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マンガンに多く含まれる松の実は、不老長寿の仙人食だって?!

ミネラルを一つずつ追いかけるシリーズですが、今日はマンガンです。

メジャーなミネラルの場合は、食と言う視点からの影響力はかなり大きかったのですが、マンガンくらいになると、人の体内で12~20㎎と生体内の組織に一様に存在しているとは言え、微量ではあります。

また、酵素の構成成分として、骨の代謝や糖質脂質の代謝に関わっているのですが、具体的な働きが示しにくい成分のようです。

植物性食品に多く含まれているため欠乏することはなく、摂取しすぎても健康被害はこれと言ってないとのこと。そこまで厳しく考える必要がないと言うことですね。

それで、これではコラムもまとまりませんので、含有量の多い食材を調べていると、松の実と言うのが上がってきました。松の実には100g中9.78㎎含有されていて、他の食材とくらべ突出しています。生姜も多いのですが5.01㎎でした。

これらに共通する効果としては、薬膳的な見方ですが、身体を温める温性の性質を持っています。

もちろん、マンガンの含有量だけでなく、松の実や生姜には他の成分も豊富なため、マンガンと直接結びつけるのは無理があります。ただ、「不老長寿の仙人食」とも言われる松の実ですから、身体に何らかのいい働きをしていることは間違いありません。

後日、この松の実のことは、薬膳の視点でこのコラムでご紹介したいと思います。