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自分を知って向き合ってみよう(まず心と)
こんにちは。ぴてぃです。
前回までは身体表現性障害の概要についてご紹介してきました。日常生活では大小のストレスがありますが、現代のコミュニケーションツールによるストレスや世代間の思想の違いによるストレス、ニュースなどの外部情報からのストレス等たくさんあります。
生活の中で受ける持続的なストレスは、自律神経の働きを継続的に変化させてしまいます。その状態が自律神経の調子が行われている場所のどこかに症状として出てきます。症状が長引くことや薬を使用しても症状が良くならないと二次的に不安感や抑うつ状態が出るかもしれません。
このように一つの原因から症状が複雑に連鎖していってしまうのも心と体のつながりの特徴です。
ある臨床心理士の先生がこのようなことを言っていました。
「抑うつは、八方ふさがりの状態」と。
どの様な意味か?よくならないっていう意味?自分で解決できないっていう意味?色々ネガティブな印象を浮かばせるワードですね。
しかし、この言葉に大きなヒントがあります。「ふさがり」をなくせば良いのです。「そんな簡単に言うなよ~」という声が聞こえてきそうですが、その方法について今回はご紹介していこうと思います。
この方法については抑うつや不安感などの症状がある方だけではなく、あがり症の方やパニックになりそうなど、自分をコントロールしたいい方には是非参考にしていただきたい方法です。
米国の論文では、身体表現性障害の方の特徴として、「ネガティブ情報に注意が向きやすい」という特徴があると記されています。
このような経験されている方いないでしょうか?
仕事後の飲み会楽しみ!! VS お腹痛くなるんじゃないかな....... ポジティブ VS ネガティブ です。
このような時に楽しみよりも、お腹の痛みに対する不安に注意が向きやすく、頭の中をグルグル考えて、結局お腹痛くなり飲み会に行けなかったり、行っても楽しめなかったりするのです。誰でもこのような状況になったら気分は晴れませんよね。しかも、こんな出来事が数か月も続いたら尚更ですよね。ぼくは数年続きました(笑)※症状を理解していなかったからです。
そんなときには「瞑想(めいそう)」が効果的であるとされています。
瞑想?宗教?(笑)怪しい?(笑)でたでたそーゆうのという方もいるかもしれません。しかし、この方法は心理学の領域では精神疾患の各症状や日常的にあるちょっとした不安、仕事の効率が上がるなど実際に科学的な研究を行った上で効果が実証されています。
瞑想の種類は何に注意を向けるかによっていくつか種類があります。今回は私自身、理学療法士でもあるので歩行に関係した方法を紹介します。
その名の通り「歩行瞑想」というものです。
歩行瞑想は、歩きながら、足の裏から感じる体重の掛かり方や今足のどこが地面についているか等、歩いているからこそわかる感覚に”あえて”注意も向けるという練習です。これは=あえて今向けている注意の対象を変える練習でもあります。
2018年110人の若者を対象とした研究ではいつも通りに何も考えず歩いた人と歩行瞑想の方法を指導して歩いたグループに分けて不安感の変化について調査しました。その結果、歩くのみのグループでは不安感の値に変化がなかったのに対して、歩行瞑想を行ったグループでは不安感の軽減が見られました。
この研究から、いつも何気なく歩いている時間こそが心を整え、体調も整えてくれる可能性があるのです。通勤時や家事を行っているときにすこし歩いている時の感覚に注意を向けてみましょう!!
そして歩行瞑想にはほかにも面白い研究がされています。街中と森の中を歩くのでは不安などストレスの変化に差があるかという研究があります。
60名の対象者を竹林と市街地を歩くグループに分けて各評価を行いました。15分のウォーキングにより竹林を歩いたグループで血圧の低下と不安感の改善、気分の改善、集中力の改善が見られたそうです。
このように歩く場所によってもいるいた後の身体の状況に差がるということです。
この二つの研究から歩くときに注意を自分の足の裏に集中し、出来れば緑が少しでも多い環境で行えるとより心の状態は改善されやすいということが分かります。
最初は、いつもの思考パターンや周囲の環境音、練習している自分がどの様にみられているかなど色々なことに注意が向いてしまうことがあると思います。
いいんです!!!!その状態を気づくこと!!!!そして、もう一回自分の身体に注意を集中してあげる!!!これを練習していくんのです。
いわゆる練習する=リハビリなんです.........笑
最初はうまくいかないことがあるかもしれませんが、少しずつ自分の生活の中に習慣化できるように工夫してみましょう。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。
see you soon!!!!!
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