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何で理解してくれないんだ!は色眼鏡のせい。
理解してもらいたいのに上手くいかない!という時は、どんな色眼鏡で見られているかを考えると良いかも、と言う話です。人間って思った以上に色眼鏡の色が濃いみたいですよ。
色眼鏡の意味と効果
人間は色眼鏡をかけるのは、認識のスピードを上げるためと考えられています。「派手な色をした虫は毒がある」など、ある程度カテゴリーを作っておいて、瞬時の反応が必要な時にも対応できるようにしているんですね。
判断のスピードを上げるというメリットがある反面、デメリットもあります。カテゴリー化が間違っていたら、判断自体を間違うというデメリットがあります。何事もメリットがあればデメリットがありますね。。。
色眼鏡の具体例
例えば、童顔の人の犯罪率が下がるというデータがあります。童顔の人は無邪気で明るい、と言う先入観が人にはある可能性を証明した実験をしました。
実験内容
事故現場の写真と事件の当事者の写真を見せる。当事者の写真を見て、この人は有罪、無罪どっち?と選んでもらう。
実験の対象者
200人?程度の年齢や収入、人種などに偏りがないようにしたグループ
すると、ブレーキとアクセル間違えて壁を壊しちゃったと言う事件の場合、童顔の人の有罪率が40%程度普通の人と比べて下がるようです。逆に感情が伴う暴力事件などは有罪率が20%程度上がるという結果になりました。
人は童顔だとうっかりミスは許容するが、感情的な行動には厳しくなるという色眼鏡があると考えられるという結果が得られてます。ちょっと怖いですよね。。。童顔以外にも、同じような色眼鏡の証明実験はたくさんあります。
要するに、自分も含めて人は純粋に物事を見ていないと考えた方が良いと言うことですね。
心理的矛盾を避けないと安心できない
もう一つ、物事の客観性を歪める人間の特性があります。認知的不協和と言って、矛盾したことを自分のいいように解釈するという特性です。
簡単な例を上げると、「いい人だけど、嘘をついた。おかしい。落ち着かない。→嘘をつく事情があったと考える。→心が落ち着く」といった感じです。思い当たる節はありませんか?
私が今戦っている認知的不協和
「タバコって体に悪い、でも吸いたい。→ストレス解消になるし、今の吸いたいストレスも一気に解消できる→ストレス解消ってことは体に良い?」
そんなわけありませんね。少なくとも身体には悪いです。分かっていても悪魔が囁き続けてます。。。
※禁煙はもう少しで1ヶ月弱かな?になります。今が我慢のしどき!
最後に
色眼鏡って表現があまり良くないかもしれないですね。メガネのように着脱可能ではないですから。。。
今日は、人間が持つ確証バイアスという偏りの一種を少し掘り下げてみました。人間は色眼鏡があるおかげで、物事を素早く判断できるが、悪い方向に働くと勘違いを生み出す。勘違いは自分がされることも、人にしていることもある。ということですね。
何か勘違いされてる気がする、話が通じてない?なんて事が起こった時は、どう伝えるのかを考える前に、まず相手の色眼鏡を確認して、色を変えてもらう努力をするのが良いかもしれませんね。
では。
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