見出し画像

多様性のゴリ押しは多様性を無くす

先日某番組で「学校などでの皆勤賞はいらない」という話が話題となっていました。

理由は
「皆勤賞をとっても何の意味もない」
「“ 休むのが悪い ” という事にならないか」
「体調が悪いのに無理して学校に来てしまう子供がいる」
などでした。

昨今の「いろいろな価値観を大切にする風潮」「多様性の容認」に通ずる意見。様々な価値観を大切にして、マイノリティへの理解を深めることは意義深いと思います。

しかし「理解できる(受け入れられやすい)価値観やマイノリティ」だけをクローズアップするのは、少しモヤモヤしてしまいます。

今回の話を例にとると、「皆勤賞」をもらうことによって、
自信がついてモチベーションが上がったという子はいないのでしょうか?
それを糧に前向きにがんばろうと思う子はいないのでしょうか?

少数派の意見を大切にして、世の中の偏見や間違った認識を正していくという考えを否定するわけではありませんが、その考えをゴリ押しすることでまた消えてしまう価値観もあるわけで・・・

多様性を大事にすると言いながら、結局その時代に受け入れられやすい価値観だけが残っていくだけではないかと思ってしまいます。

私は、「皆勤賞」は子供をほめてあげられる大事なきっかけになるので、残しておいた方がいいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?