見出し画像

【専門職向け】レベル4グループステッピングストーンズ Triple Pとは

こんばんは。
Triple Pトレーナーの香川です。

本日は、レベル4のプログラムの1つである、グループステッピングストーンズTriple Pについて紹介します。


プログラムの構造について

 グループステッピングストーンズTriple Pは、障がいのある子どもの保護者に向けて作られた、レベル4(幅広い子育て技術トレーニング)の介入プログラムです。ステッピングストーンズTriple P は、様々な障がい(例:知的発達症、自閉スペクトラム症、脳性小児まひ、深刻な行動の問題)を持つ子どもの家庭に対して行われます。

【参考】介入レベルについての詳細は、前の記事をご覧ください。

https://note.com/psychologist_ppp/n/nda782d75c565


所要時間:セッションによって異なります。グループでのセッションは、2時間30分程度で行われます。セッション6〜8は、個別での電話セッションであり、各回15分〜30分かかります。

構成:セッション1〜5とセッション9はグループセッション、セッション6〜8は個別セッションです(セッション9を個別で行うこともあります)。
各回の内容や所要時間などは下の表をご覧ください。

グループTriple Pとの違いは?

 レベル4の介入には、特に医学的な診断を受けていない12歳までのお子さんのいる方向けのプログラム(グループTriple P)もあります。

グループTriple PとグループステッピングストーンズTriple Pでは、セッション回数や内容に違いがあります。

・グループステッピングストーンズTriple Pは、セッションの回数が1回多い
・グループTriple Pで紹介する技術+αの子育て技術を紹介する:コミュニケーションを促す技術や、行動上の問題に対応する技術、口頭指示を補助するような子育て技術などが紹介されます
・保護者向けのテキストやビデオの内容などが異なる

参考(Triple P インターナショナルが公開している説明資料にリンクします):

http://www.triplep-japan.org/documents/11161.pdf


グループステッピングストーンズTriple Pを行うには

 グループステッピングストーンズTriple Pを行うためには、グループステッピングストーンズTriple Pのプロバイダー(ファシリテーター)養成講座に参加し、認定を受ける必要があります。

*Triple Pでは、プログラムごとに認定を受けて実施する必要があるため、たとえ他のプログラムのライセンスを取得されているとしても、グループステッピングストーンズTriple Pの養成講座の受講が必須となります。

【プロバイダー養成講座について】
① 3日間の養成講座に参加する(今はオンラインで行っています)
② 半日の認定セッションに参加し(実技試験)、合格基準を満たす

 日本での養成講座は、すべてNPO法人Triple P Japanさんが主催されています。養成講座にご関心のある方は、ぜひこちらのHPをご覧ください。

http://www.triplep-japan.org/index.html

「ファシリテーター養成」の欄に、今後の予定が公開される予定です。


終わりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
関心を持ってくださった方は、ぜひ、今後の情報をチェックしてみてください。
いいねやフォローも励みになりますので、ぜひお願いいたします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?