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激しい運動は体に良いのか

この記事のまとめ
・筋トレのやりすぎは総死亡・心血管疾患・がんに対するリスクが上がる
・激しい運動をすると体内に発生する乳酸。この乳酸が尿酸の排泄を阻害する


今、関東では1つの駅に必ずといっていいほどある24時間型のジム。
忙しい日々の中で自分の好きな時間に短時間でもトレーニングできることが魅力。

そして、ネット上では短時間で追い込むようなトレーニングいわゆる「インターバルトレーニング」が流行っている。
確かに、15分ほどで大きな疲労感を感じられるし、消費カロリーも「計算上」高くなる。

果たしてこの激しいトレーニングは体に良いのか。

こんな論文がある。

東北大学が2022年に発表したもの。
内容をまとめると、
・筋トレを実施していると、総死亡・心血管疾患・がん・糖尿病のリスクは10〜17%低い値を示した
・総死亡、心血管疾患、がんについては週30〜60分の範囲で最もリスクが低かった
・糖尿病は実施時間が長ければ長いほどリスクが低かった
・一方、筋トレの実施時間が週130~140分を超えると、総死亡・心血管疾患・がんに対する好影響は認められなくなり、むしろリスクは高い値を示した

つまり「やりすぎ」は体にとって良くない影響もある。
かといって「筋トレは体に悪い」というわけでもない。

筋トレなどの激しい運動をすると「乳酸」という物質が体内に生まれる。
この乳酸は尿酸が体外に排出されるのを阻害する。
つまり、乳酸が作られすぎると尿酸値が上がる可能性がある。

個人的には、運動はバランスが大切だと考えます。
筋トレもよし、ランニングもよし、ストレッチもよし。
良くないのは、「特定の運動だけしかしない」ということ。

ダイエット中でも様々な運動をすることが大切です。

引用:「ムキムキを目指すだけが筋トレではない。 筋トレで死亡・疾病リスクが減少 週30~60分を目安に」/東北大学

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