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自然の営みに気づかせくれた、アプリコット。

長いこと
冷凍庫の中で眠っている、
アプリコットのソースが
数瓶あります。

どう使えば良いか分からず、
もう捨ててしまうべきか?
とも一瞬、思ったけど。

もったいなくて、
できませんでした。

やっと使い道を見つけだし、
めでたく解凍できました。
(とりあえず、1瓶。)

このソースは、
去年の夏に作ったもの。

解凍して使用中💦 (2024.4)

一昨年の秋から1年間、
田舎暮らしをしていた時。

住んでいた家の庭に
アプリコットの木があり、
その木が、多くの実を
作ってくれました。

収穫したアプリコット (2023.7)

正直、何の木なのか?!
すら分からなかったのに、
少しずつ実らしきモノが
芽生えてきて、

時が来たら、

たくさんの実を
与えてくれました。

しかも、もんのすごい量。

アプリコットの木

友人・知人に
あげても、あげても…
なくならず。

食べきれないほど
大量にあったので、
ジャムにはしないで、
ソースにして保存。

冷凍したものを
友人にあげたけど、
それでもまだ冷凍庫に
あと数瓶あるんです。

砂糖は入れず、フルーツのみで。

❤アプリコット天国❤

この家の庭には、
ちょっとした果樹園が
ありました。

水やりを担当していたのは
全て、スプリンクラーさん。

私は、なんもしてません。

肥料をあげたこともないし、
それらの木の存在すら、
気にかけることもなかった。

なのに、時がきたら、

それぞれに実をつけてくれ、
その身を、惜しみなく
 分け与えてくれました。

(ブドウは、ちょっと
間に合わなかったけど。)

こんな風に、
自然の営みに触れながら
日々の生活を送ったのは、
この時が初めてでした。

年中気候が温暖な
カリフォルニアでは、
降り注ぐ太陽が
植物に必要な栄養素を
与えてくれるのだろうか?

と、自然に勝手に、
色んな実がなることを、
不思議に思いました。

少しのお水と、太陽の光。

これ以外に必要なモノは、
必要な分だけ自分で手に入れ、
自分の力で我が子を実らせて、
あるだけ全部を、
私たちに与えてくださった、
フルーツの木々。

柿とブドウもありました。

いま冷凍庫に眠っている、
古くなってきた
アプリコットのソースを、
捨ててしまおうか?などと
一瞬でも考えた自分を、
恩知らずだと思いました。

去年の夏。

食べたくなると、
庭に行っては
獲らせてもらい、

食べきれない分は、
収穫しソースにして、

今は、
冷凍庫で眠っている
アプリコットたち。

欲しい時だけ
ホイホイもらっておいて、
要らんくなったら
アッサリ捨てるんか?

と思ったら、
自分の身勝手さに
なんか腹が立ちました。

アプリコットさん、
ごめんなさいね。

あの時。初めて
収穫させてもらった時。

木から実を取られる時に、
痛いんじゃないかな?と
少し気になりました。

それでも欲しかったから、
心の中で「ありがとう」と
念じながら収穫したのに。

それも、どこか
身勝手に感じました。

でも、収穫しました。

1年ちかく経った今、
そういう事を全て忘れて、
更に身勝手な
 自分になっていた。

今となって、私はこれを
「私の」アプリコット
のように思っているが、

本当は、自然の営みの中で
皆が協力し、作ってくれた
「みんなの」アプリコット
なんだという事を、
忘れないように、
残りの分を使いたいです。

中身重視のクッキーということで💦

いつかまた、
田舎暮らしがしたいなぁ。

でも今は、今いる場所で、
がんばるぞー。

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