【アルバイトのみコンビニ経営】しょーた店のシフト戦略解説【不安な未来を切り開く方法】
こんにちは!しょーたです。
上記は、私のお店のシフト戦略を図にしたものになります。
青色の学生以外のところは、基本的に卒業の無い人ばかりの為、長期雇用が見込める状態です。
今回の記事は、
2021年1月現在、私がなぜ『アルバイトのみの運営で強い店内体制を構築する』事に、こだわっているのか。
そして、『不確定要素の多い未来を、経営者としてどうやって切り開いていこうと考えているのか』解説していきます。
*24時間問題、公取委の話、コロナ禍の不安
オーナーさんも、働く全ての人も、
共通して、不安ばかりですよね。そして、何が不安かと言えば、未来をどう切り開いていったら良いのか分からない事こそが不安の源泉ですよね。
であれば、
であると、思っています。
今回は、
店の基軸である「シフト運営」で悩んでいる人の、小さな希望になればと思って、執筆しました。
*シフトの考え方は、個店差が大きい
全てのお店で、条件は違いますよね。
*全てのお店の共通点
全てのお店で、条件は違いますが、
全てのお店で、求めている共通点があります。
それは、
という事です。
*なぜ、正社員ではなくアルバイト雇用をオススメするのか
私は、正社員雇用ではなく、アルバイト雇用を中心に考えていく事をオススメします。正確には「大人のアルバイト雇用」です。
『不安定なシフト地獄から抜け出すために、雇うべき人が大人のアルバイト雇用である』という下記の記事も、合わせて読むと理解が深まります。
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*理由1、アルバイト雇用で時給を引き上げまくるのが、一番従業員満足度が高い
アルバイトとして最低賃金が時給900円の地域で、時給1100円出せば、満足度は高い方だと思います。深夜なら1375円になります。
でも、正社員として一ヶ月に178時間労働を1100円でやったとしたら、月収約20万円となり、家族を養うには厳しい数字となっています。
私は個人的に、正社員として雇うなら常識的な範囲の残業代込みで、
月収40万円ほど渡せないなら、正社員として雇ってはいけないと考えています。
でないと、その雇う人の人生だけじゃなく、その雇う人の家族や子供さんをきちんと守ってあげられないからです。
月収40万円ほど渡すなら、時給2000円以上となり、コンビニ会計では簡単じゃない現実。
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*理由2、正社員しか出来ない仕事は存在しない
私は、正社員しか出来ない仕事は無いと考えています。
実際に自店では、大学生のリーダーが高校生を面接したり、主婦のリーダーが主婦を面接したり、全ての仕事は成長のチャンスと考えています。
もちろん、面接教育もしますし、オーナーだけでやる事もあるんですが。機会があれば、どんどんやらせていきます。
面接はそんなに難しく考える必要は無くて、
「履歴書の書き方」とか「志望動機」とか、そんな機械的な事を見るんじゃなくて、
自分が一緒に働きたいと思うかどうか?を、一生懸命見れば良いんです。
自分で面接をして、自分で雇う事を決めたリーダーは、責任を持たないはずがありません。アルバイトでも出来るんです。
その他、
など、全ての業務をアルバイトのみで分担しきっています。
シフト作成も、昼間の主婦リーダーに頼んでいた時期もありました。
2021年1月現在は、シフト作成だけオーナーの仕事ではあるものの、もうすでに3ヶ月先の2021年の4月中旬までの固定シフトは完成している為、あとは休み希望の微調整するだけとなっています。
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*理由3、ローコストオペレーションを限界まで極めると選択肢が増え、個店の本当にやりたい事が実現できる
アルバイトのみの雇用をしつつ、22~6時の深夜をワンオペ中心で運営することによって、人件費を約30万円削減することが出来ます。
そして、その費用を「アルバイトの時給アップ」、「3人目シフト、4人目シフトと戦略的な増員」に繋げることが出来、良いサイクルを生み出すことが出来ます。
自店では、
22~1時、22~3時、1~3時、1~6時、3~6時
と、細かく個人毎にシフトを作って運営しています。
※もちろん、スタッフの満足度、法定休憩時間の管理、お客様へ迷惑のかからない配慮は、当然です。
こういった、ローコストオペレーションで全ての仕事が上手く回り始めたとき、初めて個店が本当にやりたいと思っている事に、時間とお金を投下出来るようになると思っています。
店がやりたい事の例として、
土台が固まってようやく、
自分が本当にやりたいことが出来るようになります。
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*理由4、現在の本部政策に社会保険が想定されていない事実
加盟店が儲けるのと同じぐらい、本部が儲かることも重要です。
ですが、フランチャイズ契約である以上、本部がチャージを含めてコンビニ会計を変えられる以上、加盟店はそれに従う必要があります。
現状、正社員を積極的に雇っていく支援策を本部が想定していないことは、よく伝わってきます。なので、アルバイト中心のローコストオペレーションでないと、お金を作りづらいのが厳しい現状です。
どんどん本部の考え方も変化していきますが、
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*理由5、『手段』と『目的』の違いを理解し、コンビニ事業を通じて手に入れたい未来を考える
2021年1月現在、本部政策の中では、優秀な加盟店に24時間営業で複数店を持ってもらうことが重要な位置を占めています。
つまり本部は、オーナーがコンビニ事業をするゴール=複数店経営だと考えさせて、複数店をやれば利益が増えやすくなるように政策的に背中を押してきます。当然ですよね。私も本部ならそうします。
でも私は、この複数店に関して、現在は慎重になっています。マネージャーからは、やらせたいとの声は貰うのですが、、、
不安定な環境下での複数店は、良いとも悪いとも言えないです。つまり、条件によります。
昔は10店舗とか目指していたんですけどね。
何故、複数店経営をやるのか?
複数店経営を通じて、何を得たいのか?
シフトを安定させる為に、正社員を雇うべき?
社員を雇う為に、複数店をやるべき?
お金を作る為に、複数店をやるべき?
『手段』は、他にもいくらでもあります。
私は大好きなコンビニ経営で、自由な時間とお金に困っていない現状に満足してはいますが、
あくまで『手段』である為、もっと魅力的な『手段』を見つければ、契約満了で辞めるかもしれません。
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*理由6、これからやってくる未来に、主体的に備えていく
「2045年問題」をご存じでしょうか?
進化し続ける人工知能の性能が、人類の知能を超えると予測されているというものの事です。それが2045年になると言われており、その瞬間を技術的特異点(シンギュラリティ)と呼びます。
身近なニュースとしても、
・Amazon Go の無人店舗実験
・フルセルフレジ
といった、無人化・省人化の話は加速しています。
コンビニでも、食洗器、セミセルフレジを始め、どんどん省人化設備は拡充されています。自動販売機にパンやドリンクを入れる実験も、身近な店舗でやっていました。
そういった流れは、間違いなく加速していくでしょう。
そして間違いなく今後の未来は人件費がかからなくなっていきます。人を確保する必要も、相対的に減っていきます。
人が減るという事は、店の活気が減るという事です。人間味の少ない、自動販売機のようなコンビニ経営に、どうやって温もりを足していくのかが未来の課題になると思っています。
みなさんは、どういう人を雇って、どういう未来を描いていきますか?
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いかがだったでしょうか?
かなり主観中心でまとめましたが、何か一つでも参考になると嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
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