かメチャメチャ恥ずかしかった。

だでよ、電話来そうな時は、電話のある廊下でスタンばって待ってるだわさ。なんか健気でない?

しかし受験後ってことは、2月とかやけ、まー寒いだわさ。んだども、廊下でえんえんと長電話するわけさ。電話切る時が切なくてのぅ、たしか岐阜に住んでたと思う、彼女。

ってここまで書いてて、道代でなくて、道子だった気がして来た。昔付き合った別の人とごっちゃになってた、似てるもんで、名前。

で、道子は浪人してたが、頭良くて、立命館大学も受験してた、あと同志社も。
そして、ある日、道子より「りつ(立命館)観に行きたいんだけど、一緒に来て欲しいの、新幹線代出すから」って言われて、行くことになった。歳上とは言え、新幹線代出してもらうってのは、悪い気がしたけど、何かその時は受け入れた、金無かったし。

で、京都デートした。立命館や同志社行って、清水寺とか行ったり、うどん屋とか行った。ワシにとっての初デートは、彼女に新幹線代出してもらった京都旅。日帰りだで、まー健全でござる。ピュアボーイだったけ、チュウはおろか、手も握らなかったと思う。

道子は無事に、立命館大学合格。
一方ワシは、地元愛知の、中京大、名城大、名古屋学院大、名古屋商科大も全て落ち、専修、亜細亜、神奈川大も当然全滅。立命館に近い関西の、神戸学院大、桃山学院大、大阪学院大も落ちて、福岡の第一経済大も落ちた。全滅。。

失意の中、道子と電話してると、前彼の話が良く出て来るようになって来た。前彼が立命館で、それで立命館受けたらしい。

「メチャ未練あるがな!ってか、浪人して立命館受かるまで学力上げたって相当やん」とワシは何かショックを受けてた。

今思えば、色々対話して気持ちをほぐしてあげればいいのに、何か裏切られたような気に勝手になってて、
「別れよう」
ってことになった。まだ、チュウもして無いのにぃぃ、何意地張っとんねん、ワシ!

最後に電話で道子に、泣きながら、
「だいちゃん、大好きだったよ」
って言われたのが、まだ覚えてる。耳元から離れ無い。

そんな、新幹線で出逢い、口説き、新幹線デートをしたワシのほろ苦く甘酸っぱい、初恋でござーした(^^)

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