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父親との別れが頭をよぎった日

どうも、ぱぐみです。少し前の話になりますが、あの時の気持ちを残しておきたくてnoteします。

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2020年9月3日、姉からLINEで連絡。内容は以下のようなものでした。

お父さんから倒れた
後頭部を強打して、意識なく病院に運ばれた
10年前にも患った低ナトリウム血症
意識は戻ったが、今も意思疎通が取れない状況

父親は10年前にも胃がんになり、手術は上手くいったものの退院した後に自宅で倒れ、喋ることもできず起き上がることも出来なくなりました。当時は他の要因もありましたが、倒れた原因は低ナトリウム血症。

当時は奇跡の回復で、半年後には喋り歩けるようにもなりました。ただ今回は頭を強く打っていることや年齢のこともあり、とても心配になりました。

そして最悪な事態が頭をよぎります。

自分はアメリカにいて、コロナで日本に帰っても2週間の自主隔離で父親に会えない。しかも息子のパスポートもまだ取ってない。もしこのまま回復しなかったら…

今までアメリカと日本にそれほど距離を感じていませんでしたが、その時はとても遠く感じました。そして、離れているからこそ何かあったときの覚悟はしておかなければいけないんだと気づきました。

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父親は検査の結果、脳に異常はありませんでした。その後、体力の低下などはありましたが、少しずつ回復していきました。

そして、2020年12月23日に退院し自宅に戻れました。杖は必要になったけど、元気にピースしている写真が送られてきてとても安心しました。

コロナが落ち着いたら、日本に帰って会いにいこう。そう強く思った出来事でした。


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