『限りなく本番に近いコーチング練習会』 が始動します!!
先日「コチ研」では、相互セッション(ペアコーチング)に関して、こんな提案をしました。
ざっくりまとめると、
コーチ同士の”相互セッション(ペアコーチング)”だと、クライアントも忖度するし、扱うテーマも空気も実践的じゃないよね、本当にうまくなってるか微妙だよね
みたいなことを書いてます。
そこで提案したのが『相互契約ペアコーチング(仮)』
きちんとお金を払って、継続契約をした上で、練習できる環境を整えれば『限りなく本番環境に近い練習会』ができるのでは?という仮説です。
今回は、この実験に協力したい!と手を上げてくださった皆さんとキックオフミーティングを実施しましたので、その議事録を公開します。
結論、業界でも類を見ない、壮大な実験になる予感です!!
『コチ研』とは、、
全国若手コーチング研究会『コチ研』は、
「わかった」ではなく『わからない』を持ち帰ろう
をコンセプトに
・しげ @psps0113
・しみしょー @shimi_coach
・あんじゅ @raworkingmama
の3名で立ち上げたコーチング研究会です。
何かを教えてもらう勉強会ではなく、自分たちで考えたり、議論したり、実験(ワーク)を通じて、コーチングへの理解を深め、新しい仮説、新しい問いを生み出すことを狙いとしています。
具体的にどうするのか
キックオフでは、4月中の始動を前提に
・契約内容
・ペアの組み方
・フィードバックの仕組み
について、議論しました。
契約内容
セッションに関わる契約内容は、以下に統一することにしました。テンプレートは自由ですが、本番同様の契約書を交わしていただきます。
必須事項)
・守秘義務の告知・説明(録画の有無を含む)
・実施期間と頻度についての取り決め
→3ヶ月以内に6回
・実施時間についての取り決め
→1回あたり60分 ※
・1時間単価についての取り決め
→一律10,000円で統一
※クライアントと合意の上であれば、セッション時間は変更可能です。ご自身の契約形態で多い実施時間を採用されることを推奨します。
ちなみに、契約書の作り方やテンプレートって、スクールで教えてもらうことが多いのでしょうか?
僕個人は、スクールでは教えてもらえなかったので、先輩コーチに教えてもらいながら自分で作成しました。で、いきなり本番で使うという…笑
契約についても練習できるのは「限りなく本番に近い練習環境」ならではのメリットだと思います。
コーチとクライアントは、相互関係にしない
当初は、
Aさん ⇔ Bさん、Cさん ⇔ Dさん
のように、コーチとクライアントが相互関係になるやり方を想定していましたが、やめました。
本練習会では、
Aさん ← Bさん ← Cさん ← Dさん ← Aさん
という数珠つなぎ式を採用します。
Aさんは、Bさんのコーチングを受けて、
Bさんは、Cさんのコーチングを受けて、
Cさんは、Dさんのコーチングを受けて、
Dさんは、Aさんのコーチングを受ける。
(なんか ”大きなかぶ” のお話みたいですね笑)
本番環境では、契約を結ぶ両者がコーチとクライアントを1人2役する事態は発生しないので、ここも『本番に近い環境整備』という大義に根ざした取り決めです。
クライアントがコーチに忖度するリスクをなくそう、という狙いもあります。
また、練習会参画メンバー全員を数珠つなぎにすることに加え、料金を一律にすることで、各自の金銭的負担がゼロになるように設計しました。
リアルタイムのオブザーバーは、 撤廃
第三者からのフィードバックは大事。ですが、
クライアントのほうがもっと大事です。
そこで、
クライアントが真っ向から自分と向き合えるよう、リアルタイムでのオブザーバー役は撤廃してみることにしました。
セッションは、原則録画しておき、その動画を見た人たちからフィードバックをもらいます。
フィードバックの流れ )
1. セッション実施(録画しておく)
2. 録画の公開可否を検討
3.「コチ研」のSlack上で共有
4. 他メンバーがテキストでフィードバック
以下、補足です。
補足1) 録画の公開可否は、クライアントが決める
セッションを公開するかどうかは、
セッション終了後に、クライアントが決める
ことにしました。
大前提は『クライアントファースト』
クライアントさんが、真剣に自分と向き合う時間を担保したいと考えたときに、最初からセッションを公開する前提なのはどうなのかと。。
内容に応じて、セッション終了後に、公開可否を選択できるようにすることで、クライアントさんの心理的安全性を確保できないか、と考えました。
補足2) 事前にフィードバックがほしいポイントを申告する
公開OKとなったセッション動画は、練習会用のSlack上にアップし、他メンバーからフィードバックをもらいます。
ただし、約60分のセッションをすべて見るとすると、フィードバックする側の負担が大きいため、
コーチ(あるいはクライアント)側が、フィードバックが欲しいポイントを申告する方式
を採用することにしました。
「すべて見た上でのフィードバックが望ましい」のは、もちろんですが、毎回全員分見るのが大変すぎて、結局フィードバックが集まらないリスクのほうがマイナスだと考えます。
とはいえ、、
テキストでフィードバックってどうなの?
申告ポイント以外が大事なところだったりしない?
それで本当にフィードバック数を担保できる?
などなど、懸念も課題も出てくるはずなので、とにかく一度やってみて、改善を回していこうと思っています。
すべては、”クライアント”のために…
今回のキックオフで話しきれなかったこともあります。
例えば、
・クライアントの感想、評価をどうもらうか
・セッション外の変化をどうフィードバックしてもらうか
このあたりは、また改めて議論したいところです。
というか、ここまで書いてみて思ったんですが、もはやこれ練習じゃないですよね笑
普通に契約して、お金もらって、フィードバックもらうのに公開していいかクライアントにちゃんと確認して、、ちなみに、コーチングのペアもくじ引きとかではなく、指名制で決めてます。
本当に『限りなく本番環境に近い練習会』
業界でも類を見ない、壮大な実験になる予感です!!
走り出してからの気付きや効果についても、引き続きnoteやTwitterにて発信していこうと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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