見出し画像

反り腰に対する姿勢と呼吸のメカニズム

今回は呼吸と姿勢をテーマにします。

というのも最近。

「呼吸と姿勢を変えたらすごく良くなった!」

というクライアントさんが多めで。


しっかりとメカニズムから掘り下げて説明してきたいと思いまーす!


当店のインスタも一般向けではありますが、そこそこ深掘りはしているのでチェックしてみてください↓


今回はさらに深ぼっていきますw



呼吸を中枢・筋肉・骨格の3つから考えてみる

呼吸のメカニズムはとてもシンプルで。

・息を吸って・吐く。
・横隔膜が収縮して弛緩する。
・横隔膜が上がり下がりすることで肺が広がり、萎む。

ですね。

ではこの仕組みを中枢・筋肉・骨格の3つに分けて考えてみましょう。


呼吸の司令塔は?

呼吸の司令は「脳」です。

主に3つから支配されます。

大脳皮質:随意呼吸(自分で息を吸ったり、吐いたり)
扁桃体:情動呼吸(精神状態によって呼吸が変動する)
脳幹:代謝性呼吸(体の中のCO2によってコントロール)

です。

ヨガやピラティス、筋トレなどで随意的に呼吸しているときは大脳皮質を使っています。一方、コントロールできないのは精神状態とCO2量による呼吸。緊張したり不安になったりするだけで呼吸は早く、浅くなりますよね?これは情動呼吸。扁桃体がコントロールします。また、体内のCO2が増えれば、呼吸ももちろん変化します。こちらは脳幹によるもの。

これら3つの仕組みがうまく組み合わさって呼吸はコントロールされていますね。

ポイントは

「姿勢や筋肉だけで呼吸が変わるわけではないよ」

ということです。反り腰だけで呼吸がコントロールされるわけでもないし、情動や代謝だけでコントロールされるわけでもない。3つがうまく組み合わさって呼吸を作り、姿勢を作っているということです。


視点を増やしましょう。


では次に筋肉です。


筋肉から見る呼吸

ここから先は

2,584字 / 9画像
運動を仕事にするトレーナー、ピラティス、ヨガ、セラピストの先生向けの専門家マガジン!

運動を仕事にする全ての人へ。理学療法の知識、解剖・運動・生理学と最新の論文から現場で使えるピラティスや運動の評価・方法・考えをコラムと動画…

理学療法士最大級のオンラインサロンFree PT salonを運営!知識・技術を学ぶのはもちろん、発信力をつけて、みんなとコラボしてプロダクトを作る!やりたいことを実現する場所!→http://reha-basic.net/free-pt-salon/