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「ほどほどに好きな事」に時間を割いてしまう病 - ある人物の反省文

今回の記事を書く理由 - 筆が遅い!

 3週間ほど前に以下の記事で言及したライブ映像作品「BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark TOKYO DOME」ですが…

…感想を書くどころか、未だに視聴が終わっておりません。
(Gravityもまだ聴いていません。)

 noteでは視聴した作品についてぼちぼち感想でも書いていこうかなと思っていたのですが…始めて早々にこのザマですよ。これは一体どういう事だい??

 その辺りについて自分で言うのもおかしな話ですが、なんとなく思い当たる節があるので、逆にそれを書いてみようかなと思いまして。結局のところ、筆が遅いことに対する言い訳に過ぎないのですが…ならそれはそれで記事にしてしまえ、というのが今回の記事であります。

時間がなくて忙しい人には嫌われそうな内容ですが…正直「誰にも嫌われることのない意見」なんてそうそう存在しないと思っていますし、今自分がこういう事を考えていて、改善の為にはこうした方が良いと思っているのも事実なので、後述のように自省の意味も込めて記事にします。
 せめて時間の出来た身として、忙しい人たちにカケラも顔向け出来ないようなクソほどダラダラした蒙昧な日々を少しでも減らせるように…。

本当に好きな「思いっきりやりたい事」に中々手を出せない

 コロナが人々の生活に大きな影響を及ぼすようになって久しく、良くも悪くも「自分で自由に使える時間」が増えた人は多いと思います。
 自分はこれまで仕事から帰ったら飯食って寝るだけ、休日も睡眠不足を補うように寝るだけ…という事が大半でしたが、いわゆる働き方の変動により業後に動ける時間が相当に増えました。平日は過去の繁忙期と比べると2〜3倍くらい。

 じゃあその時間を何に使うのか。
 自分では以前はあまり考えたこともありませんでしたが、本当に何にでも使って良いのなら、やりたい事はいくらでも浮かんできます。
 冒頭に上げたライブ映像の視聴のほか、こうして記事を書くこともそうですが、買うだけ買って使っていないタブレットを使って落書きしたり(公開する気はない)、インテリアと化しているギターを練習したり、未読のまま長らく放置されている電子書籍とか、ストーリーがめちゃくちゃ面白いのに全然進んでいないゲームとか、グラフィックめっちゃ綺麗なのに全然進んでいないゲームとか、あ、待って、いわゆる積みゲーが10本近く…。
 もちろん、そういった自分の趣味とは別にやるべき事はたくさんあります。
 仕事関連の知識も不足していますし、英語の勉強もしていかないといけません。部屋の掃除も一回どこかで本格的にやった方が良さそう。

 そうなるとですが、本当に好きな事に手を出してそれに没頭してしまうと、やるべき事が手につかなくなってしまうのではないかと直感的に考えてしまいまして…。1番好きなアーティストの久しぶりの新曲やライブ映像なんてものはなかなか手が出せなくなってしまうのです。

なら、勉強とかの「やるべき事」に時間を割いているのか?

 試験勉強で忙しくて…というケースも無くはないのですが…正直に白状します。大抵はそう言うわけでも無いんですよね。
 本当に好きな事に手を出せないからといって、やるべき事に100%時間を費やすのもそれはそれで人生何も楽しんでいないみたいになりますし…。ワークライフバランスの重要性が謳われる現代では仕事100%の人よりも仕事も趣味も充実させている人の方が「輝いている」と世間からは見られます。見られません?
 単純に面倒臭いから…というのもありますが、一方ではそんな意識もあって、なんだかんだで「ほどほどに好きな事」に相当な時間を使ってしまう事が多いです。
 例えば、たまたま目にとまったTwitterのニュースを眺めたり、めちゃくちゃ好きというわけでもないソシャゲの経験値稼ぎとか…。
 没頭するリスクも少なければ、最初は思いっきり遊ぶというつもりでも無いため手を出す事自体への罪悪感も少なく、「とりあえず」で着手しやすいんですよね。そういった手をつけやすい事をダラダラと続けていたらいつのまにか1日が終わってしまう事も…。
 結局、没頭しないはずのことにいつの間にか没頭しているという(苦笑)。

「ほどほど病」対策

 じゃあどうすんだよ、という話です。
 以下に、本当に好きな事にもやるべき事にも手が出ない「ほどほど病」(今思いついた名前)に対して自分で考え得る対策をいくつか挙げてみます
 ダラダラしている本人が書いたところで仕方ないっちゃ仕方ないですが…自らの振り返りの意味も兼ねて。実践出来ていないことでも、正しいと思う事を文字に起こす事で「書いたからにはやんなきゃ!」と思えそうですし。

 なお、以下に記述する対策はあくまで個人の考えなので、心理学的な裏付けとかそういった根拠は全くありませんのでご了承を。
 これは違うだろう、とか、こうしたほうが良いとか、そう言ったお話があればいわゆる気付きや改善に繋げられるので、異なるご意見はむしろ歓迎です。

 あと注意点としては、「ほどほど好きな事」に少しでも時間を費やすのはNG!と言うつもりも無いです。テンション上がるような好きな事も、仕事関連や勉強といったやるべき事も手をつけるにはある程度エネルギーが必要なので…。やる気が出ない時だってもちろんあります。やる気スイッチは四六時中ずっとONにする必要は無いと思います。電池切れます。
 かといってずーっとOFFだと何も機能しませんので…。以下は「やる気が出なさすぎてほどほどな事にしか着手してなくて、本当にやりたかったはずの事や、やんなきゃいけない事はなんもしないまま時間が過ぎていってヤバい」時の話です。


 「ほどほど病」対策で必要なのは、遊びにしろ何にしろ「自分はちゃんとやってるぞ」という感覚だと考えています。やるべき事をちゃんとやっていれば本当に好きな事に手を出す時の罪悪感も減りますし、遊びだってちゃんとやればその後勉強を進めたってトータルで100%無味乾燥な味気ない日々からは脱却出来ます。
 理想は、ほどほど好きな事で時間を潰す事でも、やるべき事に全ての時間を捧げる事でも無く、思いっきり好きな事とやるべき事との間を器用に反復横跳びして両立出来る状態、ですね。
 まずはその間で停滞している状態からの脱却を目標とします。で、そのはじめの一歩を踏み出す為のエネルギー充填方法的なものをいくらか検討してみました。

1) ほどほど好きな事とやるべき事を関連付ける

 例えば小説を読むなら速読力を身につける事を意識しながら読むだけでも「自分は為になる事をしている!」気がしてきます。まずは「気がする」だけでも良し。そのうち気が向いたら「何時間で何ページ読んだか」も測ってみると読むスピードがどれくらい上がったか分かって良いかも知れませんね。(まぁ、自己肯定感の醸成という点では別にそこまでしなくても十分でしょう。)
 ゲームをするなら言語設定を英語に変えたり、あるいは洋楽を聴いて英語の勉強を、といった方法もあります。(ある程度の英語力が必要になるのと、ゲームの場合システムにもよりますが。)
 ほどほど好きな事とやるべき事をうまく関連づける事で、ただ単純にほどほど好きな事で時間を潰すだけよりかはまだマシな時間の使い方ができます。わずかでもタメになる事が出来れば、少なくとも「今日はなんもやんなかった…!」は回避できます。

 ちなみにゲームの言語設定変更は自分も実践しています。分からない単語があったら出来るだけその場で調べるようにして語彙力を上げる事を意識しています。音声は日本語のままにしておけば、声付きのイベントの時は字幕と音声を比べる事でその場で単語の意味を確認することも可能です。今のところ業務上英語を使うことは殆どありませんが、将来の為という事で。
 ※中2ワードばかり増えていくのはご愛嬌。bane of 〜(〜の災いの元)とか、disciple(門弟、十二使徒)とか。実際どこで使うん??

2) 色んな事をやる/やった事を差別化する

 ただ1日ずっとゲームをするよりは、ゲームして音楽聴いて漫画を読んで…と少しずつでも色々な種類の行動を取った方が、「たくさんやった感」は強くなります。上記の「やるべき事との関連付け」と合わせ技だとより良いですが、最悪純粋に遊びだけでも「思いっきり遊んだぞ!」と思えた方が次へのやる気に繋げやすいです。
 今日はゲームしかやってない…といった場合でも「今日はこのイベントクリアした!」とか具体的に何をしたかを差別化して意識すると良いです。
 つまりは意識における「同じ事の繰り返し」の回避ですね。「今日は◯分遊んだ」だけだと時間の数字が変わるだけで「結局やってる事は昨日も同じだった…。」となりかねないので、差別化としては弱いかも知れません。
 その意味では、先に例として挙げた小説の速読力の意識も、それに気を取られて内容が頭に入って来ないともったいない事になります。
 差別化と同時に「いつ何をしたか」を把握する事で、なんとなくでも「これやろうとするとどれくらい時間潰れそうだな」といった感覚が掴め、「なんか知らないけどいつの間にか時間が潰れていた」といった事態を回避できるようになって来ると思います。

まだ書いた記事が少ないのでなんともですが、自分の場合なんとなくで記事を書き始めると最初は5〜6時間以上、後日の見直しでもなんだかんだで数時間はかかっている気がします…。

3) 計画を立てる ※最重要

 少しでもやる気が出たらまずは計画を立てましょう。というより、仕事関連でも勉強でもなにかしらタイムリミットが既に決まっているものがあれば、ここまでに挙げた対策の話はほっといてでもまず計画を立てましょう。(計画の内容自体は「無理のない計画」を。この日は何をどれくらいやって、それにはどの程度時間がかかるか、休憩時間も加味して具体的に検討したほうがいいです。リミットが決まっているからといって余りにもキツい計画だと十中八九で挫折します。)

 やる気が出ないケースの典型として「特に期限があるわけでは無い場合」が挙げられますが…やっぱり、計画を立てましょう。
 期限が決まっていないなら、自分で作ってしまえというわけです。英語の勉強なら資格試験を選んで受験を決めてしまえば、自ずと試験日とも定まってきます。
 「いつまでにこれをやる!」というのを公言するのも一手です。


 ……え、自分の場合ですか?

ええっっと…そうですね……


 と、とりあえず…今月11月中には冒頭に挙げたライブ映像を観ます!観ましょう!
 感想をnoteに上げるかは感想次第にさせてください…「楽しかった!」だけだと記事として面白みもへったくれもないので…
 そうですね、せめて「観た!」だけでも上げましょう。つぶやき機能とかあったはずなので。

4) 寝る

 色々偉そうに書いておいてなんですが、ガチで精神病の場合は私には手がつけられません…。生活そのものに支障をきたしていたり、息すんのも面倒だとか、とにかく色んな意味でマジでムリな場合はまず飯食って寝ましょう。そして家族やホットラインなど然るべき場所に相談を。
 というか自分の場合特にムリじゃなくても寝ます!「あ、眠ぃ。」と思ったら仕事中でもない限りは速攻で寝ます!睡眠は!大事な!休息だ!!
 夕方寝過ぎて夜に寝付けないこともありますが…なら夕方寝るときに10分なり20 分なりでタイマーでも付けとけって話です。

最後に

 以上、ほどほど病患者の言い訳と自省文でした。
 いやまぁその、今の大変なご時世で一体何グータラしてんだよって話ですし、そもそも自分と同じような状態の人が果たして存在するんだかどうだかといった所ですが…。何というかそのどちらかというと、貴重な時間を自分のように無駄に食い潰しまくってしまう事の無い様、予防として「こんな考えもあるんだなー」となんとなく頭の隅っこで思って頂ければ幸いです。
 あ、そうだ、英語の試験も申込みました!ので、やっぱり筆は遅くなると思います!!!

<余談>
 ちょっとズレますが…時間の使い方がどうとかいうよりは「幸せを享受出来ない人」の話として、過去にxxxHOLiCという漫画で似たような話を読んだ覚えがあります。
 が、何巻の話だったかが分からないです…。図書館で読んだのか人から借りて読んだのか…。
 その話がどういう結末だったかまでは覚えていないので、記事を書いていてなんとなく気になった次第です。調べたところ外伝のような扱いで西尾維新さんが書かれた小説版にそのような話があるようですが、小説で読んだ記憶も無く…。

xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル (講談社文庫)

 自分が記憶しているのは、主人公らのお店に来たお客さんが店主にお茶をぶっかけてしまう話なのですが。