実習中に教えている『姿勢と嚥下機能』について

はじめに

これは

・実習（臨床）では『姿勢と嚥下機能』をどう捉えているのか知りたい
・実習の際に最低限覚えておきたい『姿勢と嚥下機能』の基礎について知りたい
・『姿勢と嚥下機能』の基礎を復習しておきたい
・実習がなくなったから漠然と不安を抱えている

そんな方におすすめのnoteです。

どうも！

Twitterやブログを中心に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の実習生のサポートをしている長谷川元気です。

今回は『姿勢と嚥下機能』の基礎について、私が実習で学生さんに伝えていることを中心に触れていきます。

実習は養成校で習う知識（点）を、臨床でも使える知恵（線）として学ぶ大切な場です。

しかし、2021年2月現在、一昨年から猛威を振るうCOVID-19の影響によって”実習を受けることができなくなってしまった”という学生さんも多く、臨床へ出る不安を目にすることも多くなってきました。

そこでこの度、私、はせがわはそんな学生さんのために、実習で培うであろう知識をここで共有し、”少しでも臨床へ出る不安を軽減できたら”という想いで、このnoteをシリーズ化しています。

シリーズはこちら

こんな時だからこそ、できることをお互いに積み上げていきましょう。

理学療法士の未来は決して暗くありません。

私たちが切り開くのです。

「こんないい職業は他にない」

実際に働いて、日々感じていることです。

ぜひ、同じ臨床のステージで、楽しい話ができることをお待ちしております。

そんな想いで生きている人もいるんだなということは覚えておいていただけると嬉しく思います 笑

さて、お待たせしました！

ここらで切り替えて本題に移ります！！

どうぞお楽しみください♪

理学療法士も嚥下障害に携わっている

嚥下障害ってそもそも知っている方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか？

なかなか理学療法士の学校に通っている方では聞きなれない言葉かと思います。

嚥下とは、食べ物や水分などを飲み込むことを指しています。

その飲み込みが障害されてしまうことを嚥下障害と言うのです。

つまり、「ご飯が食べられない…」「水が飲めない…」という状況に陥ってしまいます。

すると、栄養不足となって、体力が落ち、、、最終的には『死』に至ってしまうのです。

そんな障害があるということも”生活”を再構築する理学療法士として、知っておきましょう。

多くの病院施設では、この嚥下障害に対してのリハは【言語聴覚士】【作業療法士】が担当しているかと思います。

しかし、その嚥下障害も歩行や起居動作と同様、理学療法士が介入できるポイントがたくさんあるのです。

その知識があるなしで目の前の患者様の笑顔が変わってくるのです。

『嚥下障害】について詳しくは☛こちら

理学療法士が求められている治療ポイント

よく嚥下障害に対して介入する際、

言語聴覚士　→咀嚼や嚥下などの動作に携わる口腔顔面機能について着目
作業療法士　→摂食動作における上肢の運動機能について着目

と言われています。

こうみてみると、

ご飯を口に運ぶ摂食機能　→作業療法士
ご飯を飲み込む嚥下機能　→言語聴覚士

が主に介入している範囲であることがわかります。

あれ？

理学療法士は？？

そうなんです。

一見、理学療法士が入れるところがないように思えてしまうかもしれません。

だけどね。

ちゃんとあるんです。

理学療法士として嚥下障害に携わる際に着目してほしいと言われているポイントは、