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良い職場って何だろう〜某自動車ショールームで学んだこと〜社員編②

こんにちは。

今回は、予告通り某自動車ショールームで社員となった私がまず最初に取り組んだ問題点3つのうち”①アルバイトスタッフ入社決定後のバックレ率が高かった”に関して書いていきます。今回は長めです。お付き合いください。

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バックレが多かった…

採用決定した人が、研修に来なかったり、研修を数回きてすぐに来なくなったり…ということが私がアルバイト時代の頃に何度もありました。いわゆる、バックレです。このバックレが多いと現場に負担がかかります。制服を準備したり、ロッカーの準備、支給する備品類の準備など、現場のアルバイトスタッフが前もって通常業務の合間に行います。また、現場での研修(OJT)もアルバイトスタッフのリーダーが分担をして行います。なので、途中で新人さんにバックれられると時間や労力だけが奪われたことになり、既存スタッフの負担になるだけでになってしまうのです。これは現場のスタッフに負担になるだけではなく、上司のスーパーバイザー(SV)への「見る目あるのか?」と言った不信感にも繋がります。私がアルバイト時代にも実際に負担に思っていましたし、SVに対して「見る目ないんじゃないの〜?」とも思っていました。(ごめんないさい😔)

SVのなって気づいたこと

社員となりSVになって初めて気がついた問題点もありました。スタッフが定着しないと何度も採用をかけなければいけなくなります。求人サイトに掲載するだけでも、1週間で十何万円かかるので(選ぶプランによって違いはあるようです)、採用活動が長引けば長引くほど、経費がかかることになります。また、採用活動は意外と時間と労力がかかり、自分の通常業務が滞ってしまう原因にもなります。さらに、すぐに人が辞めてしまうのは職場に何か問題があるのではないかと、上司に思われてしまう可能性もあります。

ということで、現場のスタッフにも負担をかけず、自分の通常業務の妨げにならないよう、すぐに定着率をあげる必要がありました。

なぜ、早々にバックれられてしまうのか。自分のアルバイト時代も含め、現場に問題があるとは思えませんでした。考えられる理由は、”「思っていた仕事と違う」と採用者に思われていた”、そして”面接時にその人物がクリーンスタッフの仕事の適任者かどうか見極められていなかった”ことだという結論に達し、対策を取ることにしました。

取り組んだこと

まず、採用面接時に取り組んだこととして、応募者に対してクリーンスタッフの業務説明をしっかりするということでした。詳しい説明は、以前の投稿で言及しているの割愛しますが、クリーンスタッフのあまり他にはない職種ですので、なかなかすぐに想像出来るものではありませんでした。地味な清掃の業務もありつつ、人前でパフォーマンスをする派手な部分もあります。ガッツリ清掃業だと思ってきた応募者は、意外と接客があり、しかもパフォーマンス清掃あるというところでギャップを感じてしまう方がいました。また一方で、ディズニーランドの清掃スタッフさんのようなエンターテイメント性に優れたスタッフだと思って応募をしてきた方にとっては、車のワックスがけや床の清掃など、割とコツコツとした清掃業務があるということにギャップを感じてしまう方がいたようでした。なので、面接の段階で、これらのギャップを払拭するべく、しっかり業務説明をし、クリーンスタッフの仕事を理解してもらえたかを応募者の反応で判断していました。入社後に「思っていたのと違う」となっては、雇う側だけじゃなく、応募者にとっても時間の無駄になってしまうことです。お互いに入社決定後に「あれ?」とならないように、面接の時点で出来る限り、職場や業務に関する説明をしていました。

業務説明に加えて、自分なりに工夫していたことがもう一つあります。それは、面接が終わった後の雑談です。面接を受けている応募者というのは、猫をかぶっていたり(言い方ヒドくてすみません。自分も面接受ける時は、猫かぶり気味です。)、緊張していたりするものです。そこで、終了後に、面接をしていた会議室からエレベーターまでちょっと距離があったので、ご案内がてら雑談をすることにしました。すると、面接自体は終わってるので、緊張がほぐれた様子の応募者が多く、面接の時よりも、その人が普段どんな感じなのか汲み取りやすかったように思います。話していた内容は、「緊張しましたか〜?」とか、「靴可愛いですね〜」とか取り止めのないことで、あまりこれまでの面接内容とは関係のない、どちらかというと本当に私が興味を持って個人的に聞きたかったことを聞くみたいな時間になっていました。と言ってもほんの数分なのですが、面接の時にはガチガチに緊張していて言葉少ない応募者の方が、この雑談タイムの時に楽しそうに笑顔で話してくれたことで印象が変わり、採用を決めたこともありました。逆にグイグイくる感じの方もいて、心の中で「あら〜」となるパターンもありました。クリーンスタッフの求人への応募者は20代女性がほとんどでしたが、老若男女問わず、面接で緊張をすることはよくあることです。本来の自分を出せないとか、あるいは本来の自分を隠すということもよくあることだと思います。なので、ちょっとばかり本音が見えるような面接終了後の雑談はおすすめです。

そして、バックレは減ったのか??

そして、肝心の成果ですが…(ドラムロール!ダダダダーン、ジャン!)結果として私がSVになってから、バックレがなくなりました!定着率100%!!私が採用したスタッフ皆さん、某自動車ショールームが閉館する最後まで勤めて下さいました。そう、この某自動車ショールーム既に閉館していてもうありません。このこと前に書いたことなかったかもしれません…(どっちだ?書いてないっぽい…すみません😣)私がSVとなってから入社した人は皆さんは、閉館する最後の日まで在籍してくれました。既存のスタッフを含め、全スタッフに閉館する最後まで在籍してもらうためのモチベーションの保ち方など工夫をしてたこともあるので、またそれに関しては後々書きたいと思います。

話を戻しまして、採用面接時に注意をしていただきたい点がございます。すでにご存知の方も多いかと思いますが、大事なことなので念のため書いておきます。

面接での注意点

それは、「面接で聞いてはいけないこと」があるということです。ググるとすぐに出てきますので、ご存知ない方は調べてみてください。全部で11項目あり、聞く側はちょっとした世間話のつもりでも、聞いてしまった時点で法律違反や就職差別と判断されてしまうこともあるそうなので、注意しましょう。また、会社の信用にも繋がることとなりますので、採用面接を担当されている方はお気をつけください。私も、初めて採用面接に参加する前に上司からマニュアルをもらい、指導を受けました。これは私の経験談ですが、去年、採用面接を受けた際に、この「聞いてはいけないこと」のうち3項目も質問をされまして、「うげっ」となりました。いまだに平然とこんなことを聞く人がいるのかとガッカリ。当然、辞退させていただきました。応募者にとっても、そういう質問をしてこないかどうかが、自分が安心して働ける会社であるかの判断基準になります。採用を担当してない方でも、役立つと思うので、頭に入れておくことをおすすめします。

そして、面接というのは、会社が応募者の中から採用者を選ぶのと同時に、応募者が自分に合った会社を選ぶ場でもあると私は考えています。威圧的にしたり、必要以上に厳しくする必要はないと、思っています。応募者が、会社や職場などを判断する場でもあるということを、面接をする側は忘れてはいけないと思うのです。

以上が、某自動車ショールームで社員となった私がまず最初に取り組んだ問題点3つのうち”①アルバイトスタッフ入社決定後のバックレ率が高かった”に対して実施した取り組み、工夫となります。及び、面接時の注意点になります。

次回は、”②新人スタッフのOJT(現場での研修)時に使うマニュアルでは、覚える業務の優先順位が分かりにくかった”という問題点を改善するために取り組んだことを書きます。

また来週よろしくお願いします☺️

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