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夢をみる彼。4歳の記録。

先日、息子が4歳になった。
おめでとう息子。

息子の幼稚園では保護者を招いたお誕生日会で、大きくなったらなにになりたいか、をたずねるコーナーがある。

さて、息子は月末のお誕生日会でなんて答えるのだろう。

「大きくなったら何になるの??お誕生日会で訊かれるんじゃない??」

幼稚園までの送迎の車中。
待ちきれない無粋な母なので執拗に聞く。

息子「うーん。車」
く、く、くるま。う、うん。

息子「あーでもさー」
でも?でもなに?

息子「(僕には)タイヤがないよねぇ」
タイヤ、がね。うん。ないね。

息子「じゃあ、バッタ!」
バッタ...バッタか...そうか。

息子「でもさー」
うん。でも?でも?

息子「バッタは大きくなったらカエルになっちゃうよねぇ」

ごふっ。多分ならない。
なったとして、どうなんだ。
むしろ水陸両用でバッタよりよさげ。

そこへ、姉(6歳)
姉「でも、バッタはすぐに死んじゃうよ」

息子「え!!死なないよ!!死なないよね!!ママ!」
バッタに対する認識が著しくズレている。

息子がなんと答えようとまったく構わないのだけど、保護者の前で返答するうら若い先生が心配だ。

例えば、「お巡りさんになりたいです!」なら、「いつも元気な〇〇君ならきっと強くてカッコイイお巡りさんになれると思います!先生が困っていたら助けてください♡」となる。

が、バッタならどうだろう。
「いつも明るいムスコ君ならキレイな緑色のバッタになれると思います!いつか先生にもつかまえさせてください♡」
無理がある。無理。
そんなの目も当てられない。若くてかわいい先生にそんな茶番はさせられない。
車でも同じだ。茶番を繰り広げるしかない。

母「例えばね、今よりお兄ちゃんになるでしょ?お兄ちゃんにはなったらパパみたいにいつかはなるよね。そのとき、どんなことしたいかなー?ってことなんだけど、わかる??」
息子「うーん。おしごと!」
母「どんなお仕事かなー??」
息子「スーパーのピッ!する人♡」

ぎゃ。かわゆい。
かわゆいんだけど、かわゆいんだけど、なんつーの時間と条件さえクリアしたらなれる感がちょっと物足りない。無粋な母ですいません。

その後、タクシーの運転手さんやら、歯医者さんやら、息子はあれこれ言ってたけれど、時々、カラス、とかも言ったりして、もはやまったく読めないので、当日までハラハラをワクワクに変換させて楽しみに待つことにします。


因みに、お誕生日のゴハンのリクエストを尋ねたところ、サラダと塩おにぎりって言われてちょっと困惑したよね。ほんのちょっとね。

※画像は息子リクエスト、ひらめきノージーのノージーではなく、シナプーを配したケーキ。

3歳の彼


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