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【人の評価】店の評価作りは、店の文化を作るという事【作り方】※最後以外無料

今回の記事は、Twitterでも反応やDM質問の多い「人の評価」に関して書きました。記事全部無料ですが、最後に有料でエクセルデータで実際に私が使っている人事評価表を載せました。時間の無い方、よろしければどうぞ

では、本題です。
私の「人の評価」に関する結論から言うと、

「お店が大事にしている考え方を、大事にしてくれるスタッフ」

こういう人を、お店も大事にする(評価する=時給を上げる)。
という考え方です。

感動共感

1、なぜ評価が必要なのか

長年、人を雇っていると全員同じ時給というわけにもいかなくなりますよね。
仕事がデキる人、デキない人。
理由は色々あるけど、差がだんだん生まれてきます。

そしてその差をずっと放置してしまうと、
「頑張っても時給が上がらない」→「頑張るだけ損」
という考えが生まれてしまいます。

・頑張りたい人→辞めてしまう
・頑張りたくない人→サボる方向に悪化

また、TwitterのDMでよく相談を貰う内容に、ベテランと新人の衝突問題があります。
年齢差、キャリアの差があって、
「話を聞いてもらえない」とか、「言いにくい」とか。

実は、こういった問題を解決する為にも、「人の評価」が役に立ちます。
それは、お店の方向性がハッキリしていれば、
「相対評価」ではなく、「絶対評価」というモノサシで測ることが出来るからです。

「モノサシ」があれば、お店が大事にしている考え方で人を測る事が出来る

モノサシ定規


2、自店の例

私がお店で使っているツールであれば、いくらでも共有します。
ですが、ひとつ覚えてて欲しい事があります。

それは、

丸々コピーしても、使えない

という事です。

自分のお店に合わせた
「人の使い方」、「お金の使い方」、「時間の使い方」を反映させて
、自分自身が一番幸せになれる形を想像して、評価を作っていきましょう。

下記は、
2021年2月現在、自店の「評価表」と、「時給残業勤務量シミュレーション」の例です。参考に。

従業員評価表_page-0001

時給深夜社保勤務量シミュレーション

3、具体的に時給を決める手法

時給を変える必要性は感じるものの、
・いくらまで上げても良いのか
・誰を上げるべきか
とても難しいですよね。
適当に上げるわけにもいきません。

そこでオススメする手法に、「5W1H」の切り口があります。

①What(具体的な金額
②When(どのレベルの時点で)
③Who(どの人に対して)
④Where(どういうシフトに)
⑤Which(評価するか、評価しないかの瀬戸際での価値観
⑥How(正しいやり方

▼運用例
お店として①3万円ぐらいまでなら時給を上げられる。
評価の方法を白紙に書き出して、やって欲しい事をリスト化していく。そしてその難しい内容、お店として特に評価していきたい内容を考えて、グループ化していく。そのグループ化された仕事を、②難易度のレベル別に振り分けていって、階層別の評価軸を作っていく。
それと並行して、③いろんな時間帯に現実に居るメンバーの顔を思い浮かべながら、
やって欲しい仕事内容を、作業割当の見直しやシフトの調整をしながら作り上げていく。
そして、⑤評価する人と評価しない人との差を説明する必要性が生まれる為、「コレは正しい」「コレは正しくない」と、評価の瀬戸際の価値観を確定させる必要が出てくる。
そして、その正しいやり方の理由と共に、⑥具体的な仕事のやり方を教えられる必要性があり、ルールとして誰が見ても分かる状態になっていて、さらにその評価を周りが納得している必要があります。

4、仕事の作り方を、3ステップで考える

複雑な仕事を考えていくとき、
「どこから手を付けたら良いか分からない」
と、なる人が多いかと思います。そこで、私が考えた頭の整理をしやすい図をご紹介します。

円周の図


①ルール作り
②チーム作り
③仕組みで定着させる

この3ステップで、仕事を作っていきましょう。

どんな仕事であってもルールを作るところから始めていきます。

下記は、詳細版です。

ルールで店を動かすチームと仕組み作り

5、最後に

いかがだったでしょうか?

評価を作ることは本当に大変です。
本部社員の人から昔聞いたデータによると、店内体制で評価を作れている店は、ほんの25%だけだそうです。4店に1店ですね。

ここまでnoteを読んで頂いて、
さらにそこにチャレンジしようとしている時点で、素晴らしいと思います。

最後に、どうしても伝えたい事。
それは、評価を作ることが「目的」ではありません。
あくまで評価は「手段」です。

お店が大事にしている価値観を、
「相対評価」ではなく、「絶対評価」というモノサシで測る手段です。

作って終わり。ではなく、
時間をかけて、その評価がお店の文化になるように、1つ1つ丁寧に積み上げていきましょう!

※下は有料で、エクセルデータのファイルを2つ貼り付けました。中身は、無料記事のやつと同じです。
・評価表
・時給残業勤務量シミュレーション
時間の無い人は、自分の店に合わせて加工してみて下さい。

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