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経歴書に興味なし。エンジニアの採用面接で「何が好きですか?」と聞く理由

株式会社PRUMの人事チームです!

PRUMはエンジニアを未経験から自社で育成し、その成長によって事業を拡大してきた開発会社です。創業当初ほぼゼロだった社員数が、4期目となる今年は63名にまで増え、事業規模とともに成長を続けています。

今回は、CTO(最高技術責任者)の中村大雅にインタビュー。昨年PRUMに参画し、ナンバー2の立場で代表の岩本稜平をサポートしています。元ミュージシャンという異色の経歴、PRUMに入ることになったきっかけ、エンジニア採用で大事に思っていることなどを教えてもらいました。

中村大雅(なかむら たいが)CTO
30歳までミュージシャンとして活動し、その後エンジニアの道へ。37歳の頃には、システム開発企業にてCTOに就任。その後起業し、知人の紹介で代表の岩本と出会い意気投合。「優秀なエンジニアを育てることに力を注いで未来に繋げたい」という思いから、2022年にCTOとしてPRUMへ参画。趣味は、楽しくお酒を飲むこと。

異色の経歴! ミュージシャンからエンジニアの道へ

——大雅さんは以前、ミュージシャンとして活動されていたそうですね。 

中村:30歳近くまで、地元の大阪でバンドをやっていました。ジャンル的にはハードコアとかメタルとか、メロディのないうるさいやつです。はじめは売れていなかったんですが、そのうちCDのリリースや海外ツアーもできるまでになって、ゴリゴリ活動してました。

——海外ツアーまで。すごいですね!

中村:このまま行けるんだろうなと思っていたのですが、あるとき、それまで100%あった情熱が99%に減ってしまったような感覚になったんです。もともと0か100かの思考の持ち主だったので、そんな自分にがっかりしました。この状態で続けても面白くないなと思って、しばらく悩んだ末やめました。

——そのあと、どうされたんですか?

中村:何も考えはなかったのですが、せっかくの機会だからとりあえず日本の中心に行ってみようと、東京に行きました。そこから2〜3年は、東京のバンドを手伝いながらアルバイトをしていたんですが、30歳のあるときバイト先をクビになりまして。

それで次の仕事どうしようかなと思って、自分の過去を振り返ってみたんです。僕は音楽が好き、料理が好き。それから、バイトでバーテンダーをやっていたとき、お任せでカクテルを作るのが好きでした。お客さんの雰囲気に合わせてお酒の味わいや色味、グラスなどを選んだりするのが楽しくて。

それで「俺、想像を形にするのが好きなんだな」ということにそのとき気づきました。

——それでエンジニアになろうと?

中村:いや、最初は花屋になろうと思ったんです。花束をアレンジするのも、カクテルをお任せで作るのと一緒のプロセスだから、自分に合っているだろうと思って。それでハローワークに相談に行ったら、たまたま壁にWebシステム開発を学べる職業訓練校のポスターが貼ってあったんです。

それを見て、「あ、これも(想像を形にするという)プロセスが一緒やな。俺、プログラミング向いてるはず!」と思って入学し、1年間勉強しました。

卒業後はIT企業に応募し、面接で「俺、未経験ですけど、向いてると思うんで雇ったほうがいいですよ」と言ったら、気に入ってもらえて採用になりました。

——なんか、いろいろすごいです(笑)。

中村:そのとき、僕は31歳で。20代しか募集してなかったらしいんですけど、「おもろいから雇ったるわ」みたいな感じだったみたいです。

——そこからエンジニアとしてのキャリアがスタートしたのですね。

中村:はい。めちゃくちゃ面白かったんで、のめり込みました。やりたいことをやらせてもらっていたのでとにかく楽しくて、毎日没頭していました。その会社で数年いろいろな現場を経験したあと、お世話になった上司が独立して立ち上げた開発会社にマネージャーとして転職。2年ほど経ってCTOに就任し、その後取締役として経営にも携わらせてもらいました。

飲み会をハシゴして意気投合! PRUM代表 岩本稜平との出会い

——岩本さんとの出会いと、PRUMにジョインした経緯を教えてください。

中村:ジョインしたのは、昨年の6月に岩本から「会社を手伝ってくれないか」と話をもらったのがきっかけです。岩本との出会いは3年くらい前。当時、僕は先述の開発会社を辞めて、自分の会社を立ち上げつつ、プログラミングの仕事をプロジェクトに入ってやったりしていました。

前職を辞めたあとも、その会社の社長(※注釈:1社目で大雅さんを面接し、2社目に引き抜いてくれた方)とは交流させてもらってて、その方の紹介で岩本と出会いました。

1度目は複数人で飲んだのですが、2次会をしようということになり、岩本と2人でバーへ。そこで意気投合して盛り上がり、数件ハシゴしました。

その半年後、共通の知人が主催する忘年会に参加したら、そこで岩本と再会。全体の2次会が終わったら、また僕と岩本だけが残り、2人で3次会、4次会、5次会へ……(笑)。

——5次会て(笑)。岩本さんの印象はどうでしたか?

中村:「いいやつなやあ。めっちゃ好きやわ」と思いました。それからしばらくして、また連絡くれて。会ってみたら、「会社を手伝ってもらえませんか」と打診をもらいました。

——そのとき、どう思いましたか?

中村:内心では、「え、俺、2回飲み会ハシゴしただけやで。ええのそれで?」と思ったんですけど、嬉しかったですね。

ただ、僕には自分の会社もあるし、そのほかにもプロジェクトを持ってたので、すぐに返事はできず一旦持ち帰らせてもらうことにしました。

そうしたら、ふと気がつくと妄想の中で、PRUMの社員に自分の技術を教えている自分の姿が浮かんできたんです。これだけ想像しているということはやりたいんだなとそのとき気づきました。

また、PRUMの「日本一エンジニアが成長する会社にする」という志もいいなと思いました。ITの分野で遅れをとっている日本がエンジニアを育てていくことは、明るい未来につながります。自分がやっている会社が子どもを対象にした知育事業ということもあって、PRUMの掲げる世界と自分の目指す未来はリンクしているなと感じました。

——それで、ジョインすることに?

中村:はい。岩本から連絡が来たので、今話したようなことを伝えて「よろしく」と返事をしました。正式に入社したのは2022年9月です。


経歴書に興味なし! 採用面接で知りたいこと

——もともとはCOOとしてお話があり、つい最近までCTOと兼任されていたとか。現在はCTOをされていますが、どのような仕事をしていますか。

中村:COOっていうのも、入社前日とかに岩本から「大雅さん、COOお願いします」と言われて。「COOってなんやろ」みたいになって、ずっとふわふわしてたんですけど、もともと岩本からは社長の右腕のような存在として経営を手伝ってほしいと言われていたのもあって、そのとき必要なことをやっていくという感じでした。CTOとなった今は技術者の教育と、プロジェクトの中に入ってマネジメントを手伝うことが多いですね。

——エンジニアの採用にも携わっていると聞きました。応募者のどのようなところを見ているのですか?

中村:誤解を恐れず言うと、僕、履歴書とか経歴書って全く興味がないんですよ。あと、面接用に用意してきた受け答えとか。そんなの聞いても、つまらんと思ってて。

そんなことより、お前何者なん? と思います。その人の“人間の部分”が知りたい。何に喜びを感じるのか、悲しみ、怒りを感じるのか、そういうことが知りたくて、応募者に「何が好きなんですか」とよく質問しています。

自分の好きなものって誰かから教わるものではなくて、直感で感じるものじゃないですか。何に感動するのかというのは自分にしかわからないし、コントロールできない部分です。それを知りたいと思ってます。

それと、この人がPRUMに入って幸せになれるかな、ということも見ています。「PRUMで働くイメージできてますか?」と聞いたりして、なかなかイメージできないと思うので、その人が懸念していることをつぶしていって、「これなら気持ちよく働けそうだな」と思ってもらえたら嬉しいですね。

——最後に、未来のPRUMエンジニアに向けて、メッセージをお願いします!

中村:僕自身、紆余曲折の人生を送ってきました。僕のような者でもやれているので、きっと大丈夫です。あなたがあなたらしくいてくれればそれでいいと思います。

あなたらしく働ける場所がPRUMだったら嬉しいですし、一緒に働きたいなと思います!


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