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ここでは、7月14日(日)十日町教会の主日合同礼拝(こどもとおとながいっしょにささげる礼拝)における子どもメッセージの原稿をあげています。

聖書 マタイによる福音書18章19~20節

 ある日の幼児園の出来事です。子どもたちが屋上でプールで水遊びをしています。イサクくんが車のおもちゃで楽しく遊んでいました。イサクくんが楽しそうに遊んでいるのを見てヤコブくんも車のおもちゃで遊びたくなりました。そして「イサクくん、そのおもちゃ貸して」と言いました。でもイサクくんに「いや」と断られてしまいました。イサクくんはまだそのおもちゃで遊びたかったんですね。

 ヤコブくんは車のおもちゃで遊べなくて悲しい気持ちでその場に立っていました。そこにノアさんが来て「どうしたの?」と質問します。車のおもちゃで遊べなくて悲しい気持ちを伝えると、ノアさんは自分の手に持っていた飛行機のおもちゃを差し出し、「これで遊ぶ?」と聞きました。ヤコブくんは車も飛行機も大好きだったので嬉しい気持ちになってノアさんにもらった飛行機のおもちゃで水遊びを楽しみました。

 私たちのしたいこと、やりたいこと、願いがかなわないことがたくさんあります。でも思いがけない仕方で願いがかなうことがあります。ヤコブくんが車のおもちゃで遊ぶことはできなかったけど飛行機のおもちゃで楽しく遊べたように。ヤコブくんが1人だったら、車のおもちゃで遊べなくて悲しいままでした。でもノアさんが一緒に考えてくれたから、楽しく過ごしたいっていう願いがかなったのです。2人、3人でどうしようと考える時、イエスさまもそこにいて知恵と力を貸してくださるからです。

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キリスト教会の礼拝で行われている説教と呼ばれる聖書をテキストにしたメッセージを公開しています。

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