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【不安定なシフト地獄】アルバイトだけの店舗経営でシフトを安定させる3つの方法【結論は、大人を増やす】

こんにちは!しょーたです。コンビニの本部社員を6.5年経験し、その後フランチャイズオーナーとして6.5年経営しているという、異色の経歴を持つ現役オーナーです。
本部社員時代は、同期400人中トップで出世したり、オーナー時代は、全国1位の販売経験や、コンビニ全店配布の全国紙にも優秀店としての掲載経験があります。
現在は、自由な休みとお金を、アルバイトのみの運営で実現させています。

やる気


この記事のテーマは、「アルバイトのみの運営で、シフトを安定させる方法」についてです。

不安定なシフトはしんどいですよね。
急にシフトが空いてしまい、予定をキャンセルしてその代わりに入らないといけなくなったり。
せっかく高いお金をかけて雇ったばかりなのに、すぐに退職されたり。
長時間労働は身体も心もお金もしんどい、負のスパイラルに陥ってしまう気持ちは、想像するだけで胃が痛くなります。

私も、オープン当初はそうでした。平均睡眠時間3時間が、何か月も続く日々。過労で立てなくなって、病院に運ばれて、点滴受けてた事も。

悲しい

今回は、そんな状態だった状況を改善させる為に
「私が具体的に実践してきた人の雇用戦略」をご紹介します。

*この記事は、以下の人にオススメします。

・人事全般に関わる、オーナーさんや店長さん
・教育に関わるマネージャーさんや、リーダーさん
・将来的に、上記になる予定の人

*この記事を読むメリット

・雇うべき人を、理屈で理解出来るようになる
・シフトが安定してくると、安心感が増える
・負のスパイラルから抜け出し、身体と心の健康を保てる

また注意点ですが、短期間で結果は出せません。
じっくりと腰を据えて、少なくとも1年以上の長期的な視点で考えるようにお願いします。


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それではさっそくですが、結論から申し上げます。
それは、

「アルバイト雇用の大人を増やす」ことです。

具体的に、

1、定年後の年配の人
2、ダブルワークでバリバリ働ける人
3、アルバイト収入で十分な人

を、私としてはオススメしていきます。

ちなみに、
「増やす」というのは、新しく雇用するという意味という意味でもいいですし、メンバーは変えずに、相対的に大人のシフトの割合を増やすという意味という意味でもいいです。

正社員ではなく、アルバイト雇用の大人をオススメする理由は、
下記の記事を参考にしてください

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1、定年後の年配の人(60代以上想定)

▼年配者の特徴

・若い人と比べて考え方が成熟している
・仕事に対する責任感が高い
・頼んだことはきちんとやり遂げたり、遅刻をしない可能性が高い
・長年培ってきたコミュニケーション術を、接客で発揮出来る人が多い
・人によっては、スマホを難なく使える人もいる為、60代ぐらいの人なら機械操作に関してもスムーズに扱える人が多い
・頭をたくさん使う発注や売場作りを頼むというより、単純労働に近い清掃や事務仕事を中心に作業内容を組み立ててあげて、
接客力を発揮してもらえる環境を作れば、安定感バツグン。

・学生のように卒業が無い為、中長期的な雇用をしやすい
・身体への負担をよく考えてあげて、気遣いを掛けてあげる事で、「安心感」が生まれ、長期雇用になる可能性が非常に高い

▼年配の人オススメシフト

・人の集まりにくい早朝。
・子育て等も終わっている為、朝の弁当作りや、家事が夜遅くまで溜まっている可能性も低いから、早寝早起きがしやすい。
・6~9時や、6~13時でも対応出来る。

老人

2、ダブルワークでバリバリ働ける人(20~40代想定)

▼ダブルワークの人の特徴

・昼間はメインで別のところで働いていて、副業で自店で働いてくれる人
・お金を必要としていたり、気分転換であったり、体力的にも余裕ある20~30代が多い傾向
・メインの職場の負担にならないように気遣いをしてあげれば、若くてバリバリ働ける力を、自店でも発揮してもらいやすくなる。
・メインの職場ではない為、簡単に辞められやすい一方、本当に信頼関係を作れたら、新しい情報にも若さで対応出来て、複雑な仕事でも活躍してくれる

・結婚、出産、転職と、ライフステージの変化による休職や退職の可能性があるが、信頼関係をきちんと築ければ、戻ってきてくれたり、長期的な関係を作れる
・場合によっては、未来の正社員として2店舗目3店舗目を任せて、一緒にやっていきたくなる人に出会う可能性も高い、長期的な関係を作れる

▼ダブルワークの人オススメシフト

・22~翌1時。ダブルワークの場合、長時間労働になりやすいので3時間ぐらいがベスト。可能なら、22時~翌3時。
・1時~6時といった、仮眠後の真夜中が都合の良い人もいる。メインの職場が9時勤務開始では無い場合、6~9時の早朝が入れる場合も。
・個人差が大きい為、ひとりひとりの状況に合わせてあげる事がポイント

若者スーツ

3、アルバイト収入で十分な人(主婦等)

▼主婦等の特徴

・まだまだ体力的にもたくさん働ける上に、学生では無い為、一定の責任感を持って自主的にバリバリ働いてくれる
・主婦の女性が集まりやすく、女性特有の女社会になっていきやすい午前中は、上手くまとまると強いチームワークとして力を発揮してくれる
・多くの店で一番集まりやすいのが、午前を希望する主婦でしょうか。
・集まりやすい時間帯の人は、少し多めに雇用しておき、オーナーや店長が抱えやすい事務仕事を任せていく事がオススメ。

・主婦で子供が小さい場合、13~17時の午後だと、保育園の迎え、習い事等があって、午後に入りづらい人もいるが、
子供が中学以上になってくると、13~17時も入りやすくなってくる為、子育てのステージによって、希望して来れられる時間帯が違う事を理解するべき。
そういった事情を理解すれば、長期的に雇用関係を継続できる
・扶養に入っていたり、別の収入があったりする為、お金を必要とし過ぎる傾向には無く、気遣いを忘れずにやりがいや居心地の良さを提供できれば、長期雇用になる。


▼主婦等のオススメシフト

・9~13時と、13~17時。たいていの店では12時前後に昼ピークが来るため、そこを午前と午後のシフトをかぶらせるのもあり。
・人によっては、9~15時を希望される場合もあるかとは思うけど、15時~働きたい人は割と少ない為、シフトが空くと、オーナーや店長がシフトフォローに入らなければならず、負担が増える為にオススメしない。

主婦



いかがだったでしょうか?


かなり私の主観が入っているのと、個店事情によっても全然違いますが、
「アルバイト雇用の大人」を増やすことによって、長期的な視点でシフトを作ることが出来ます。

特に、

店が長期的に雇える=雇われる人も、長期的に働きたいと思ってもらえている」という図式

を理解し、
相手の属性(どういう性格か?ではなく、どういう立場の人か)を理解することによって、相手の事情に合わせた雇用を実現することが非常に重要です。

参考になったと思う人は、面接の合否を考える時、
ぜひ長期的な雇用を見据えたシフト戦略を見つめ直してみて下さい。

握手


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