愛をいう君

火曜日。
4歳が熱発のため、幼稚園を欠席した。
しかし、熱はさぁっと引いて、あれよあれよと元気な息子。
元気どころか、姉6歳が不在の中、母と過ごす休日に浮かれぽんち丸出しキングだった。

シャイな息子が珍しく歌を歌っているではないか。
しかも自作の歌。
娘が3,4歳のころは本当によく歌を歌っていて、もちろん自作の、それが本当にかわいくて可笑しくて、育児の疲れも吹き飛ぶとはこのことよのう、とありがたく拝聴していたのだけれど、息子ってば普段本当に歌わないのだ。まして、自作の歌なんて。
おそらく、姉に笑われるのが嫌なのだと思う。
姉は強くて賢い(ほんの2年分)。隙を見せるといけずを言われたりもする。彼にも一応のプライドはあるのだも。

さて浮かれた息子のその歌が以下

「たーまごやきたまごやきーたーまごやきたまごやきーたーまごや・・・」

延々、卵焼きだった。
息子の名誉のために言うと、彼の好物は卵だ。
愛を歌うとき、人は繰り返したくなる。母さんわかるな。

末っ子にごはんを食べさせながら、何となく聞き流していた。卵の歌。
すると末っ子、突然、いつの間にか持っていたらしい、姉のアクアビーズの作品を味噌汁へダイブ。
あぁぁ!大変だよう、アクアビーズはその性質上、濡れると壊れてしまう。
まったく目が離せないんだから、とアクアビーズを始末していたら、BGMが

「まま~だいすき~」

に変わっていたのだよね。
母さんは気が抜けないよ。

この記事が参加している募集

#育児日記

48,649件

また読みにきてくれたらそれでもう。