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神経難病のリハビリテーション

こんにちは、ぴてぃです。

今回は、神経難病のリハビリテーションについてご紹介したいと思います。

リハビリテーションは以前の記事でご紹介させていただいた通り、負傷した軍人さんを再び戦場に出られるようにするための医療や障碍者が納税できるように(自立した生活を送れるように)支援していくという2つの点から概念化し発達してきました。

現在の世の中のイメージとしては、脳卒中などにより運動機能に問題が生じてしまった方に対しての機能回復や日常生活に必要な能力や環境を調整することや膝の痛みや股関節等の痛み、そしてスポーツ外傷などの症状の悪化を抑制すること、機能回復させ再び日常生活や試合などのに復帰することを目標にリハビリする人.........見たいなかんじですかね?イメージはそれぞれお持ちかと思います。

回復とか改善などの言葉がイメージされるかと思います。

まず、本題に入る前に神経難病という病気がどの様なものなのかを理解しておく必要があります。

神経難病とは、病気の発症原因が分からず、根治的な治療が確立していない、神経系に関係する病気の総称です。そして、病気によって異なりますが、症状は進行性であることが多いのが特徴です。

このようにリハビリテーションが病気の進行を抑制したり、根治的治療になるということは現在のリハビリテーション医学では実証されていません。

しかし、リハビリテーションにより「体の機能は良くなりますよ」という研究は比較的多く見られているんです!どうゆうことでしょうか?

これの大きな理由は、「運動不足」により病気の症状よりも筋力を早く落としてしまったり、関節を固くしてしまったて痛みを起こしたり、神経の活動自体を減らしてしまうということが生じます。医療業界ではこれを「廃用」と呼びます。

病気の進行自体をリハビリで止めることは残念ながらできませんが、不必要な筋力低下(廃用)は無理をせずに運動することで取り戻すことが可能な場合があります。

人間は寝たきりの状態で1週間生活すると体の筋肉量が30%減少すると言われています。ということは、病気=休息というイメージを持っている方では運動機能への影響が大きい可能性が考えられますね。

基本的には診断される場合には、医師から検査の結果から病気の名前を伝えられます。その際に病気の特徴や進行した時にどのような症状が出るか?など説明してくれます。運動の重要性などは説明があるかと思われますが、個人個人の体力に合わせて、その方にとって最適な運動量がどのくらいなのかというところまではなかなか診察の都合上指導してくれる先生はいないかもしれません。

そこでリハビリテーションスタッフが関わらせてもらい、患者さんと相談しながら退院や外来診察後に生活の中で行える運動方法や工夫する方法を紹介しています。

ここでお伝えしたいのは、生活スタイルや運動方法により自ら体の調子を悪くしないでほしいというところです。

この記事では普段の運動をどの量でやればよいのかという点についてご紹介しますので、参考にしていただけると幸いです。

まず、運動するにあたり注意しなくてはならない点として最重要なのはオーバーワーク(over work)=運動しすぎにならないようにすることです。

まず、運動をし過ぎた場合の方だの反応として、筋肉痛、脱力感、倦怠感、関節痛などがあります。この症状が運動直後や運動実施の翌日、数日後に現れる場合注意が必要です。

その場合には、休息をとることが重要です。体調不良が強い場合にはかかりつけの病院へ相談することが必要なこともあります。この現象は科学的に解明されているわけでありませんが、筋疾患であれば筋組織へ、神経疾患であれば神経細胞にそれぞれ高い負荷がかかることで症状を呈するのではないかと考えられている場合もあります。

そこで、運動の原則としては「最大の負荷量」で運動するのではなく「余裕のある負荷量」から体力を積み上げていくイメージで行うことがおすすめです。

そして、一日の運動の目安としては、自分の体力を100%とした場合、一日の終わりに、もしくは一回の運動の疲労度を60%程度に抑えるイメージでおkなっていただくと安全に行えます。まずは1週間意識して身体の状況を見ながら自分の体力はどこが60%なのかを評価していただけるとよりペースをつかみやすいかもしれません。

継続的に運動していくと最初の60%が物足りなくなったり、きつく感じる場合もありかもしれません。その場合には、その日に合わせた運動を行うことが大事ですので、運動した量ではなく、運動による疲労を目安にして運動していただく事が重要です。

具体的な運動方法をご紹介するのではなく運動量についてご紹介してきました。これはなにか一つの運動を指定の負荷量で行うことも大事ですが、是非いつもの日常の中でこの方法を取り入れてみてください。そして、体調が許せばお出かけもしてください。

病気になったからといってお出かけに行ってはいけないという決まりはありません。ですが、このように自分の身体を調子のよい状態にしておくコンディション方法や緊急的に体調に関して相談できる窓口を準備しておくことは行動さるためには重要なことですね。

今回はこのあたりでお開きにしましょう!!次回もよろしくお願いします!

ここまで読んでくださりありがとうございます。

See You Soon!!!






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