腸内環境とダイエット②
痩せるのに一番大切なのは「土台を整える」こと。
その土台の一つに腸内環境が挙げられます。
整えたいのは、小腸の環境と大腸の環境です。
今回は大腸のお話。
■大腸のお話
大腸は6~7mの長さになるといわれ、主に小腸で吸収されなかった食べ物を、発酵・腐敗させます。
腸内細菌は約100兆いるといわれ、そのほとんどが大腸にいます。
この腸内細菌は、わたしたちの体が消化できない食物繊維などをエサにし、短鎖脂肪酸など私たちの体にとても重要なものを作ってくれます。
つまり、腸内細菌とはWin-Winな関係でなくてはいけません。
腸内細菌のバランスが崩れると、体にとって有害なガスが発生します。
この有害なガスを除去する際に使われるホルモンは、脂肪を燃やすホルモンと原料が重なります。どちらを優先するかというと、当然有害なガスを除去するホルモンの生成です。
つまり、「腸内環境悪化⇒脂肪燃焼のホルモン作れない⇒痩せない」という負のループに入っていきます。
ダイエットでよくあるのがカロリー制限。
その手段として葉ものの野菜を多く食べる人も多いのではないでしょうか?
そして、食事量減+野菜増によってよく起こるのが便秘。
葉ものの野菜に多く含まれる食物繊維は不溶性食物繊維。
不溶性食物繊維には便の水分量を減らす効果があります。
つまり便が固くなってでなくなってしまう危険性もあります。
逆に便の水分量を上げ、しかも腸内細菌のエサになるのが水溶性食物繊維。
ごぼうや玉ねぎ、海藻類に多く含まれます。
腸活で摂りたいのは水溶性食物繊維です。サラダに海藻をプラスするなどひと工夫してみましょう。
腸内環境はダイエットと深く関わります。
そして何よりも大事なのが、あなたが今どういう状況かをきちんと判断し、ざっくりとした一般論ではなく一人一人にあった戦略をとることです。
栄養に関して詳しいトレーナーに見てもらいましょうね。