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医学部入学後に感じたギャップ

こんにちは。医学部に入学してから半年が経ちました。saiです。

大学にも慣れ、幸いにも友人もできて楽しい2回目の大学生活を送っています。

分かってはいたことですが、同期の現役や一浪の子たちは本当に優秀で、裕福な家庭で育った人がほとんどです。

一方で、自分のように多浪、再受験で入学してきた人も2割くらいはいますが、みな元々入れる学力があったり、親が医者だったりとそれなりのバックグラウンドがある人がほとんどです。

今回は入学後に同期たちと話してみて感じたギャップについてまとめてみようと思います。


・大多数が中高一貫校出身

これ本当に多いです。学年全体の70%くらいは全国的に有名な中高一貫校出身者が占めています。これには本当に驚きました。中高一貫校が受験に有利とは聞いていましたが、ここまで多いとは。

残りの30%は地元で一番の県立高校、他県の有名高校、そして自分のような無名高校出身者です。しかし、自分と同じくらいの高校(偏差値50くらい)出身者は自分の他に1人しかいませんでした。ちなみにその人の親は医者です。

出身高校の偏差値は70〜75くらいがほとんどで、65〜70は2割程度でしょうか。65以下の高校はまず聞きません。皆さん本当に優秀です。

・受験勉強を頑張った人は意外と少ない?!

驚いたことPart2です。正しくは、「頑張ったと思っていない」が正しいかもしれません。

受験期1日に何時間くらい勉強していたかを話していたときのことです。私は「一日に10時間くらいはやるよね〜」と同期に言ったのですが、「そんなにやるわけないだろw」と返されてしまいました。同期の話では、現役ならば3、4時間、浪人ならば6、7時間(どちらも自習です)くらいだそうです。

実際、彼らのほとんどが小学校から塾に入り、熾烈な受験競争を勝ち抜いてきた人たちです。中学受験時代に培った学力をもとに、中学・高校と高い学力を保ち続けています。周りのレベルも高いので、一緒に生活しているだけである程度の学力が担保されるのでしょう。また、多くの人が東大・京大・医学部を目指すので、志望校も自然とその辺りになるようです。そして、周囲と同じようにしていたらそのまま医学部に受かったというパターンが一番多いようです。うらやましい環境ですね。

こういうを見てしまうといかに再受験というものが不利か痛感します。こういう恵まれた環境の人たちに孤独に追い付かなければならないのですから。どうか頑張ってほしいと思います。

・多浪は普通

多浪は普通です。4浪くらいならゴロゴロいます。純8浪くらいまでなら見たことがありますね。上の学年には純13浪の人がいるらしいです。

他大を辞めて再受験の人も多い印象です。世間では薬学部から再受験をする人が多いと聞きますが、弊学では少ないですね。みなさん多種多様な学部から受験されています。文系出身の方も数名いますね。

逆に社会人を経験してから再受験はかなり少ない印象です。2、3名がいいところでしょうか。再受験生の多くが、中退もしくは卒業と同時に再受験して社会人経験がない人がほとんどです。

これは面白いのですが、多浪や社会人経験のない再受験生は現役や一浪の人たちと同じ学生っぽい雰囲気がします。逆に年齢が若くても社会人経験のある人はまた違った社会人っぽい雰囲気があります。不思議ですね。

・旧帝出身者は意外と少ない

巷では「再受験で医学部に一年で受かるのは東大・京大出身者だけだ」とか「旧帝大出身者でないと国立医学部に受かるのは無理」という話をよく聞きます。

たしかにこれが完全に間違っているとは思いません。自分の周りにも旧帝大や早慶出身の人がいますが、比較的短期間で受かっている人が多い印象です。

ですが、そうでない人も沢山います

自分の同期の再受験生は旧帝未満〜地方国公立出身者が大多数です。逆に旧帝出身の人は2、3人しかいません。MARCH出身の人も何人かいますし、自分のように地方国立大の人も数名います。

合格にかかるまでの年数ですが、意外と人によってばらばらです。難関大出身の人であっても合格に6年くらいかかっていたり、MARCHや地方大出身であっても1年で合格していたり。

結局のところ、ネットの噂は噂にすぎないということだと思います。ある程度学力のある方であれば、国立の医学部であっても受験校次第では1年間で合格することは可能だと思います。



以上、入学して感じたギャップについてまとめてみました。思っていた以上に試験が大変だったり、同期の個性の強さに驚いたりしていますが、なんだかんだ楽しく生活しています。

受験も天王山である8月が終わり、いよいよ後半戦に突入してきた感じがありますね。受験生の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。ペースが崩れてきやすい時期なので、しっかり自己管理をしながら頑張ってほしいと思います。

夏休みに入り時間ができたので、今度は各科目の勉強法について書いていきたいと思います。

2022.8.26


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