見出し画像

良い職場って何だろう〜某自動車ショールームで学んだこと〜アルバイト編⑦

こんにちは。今回は前回の続きで某自動車ショールームで行っていた「創意工夫」の取り組みについて説明します。そして、その存在意義も書いていきたいと思います。(かつての職場、某自動車ショールームについての詳細は以前の投稿をご覧ください。)

創意工夫はもともとある四字熟語で、それがそのまま取り組みの名前になっていました。辞書に載ってる意味も前回の投稿に載せましたが、取り組み内容もその意味のままです。

創意工夫の取り組みとは?

どういうものかというと、業務の中で改善案や、作業効率が上がるであろう新しい提案を思いついた際に、専用の用紙に内容をまとめ提出すると上司が確認をし、採用可能かどうか判断をします。さらに、提案そのもののは画期的かどうか、作業効率がどれぐらい上がるかによって評価が変わります。その評価というのが、創意工夫手当という名のお金の金額によってわかるようになっていました。金額は500円から数千円(すみません、忘れてしましました…3000円ぐらいだったかな…)で500円刻みで上がっていくようになってたと思います。

アルバイトだからという金額制限はなかったものの、大体500円が多かったです。それでも、ちょっとしたお小遣い稼ぎになるので創意工夫のネタを見つけると嬉しかったものです。

初めての創意工夫提出の失敗…

書き方はフォーマットが決まっていて、A4の用紙に「題名」「現在の問題点」「改善案、新しい提案」「それによって得られるであろう(得られた)効果」これらを自分なりに文章にまとめて書きます。元々記入欄が印刷されていて決まっているので、わかりやすく要点をまとめて書かなければなりません。私が初めて書いたときは、用紙を持ち帰って大学の授業の時に書きました。とにかく、自分の思いの丈を記入欄に収まるように、小さい文字でつらつらと書いて提出しました。自分では「頑張った〜」と思ってたのですが、上司のスーパーバイザーとマネージャーとの面談の際にやんわりと指導をされました。

スーパーバイザー「この間、創意工夫を提出してくれましたね。たくさん一生懸命書いてくれて。」

私「はい。気合を入れて大学の授業の時にじっくりと書きました!」←間違った頑張ったアピール笑

マネージャー「頑張ってたくさん書いてくれてありがたいんだけどね、あれはもうちょっと短い文章でいいんだよ。要点をまとめて簡潔に書くのがいいんだよ。今回は頑張って長文を書いてくれたけど、大変でしょ?」

私(心の声:あっ、ダラダラと長い文章を書き連ねてしまったことを優しく指摘してくださってるんだな。しまった、長文を書くことで熱心さを表したつもりだったけど、的外れだった!)

マネージャー「それにね、大学の授業中に書くなんて心配になっちゃうよ〜。創意工夫は業務に関わることだから勤務中の時間内に書いてくれればいいんだよ〜。」

スーパーバイザー「一旦返すので、もう一度書いてみてもらってもいいかな』

私「はい。」

色々とツッコミどころ満載の当時の私の言動を優しく指摘して諭してくれた当時の上司たちでした。

ということで、初めての創意工夫は書き直しの再提出になったわけですが、決まった記入欄の中に要点まとめて、わかりやすく自分の提案を説明をするという文章を書くのは初めてのことでした。こちらも、大変勉強になりました。

存在意義

そして、この創意工夫の取り組みの存在が職場に対する不満解消に一役買っていたのではないかと思います。「なんでこの業務はこういうやり方なんだ」「もっとこうすればいいのに」そう思いながらも上司に伝えられずに我慢して業務を続けるということはよくあります。社員に意見を言うということは、アルバイトにとって時には言いづらかったりするものです。そういう時に、この創意工夫を利用すると、ただ意見を言うだけのスタッフではなく、同時に創意工夫の提出という業務をこなすスタッフにもなれるので気持ち的にも意見が言いやすくなります。しかも、評価が金額となって目に見えるので、こんなに嬉しいことはないですよね笑。

ちなみに、この創意工夫は会社が実施していた取り組みの一つなので、ショールームのスタッフだけが行っていたわけではありません。アルバイトは書きたい時にかけたのですが、社員は1年で最低12回の1ヶ月1回ペースで提出しなければいけなかったので、社員になってからは、ノルマに悩まされることになりました笑。

評価によってお金がもらえるからと言って提出しまくれば良いかというと、そういうものでもありませんでした。決まった形式にのせて、要点をまとめて書く必要があったり、誰にでもわかるように書く必要があったため、闇雲に提出できるものでもありませんでした。結果的に文章力の鍛錬にもなったように思います。

どうでしょうか?抱いた不満を自分の評価に持っていけるような仕組みがあれば、進んで自ら取り組もうと思えませんか?スタッフの向上心をアップさせるという意味でも、この「創意工夫」はいい制度だと思いました。

次回は、カスタマーサティスファクション(お客様の満足度)、略してCSを向上させる取り組みも行なっていたことを思い出したので、そのことについて書きたいと思います。

それでは、また来週よろしくお願いします☺️

#良い職場 #はたらきやすい職場 #スタッフ管理 #アルバイト #育成 #教育 #研修 #マネジメント

最後までお読みいただき、ありがとうございます!サポートしていただけると嬉しいですが、「スキ」を押していただけるととても励みになります。いつもありがとうございます☻