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負の連鎖を垣間見る『17 Blocks 家族の風景』映画レビュー
ここ最近で一番、心にグサッときた作品。
登場人物たちは、社会構造の歪みの被害者であり、彼ら自身の話を聴いてくれるひとをずっと探し続けている存在だ。
こんなに長い時間、ひとつの家族に密着した監督には本当に恐れ入る。「よくぞ!」と拍手したい。
元気そうにしてるひとだって、聴いてみると、実はプライベートで悩みを抱えている。特に日本人は、他人のプライベートに干渉しないところがあるが、これは最近始まったことなのだろうか。
話を聴いてくれて、ある程度干渉してくれるひとが周りにいないと、被害者はのちに加害者となっていく。
その負の連載の中で、傷つきもがき苦しみ、それでも希望の光を追い求める、ひとつの家族の姿をみた。
絶望と希望が、私の心に同時に生まれた。
私たち一人一人が、他人の話を聴き、他人の気持ちを想像し、言動を変えていかなければ、この世界から悲しみはなくならない。
見出し画像は以下よりお借りしました。
https://pixabay.com/images/id-3671612/
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