見出し画像

超歌舞伎2022は、超リアルライブだった!

本当に久しぶりの南座

思いがけず、超歌舞伎2022のチケットをいただいた。

歌舞伎といえば、
①学生時代に学校から
②祖母と玉三郎さんを観に
③母親と一緒に古典歌舞伎を
この3回しか行ったことなかったと思う。しかも、どれも一般席だったが、今回はなんと、花道の橫やんかいさ❗️
ものすごく良い席のチケットで、ありがたや~❗️テンション上がるわ~。

舞台も近い❗️

ここ2、3年ほどは、ライブやイベントにも行けず、ワクワク感もすっかり忘れ去っていたから、ひとりで思いきって行ってきた。

おひとり様は全く問題ないのだが、歌舞伎のマナーなどがよくわからないのが不安だった。

母は歌舞伎を観に行くときは必ず着物を着ていたから、着物で行かなければならないイメージもあったけど、今は大丈夫らしい。ましてや「超歌舞伎」だ。ラフな格好で参加してみた。

しかし、「超歌舞伎2022」って一体なんだ?
NTTのテクノロジーと古典の歌舞伎が融合し、「中村獅童」とボーカロイド「初音ミク」が競演するらしい。

南座にはミク推しらしき人たちも多数きていた。

今回、ありがたいことに演目のなかに「超歌舞伎のみかた」というものがあり、歌舞伎の決まり事や、鳴り物の表現、超歌舞伎には必須アイテム、ペンライトの活用の仕方、必要性などを詳しく解説してくれた。

例えば「隈取りの赤は善を表し、青は悪を表している」とか

そんな意味があったとは!

「隈取りは血管を表現している」とか、知らなかった。
でも、ちょっと知っただけで、わかったような気になってしまうものだ。何も知らなかったときよりも妙な親近感があり面白味が増した感じがした。

中でもペンライトの説明には力がこもっていた。
このご時世、客席から声は出せない。でも歌舞伎にはやっぱり「大向こう」(萬屋!成駒屋!と声援を送る)がないとね〜。
と思っていたら、オリジナルペンライト大向こう付き!なるものが❗️ちゃんと推しの色と大向うがセットされている優れもの。
ホンモノの大向うさんの声を使っているらしいが、ボーカロイドみたいな高い声で、なんだか可愛らしくて、笑えた。
でもあれがあれば一体感を感じられる。楽しいだろうとは思う。
しかし、一本4000円❗️
これからも超歌舞伎を見続ける人には安い買い物かもしれないが、私みたいなにわかファンには手が出せない。

このペンライト、初めは客席に、持っている人が少なかったのに、どのように必要なのか、どうやって参加するのか、使い方などを聞いたら、次の演目にはかなりの人が買っていた。
効果絶大だ❗️

さらに、買えない人は、携帯のライトで参加OK!
だが、実際やってみたら携帯は案外重いので、ずっと持つのがつらかった。ペンライトほしかったな。

「これ、韓国ならきっと座席においてあるだろうなぁ」と旦那が言ってたが、私も同感。
商売的にはうまいんだろうけど、レンタルや、お手軽価格での大向こうなしのバージョンを用意してもよかったんじゃね?とは思った。

私的には、物語もわかりやすく、初音ミクちゃんは、とても可愛かった。

歌舞伎って江戸時代でも流行のエンタメだったろうし、新しいものを取り入れたりしたんだろうなぁ〜と思うと、このテクノロジーとの融合は違和感なく、すんなり受け入れられた。
伝統を守りながらも、時代とともに進化していくことはとても大事なことだと思っている。
古典の歌舞伎はもちろん大迫力だが、参加型の超歌舞伎は今後さらに人気がでそうだなと感じた。

説明のあと、休憩が30分。本来ならば座席で、いわゆる幕の内弁当を食べたりするんだろうけど、今は出来ないから、外に出ておにぎりだけ食べて準備万端、いざ、歌舞伎へ。

花道が近いぜ❗️

座席につくと、南座で地震か?と思うくらいの大音量。
鳴り響く爆音は、前列のご高齢のご婦人方には辛そうだったな。あそこまでの音量必要なのかな?

花道の橫だったから、後ろから声が聞こえたら「来るぞ~来るぞ~」とワクワク!!
振り返ると、そこには中村獅童さん。
お~、ホンモノ❗️←当たり前
後ろの席の若い女性は獅童さん推しらしい。ワクワク感が伝わる。

花道を出入りするときには、幕を引く音がリアルにガラガラガラ~‼️
と聞こえたが、微妙に強弱や、スピードが違い、あれはあれで、大事な効果音の役割を果たしているみたいだった。

私の場所からは、後ろ姿や横顔がとても良く見えた。
中村獅童さんは、さすが主役だけあり、存在感はすごかった。
でも、私的には、未亡人で、初音ミク演じる姫のお母さん役、高定役の中村蝶紫さんのオーラが凄かった。
真横でみた姿は、芯が強く、凛とした上品な姿は女性よりも女性らしく素敵だった。

物語がどんどん佳境に入り、いよいよペンライトを使って皆が一緒に盛り上がる時がきた❗️
獅童さんがキメゼリフをいったら一斉にライトを点灯。
おぉ~❗️ペンライト効果が発揮された❗️
私は携帯ライトで参戦。
獅童さんからお許しが出たら、全員立ち上がり、手拍子やペンライトで一緒に盛り上がった❗️

煽る獅童さん
盛り上げます❗️
場内総立ちだ❗️

最後は、歌舞伎というより、ライブだった。会場に降りて、オーディエンスの中に入っていく獅童さんは、ロックスターみたいだ❗️
ダミ声がピッタリ(笑)

ミクちゃんも頑張ってました(笑)

あっという間の約2時間強。歌舞伎に一体感を感じるとは❗️
超歌舞伎はライブだ。
しっかり楽しませていただきました。感謝。
























この記事が参加している募集

サポートなど恐れ多いですが、気に入っていただけたなら、幸いです。