見出し画像

旦那飯は韓国料理 67 /受け身な日本人と主体的な韓国人のはなし

豆腐を炒めてタレをかけて食べます
鶏の手羽元はなかなかボリュームあり

最近また韓国語の勉強をし直している。その国の言葉を覚えるためには、その国の文化や習慣も理解しないとわからないことがある。

そういうときに活躍するのが韓国人の旦那だ。

私に韓国語を教える気は、ないけど、質問や韓国の習慣や文化には答えてくれるから、時々教えてもらう。

話を聞くたびに、同じアジアで似ているけれど、やっぱり全然違うことに気づく。

最近気づいたのは、日本語は、受け身意識で、受動態の言葉があるけれど、韓国語に受け身言葉の表現はないことだ。

あ~❗️だから、韓国語は主体的、能動態でストレートなんだ。

「れる」「られる」をつけたら受け身形になる、そんな正式表現がないらしい。

例えば、
日本語で 「携帯を見られた」を、韓国語で表すと 「見られた」と言う表現はできないから「誰かが私の携帯を見た」となるそうだ。

さらに「~させていただく 」などの表現方法もないそうだ。

なるほど、だから日本語的な表現で韓国語を考えたら行き詰まるのか~、妙に納得した。

言いたいことを言いたいときに、率直に伝えるのが韓国人。

言いたいことを遠回しに、相手に気づいてもらいたい、曖昧な伝え方の日本人。

お国柄が言葉にもしっかりでていたのだな。

お国柄といえば、韓国人はとても干渉してくる。
以前韓国で、旦那の女友達に会ったときも、ロン毛な旦那に向かって「なんでそんな髪型してんの?早く切ったほうがいいよ❗️」と言ってきたことにびっくりした。

相手の事情に干渉するのは、韓国人特有の親しみ、相手を思う「情」らしい。
日本人にはただのお節介にしか感じられないかもしれないな。

さすが韓国は「情」の国だな。

韓国語は、率直に話すようにできている言葉だから、知らない人が聞くと喧嘩してるみたいに聞こえる。
初めて韓国で聞いた、おばちゃんたちの話し声が怒ってるようにしか聞こえなかったのを思い出した(笑)そのときから韓国人は喧嘩腰で話すから、コワッ❗️と長い間思い込んでいたな(笑)
今頃やっと本当にのことがわかった気がする。

ただ、ストレートゆえに相手に早く気持ちが伝わり、わかり合えるのには、時間がかからない。言えば後はあっさりしたもんだ。だから距離感は近い感じがする。

一方日本語は、その逆に感じる。
他人とは一定の距離感をたもちつつ、「親しき仲にも礼儀あり」。
だから距離感はすぐに近くなりにくい。

旦那は日本に住んでいるから、出来るだけ日本人式に従うようにしてるようだか、時々「ハッキリ言えば話が早いのに遠回しにしか言わないからなかなか伝わらんし、結局拗れたり、長引いたりする。なんで日本人はそうなんや❗️」と嘆いている。

たしかに、言いたいことが言えず、我慢したり悶々とする日本人の私は、何でも思ったことをハッキリ言う韓国人がうらやましい時もある。

これからは、言葉には気をつけながら、韓国人風に、自分の気持ちを素直に表してみようかな。
今よりは、楽になれそう(笑)

サポートなど恐れ多いですが、気に入っていただけたなら、幸いです。