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大学院を卒業しました

無事に心理系大学院を修了できたので、2年間の生活を振り返りがてら、大学院生活の感想について書いてみようと思います。

…とはいえ、振り返るにはとてもじゃないけど濃密かつ膨大な体験をした2年間だったなと感じています。
授業・実習・研究・就活を常にマルチタスクで抱え、考え続け、最後には公認心理師試験を受けるという怒涛のスケジュール。
実習も3月の最終週までみっちりあり、3月の終わりになっても「春休み」を満喫した感じも、「大学院を修了した」実感もありません。笑
修了式が終わった後も、院生室に行けばM2が何人も来ていて、いつも通りの雑談が繰り広げられる状況でした。(もちろん大学院によって状況は違うと思います)

大学院生活の2年間は、フルタイムで働いていた時よりもずっと忙しかったように思います。心も頭も身体も、ずっと揺さぶられ、激流の中にいる感じ。でも、オールはしっかりと自分で持って、エンジンも故障することなく、ずっと走り続けていたようなイメージです。
社会人経験者の同期と「フルタイムで働いていた時より大変だよね」という話をしていました。仕事をしていた時は、多少の残業はあっても平日の勤務時間内で仕事は終わり、オフモードになっていましたが、大学院生活はオフ・オンの切り替えも難しくなります。家で課題をしたり、平日では終わらないタスクを土日でこなす。土曜日に授業や実習があるときもある。長期休みも集中授業と実習。大学院を離れていても心は実習のことで埋め尽くされる、みたいなことが日常茶飯事でした。
仕事としての責任がない点では、学生は自由で気楽ですが、中途半端な気持ちで進学すると挫折する可能性も秘めている大学院生活だったように思います。

大学院にいるうちに、色んな検査の練習をしたかったし、大学図書館で借りれる専門書やアクセスしやすい論文も読み漁りたかったし、学生価格で参加できる学会や研修にも出たかったけど、そちらに時間を割く余裕はなかったな、というのが正直な実感です。大学院で課せられる授業・実習・研究と自分の就活、公認心理師試験対策で手一杯でした。読みたい本が本棚に積みあがっています。きっと、大学院修了後の方が時間的に余裕ができると思うので、これから少しずつ読んだり、研修に参加していきたいなと思っています。(正直、これだけのカリキュラムを詰め込むのであれば3年間は必要…2年じゃ足りない…と同期と話していました)

大学院を修了して、大学院生活に大切なのは「心」と「身体」のある程度の健康さとしなやかさなのかなと、個人的には思います。
もちろん疲れて小休止することもありましたが、前へ進む力や、ちょっとやそっとではへこたれない健康さは必要だと感じます。
本当に色々なベクトルで学ぶことの多い2年間でしたし、個人的には2年間分の年収を捨ててでも進学した価値のある選択だったなと思っています。

しばらくブログやnoteの更新は停滞していましたが、これからぼちぼち再開していきたいと思っています。
公認心理師試験対策(無事合格できました)、大学院生活のあれこれ、就活事情、修論のこと…など、書きたいと思っていることはたくさんあるので、書ける範囲で少しずつ書いていく予定です。

私のブログやnoteは「社会人からでも心理系大学院へ進学できるのか?」「公認心理師・臨床心理士の資格は取れるのか?」と疑問を持った時に、得られる情報量が少なかったことをきっかけにはじめました。現時点では、「通信制大学を卒業し、大学院へ進学し、公認心理師試験に合格できたよ(まだ名乗れない)」というところまでの報告になります。
少しでも誰かの参考になれば嬉しいなと思っています。読者の方から進路相談や質問を受けることもあるのですが、そちらの体制については今考えているところですので、しばらくお待ちください。

なにかありましたら、こちらのフォームからご連絡いただけたらと思います。

ではまた!

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