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時間が、わかる、だけじゃない。

 昨日は盛り上がってきたところで申し訳ありませんでした。子供が早く寝て、妻が一人で酒を飲み始めたので、ご相伴しないと後々面倒な事になるので、慌てて席を立ってしまいました。本当に申し訳ありませんでした。謹んでお慶び申し上げます。

 アップルウォッチをここ数年身につけているのだけれども。

 先日、おそらく、歩行中に街路樹かなにかに強打してしまって、保護カバーはしているが、なにか当たる角度や当たった感触がかなり悪いような気がしたので、少し心配したのだが、見た目には特に何もなく、大丈夫か・・・と、思っていたらその晩、端っこの方に爪楊枝の先ほどの大きさの四角い気泡のようなものが見えて、傷が付いたのかなと思っていたら。

 その気泡が1日ずつ、1日ずつ、0.1ミリずつ、0.1ミリずつ、徐々に広がって行くのだ。

 四角い画面の左上から右下に向かって対角線に線を引いて、その右半分の方向に範囲が広がっていき、そちらサイドのタッチが徐々に反応しなくなっていき、今では画面の左下しかほぼタッチは反応しなくなってしまった。

 アップルウォッチも、生体データ収集以外は、何に使っているのかよく解らない代物ではあったが、画面が反応しなくなってみるとこんなにも不便なのかと驚かされる。私は私自身のアイデンティティを私自身の自由意志によって確立していたつもりだったが――いつの間かテクノロジーに依存し、支配されていたのだ――

 何が一番不便かというと、タイマーだ。タイマー機能が使えないというのが、何よりも不便だ。何に使っていたかといえば、ちゃんと時間を計る役割として使われていたのだ。そう、アップルウォッチだから。

 家庭では料理担当なので、毎日料理をするのだけれども、こんなにもアップルウォッチのタイマー機能を使っていたのかというくらい、きちんと時間通りに料理していた。男の料理は目分量、時間も適当、そんな行き方をしていたつもりだったが、小さじが見つからないと困るし、時間が正確に計れないと困る身体にいつの間にかなっていたのだ。全然気づかなかった。

 いわれてみれば、子供が酷い偏食のせいで、これは食べるという料理の味が変わると食べなくなるので、味の再現性が非常に重要になってきていたので、結構正確に計って正確な料理を作るようになっていたのだ。アップルウォッチのおかげで、正確な性格にいつの間にかなっていたのだ。あぁ、恐ろしや。

 しかし初代SEなので、修理に出したところで金がかかりそうだし、買うといってもなかなかお値段のするものだ。しかも次の世代でサイドボタンの改修があるなんていう噂もあるので、もう一個ボタンがあると、運動計測しているときは俄然使いやすくなるよなとつくづく感じているので、次の世代まで粘りたい所なのだが・・・・・発表まであと2か月・・・・?この状態で・・・・・?

 一体全体、どうなってしまうのでしょうか。

 それでは、また、どこかで。

 xoxo

 キノピ

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