自己紹介: 5分でわかる履歴書と15分かかる足跡

自己紹介文は140文字と制限されているので、もう少し細かい履歴書とこれまでの軌跡を書くことでnoteへの歩み出しとしよう。

職業: 気候学者
出身地: 愛知県 (出生は福岡県)
現住所: ノルウェー
趣味: 相手に接触の少ない球技、料理、語学、母岩から晶出した鉱物原石を眺める、鉄道旅行、図工の成績が2でもできるジオラマ製作
映画: L.A.コンフィデンシャル、ニューオーリンズ・トライアル、アメージングスパイダーマン、マッチ・スティック・メン
好物: ブリ、豆腐、イカリング、ケバブ、とんかつ
座右の銘: 質実剛健

幼少期

会社員の父と専業主婦の母のもとに次男として愛知県の片隅に生を受ける。4歳離れた兄の存在は頼もしく、特に小学校低学年時は兄がいると言う事実だけで自分まで強くなれた気がした。当時はビッ○リマンというチョコ菓子付きのシールが流行っていたが、狸のようなキャラクターが3回続いたところで自分の中でその流行は流行ではなくなる。
小学4年から少年野球を始める。当時の監督は鬼軍曹というより鬼そのもので練習・試合中は罵声・怒声以外聞いた記憶がなく、バットが細い金棒に見えた。それでも与えられたのはショートで5番と、攻守に渡り重要度の高いポジション。

思春期

そんな野球を「坊主になりたくない」という思春期にありがちな理由だけであっさりと捨て、消去法で中学のバレーボール部に入部。父から受け継いだ遺伝子なのか、毎日跳び続けたおかげなのか中学3年間で177cmまで身長が伸びる。
地区で2番目の隣市の進学校に行くと息巻いていたが、蓋を開けてみれば同町の地区で5〜6番目の公立高校に踵を掠めてはいたが足切りにはならずに進学。にもかかわらず将来は地質学者になると中学卒業文集に人目も憚らず身の程を弁えぬ宣言をしてしまい、後戻りできなくなる。

その大それた寝言をなんとか実現するべく、高校では勉強に集中しようと固く決意するが他中学出身の端正な顔立ちの同級生に入学式当日にバレーボール部に入ろうと誘われ、断る術を知らないまま入部。決意の固さは果汁○ミ程度だったことを露呈する。そして1学年上のマネージャーの先輩に酢豚よりも甘酸っぱい密かな憧れを持つ。最終的に身長は183cmまで伸びる。

幸い高校の先生方の授業の質は非常に高く学年を重ねる毎に志望大学への望みが徐々に出てくるが、2年時にセンター模試の国語で59/200点を叩き出してしまい、誰もいない放課後の教室で両膝の皿が同時に割れたとしか思えないほど膝から崩れ落ちる。
そんな自ら作り出した逆境を何とか乗り越え、志望大学に合格。合格通知が入った封筒の色は今でもはっきりと覚えている。
小学校から高校まで12年間ほぼ同じ通学路を歩いていた反動で、大学から関西へ。

大学期〜田舎者が都会で暮らす

港町にある国立大学の理学部に進学し、初の一人暮らしを始める。友人を作ろうと何を思ったか、なぜか体育会のバレーボール部に入部。レベルが高すぎて半年で退部。国体出場経験とかたや県大会前の地区予選の準決勝止まりでは比べる方がどうかしている。ただそこで知り合った同期の友人(彼も早々に退部)とは大学4年間以降も交流が続く。

バイトをして、授業をサボったりと普通の大学生っぽいことをしてみるが、遊んだことのない田舎者が都会で暮らすのは困難を窮めた。正直、周りの遊び慣れた友人・同期に合わせて背伸びをしていたことが否めない。調子に乗って中型二輪の免許をとってバイクを乗り回すが、ある日住んでいたマンションに停めていた愛車が忽然と姿を消し、「盗んだバイクで走り出される」側の人間になる。後日愛車はマフラーが根元から切断されるという変わり果てた姿で隣署の警察官によって発見された。

さらに地質学者になろうと学科を選んだにもかかわらず、実際の授業を受けてみるとこれは趣味でやった方が良さそうと、将来的にもっと社会的に需要のありそうな分野へ方向転換。当時は地球温暖化問題が市民レベルにまで取り上げられ始めたこともあって、気象学・気候学者ならこの先何とかなりそうと、ここでもまた消去法で選択する。

4年時の研究室配属で気象学研究室を希望するも希望者殺到で断念。三度慣れ親しんだ消去法を駆使し古地磁気学研究室を選ぶ。と同時に別大学の大学院で気象学・気候学を勉強・研究しようと他大学の情報を集め、北日本にある国立大学の比較的入りやすい大学院修士課程を受験。合格し、4年間過ごした関西を離れる。

次回へ続く。


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