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2022卒学生に聞く新卒採用シリーズ①学生のココロが離れる採用担当者の特徴

こんにちは。今日も皆さまお疲れ様です。

「顔の見える就職と採用」を実現すべくお仕事をしています、株式会社パフの石河です。
最近、就活を終えたばかりの2022年卒の学生さんと一緒にウェビナーを実施したのですが、目から鱗?耳が痛くなる?そんなような学生のホンネがたくさん語られていたので、Noteを使ってシェアしようと思います!

2022卒学生に聞く新卒採用シリーズ、第1回目は「学生のココロが離れる採用担当者の特徴」について、当日のウェビナーの内容を抜粋しながらお話しできればと思います。

1)登壇してくれた学生

学生A(女性/22卒/関西私大文系/医療メーカー就職)※以下Ⓐ
学生B(男性/22卒/関東私大理系/コンサルティング業界就職)※以下Ⓑ

2)これはないわ~という人事の行動言動って?

Q:これはないわ~という人事の行動言動ってありました?
Ⓐ:説明会の質疑応答の時に、うなづきや相槌が無く真顔で。学生の質問や話に対してノーリアクション...
Ⓑ:それ嫌ですね。面接の時のアイスブレイクでバスケの話をした後、面接官の自分語りがとにかく長かったことがあって。居酒屋みたいでした…その後の面接は、自己PRやガクチカに対して「面接官の意見」を頂くことが多く、自分自身がアピールしたい話が出来なかったので印象良くなかったのを覚えています。
Ⓐ:自分の話をしっかり聞いてくれた時は良い印象だったんですけど。
Ⓑ:そこは同意ですね。

Q:Bさん、ちなみに面接はその後どうなったの?
Ⓑ:その後の面接は意見の掛け合いが多く自分の話したいこと、アピールしたいことが話せなかったです。

Q:嫌だったエピソードは、他にありますか?
Ⓐ:質疑応答の時に定番の質問に対して「またこれか」というリアクションをする時ですね。定番とはいえ知りたいことなので、そういうリアクションをされると困ります・・・。
Ⓑ:新規事業をどんどん起こしていて、一生懸命働けそうなところを魅力に感じていたのに、 ワークライフバランスのエピソードをプッシュされた時ですね。どんな学生に来て欲しいのか、分からなかったので。自分は「しっかり働ける」点を重視していたので、ワークライフバランスは刺さらなかった。
Ⓐ:給料や福利厚生を重点的に話す企業が多かった印象ですが、自分自身は仕事や、やりがいについて知りたかったためズレを感じました。
Ⓑ:福利厚生やワークライフバランスは大事ですけど、人事の方たちは学生によって刺さることが違うことを認識してほしいです。

Q:人事の性別や、採用メンバーの男女比の構成で、学生の安心感って違うの?
Ⓑ:自分はそれほどに感じなかったです。社内の男女比とは明らかに異なる人事の男女比だと、「女性採用しようとしているのかな…」と勘ぐってしまいますが、そこまで気にはなりません。
Ⓐ:私もそこまで気にしたことは無いです。男女比より、人事同士で楽しく話したり、雰囲気の良さが伝わると良かったです。体育会系の会社に行った際、「ザ・体育会系男性」の人事が多く、良くも悪くも雰囲気がよく伝わりました。
Ⓑ:人事の性別よりかは、会社の雰囲気が伝わることほうが大事だと思います。

3)採用担当者の雰囲気や印象は、選考を進むうえで大切ですか?

Q:採用担当者の雰囲気や印象は、選考を進むうえで大切ですか?
Ⓐ:「とっても大事で一番大きい!」と思います。学生は特に重視していると思います。就活仲間と話すときにも採用担当の印象についてはよく話題に上がっていたので。

Q:事業や仕事内容よりも、人事の雰囲気の方が決め手になる可能性があるか?
Ⓐ:決め手になります。どっちにしようか迷ったときの判断軸になるからです。
Ⓑ:選考に進む段階では、事業や仕事内容にはある程度興味を持っている。ただ、面接から先は、採用担当者や社風などで判断していくので、採用担当の雰囲気は決め手になりますね。

4)どうしたら学生は本音を話したくなるの?

Q:採用担当に言っておきたいことはありますか?
Ⓑ:ガクチカは、結果や背景や情報だけではなく、プロセス・努力の部分をみてほしい。その方が本音も知れると思うからです。

Q:どうやったら学生の本音がひきだせるのでしょうか?
Ⓐ:「素朴な質問でも大丈夫です!」というの質問のハードルを下げるフォローをしていただけると本音で話しやすくなりますね。
Ⓑ:面接官が「素で喋ってくれる人」かどうかだと思います。 面接の時に人事が「今日鼻炎なので、鼻かむけどごめんね!」と言ってくれて、一気に距離が縮まった経験がありました。今日は素で話せるなって。
Ⓐ:そういえば自己開示がうまい人事もいらっしゃって「私丸顔なんで、すぐ覚えてもらえると思います。」と仰っていたエピソードを思い出しました。笑

5)人事にされて嬉しかった言動、エピソード

Q:されて嬉しかった言動、エピソードはありました?Ⓐ:説明会中に「もうちょっと顔が明るい方が見やすい」と指摘してくれたんです。大勢の学生がいるなかで、きちんと自分を見てくれているという印象を受けました。何十人も参加していると「見られていないのでは?」と感じがちですが、そういう言動があると見てくれていると思えて嬉しいです。
Ⓑ:面接が進む毎に、前の面接の内容がしっかり引き継がれていることが嬉しい。自分に時間をかけてくれていると感じて好印象。2次面接、3次面接で毎回同じことを聞かれると、なんだかな…と感じてしまいますが・・・。

Q:そのほか、良い印象を受けたエピソードがあれば教えてください。
Ⓑ:最後にアピールしたいことある?と聞いてくれた時ですね。
Ⓐ:私もそれ、思いました!良い印象を受けた他のエピソードとしては、
(1)説明会の質疑応答の際、学生が手を挙げづらいときに先輩社員に話を振って学生の質問を引き出してくれる時。学生へ気を遣ってくれていると感じますし、(2)時間ぎりぎりまで精いっぱい対応しようとしてくださっている時。そして、(3)社員同士が褒め合っている時があって、雰囲気の良さにが出ていた時ですね。特に(3)を見ていると、自分も自ずと惹かれていました。

6)まとめ

いかがでしたでしょうか?30分間のウェビナーでしたので、深掘りが足りていないところもありますが・・・。

採用のフロントにたたない現場の面接官の方にも頑張っていただかないといけないところもありますが、学生と多くの接点を持つ採用担当としては、「学生の視点心情を慮って誠実に対応すること」は求められると感じました。

ついついやってしまいがちな”自分語り”を無くしてしっかりと傾聴すること、本音を見せてくれるようこちらからまずは胸襟を開くこと、実はオンラインでも伝わっている”雰囲気”を意識して醸そうとしてみること。
こういったことは、自分ベースでもできそうだと思いました。

文章にまとめてしまうと、月並のような感じですが・・・。文章からでも学生のホンネを少しでも感じていただけたなら、嬉しいです。

7)次回のテーマは・・・

選考に参加したくなったインターンシップとは(文系学生編)」です。
次回の更新をお楽しみに!

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最後にちょこっとだけ告知をさせてください。
 ●学生の本音ダダ漏れの場に参加したい
 ●志ある企業と一緒に、採用について議論したい
 ●観の育まれた学生に出会いたい
そんな取り組みをしたい方、ぜひ一緒に職サークルに取り組みませんか?

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