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うっそー?!コアラの離乳食って、まさかのアレ???(笑)

昨日の晩に東京入りしました。今日はコラムを書く時間が取れそうにありませんので、早朝から失礼します。

今日の画像は昨日までのうんちの画像から打って変わって、可愛いコアラの親子の画像です。でも、内容はうんちの話しになります、笑。

どうしても、腸内細菌となると、うんちは切ってもきれないのです。今日はうんちを食べるという話しなので、食事中の方は、終わってからお読みください、笑。

コアラの画像とうんちを食べるで、もうピン!と来られた方もいらっしゃるでしょう。生まれてきた動物は‟おぎゃー”と生まれてお母さんが自分の肛門の付近を舐めさせると聞いたことがありました。

コアラはもっとダイレクトで、程よく消化された自分のうんちを離乳食として与えます。

そんな”ばっちい?!”ものをなぜ、そこまでするのでしょうか?

コアラが食べるユーカリの葉は硬くて栄養分も少なく本来なら食用には向かない食材です。しかもタンニンを多く含んでいるのでタンニンはたんぱく質と結合するため、通常は消化できないのです。

しかし、コアラはこの結合物を分断して分子化する酵素(タンナーゼ)を有しているため、食べることができます。

この酵素は元々コアラの身体に備わったものではありません。盲腸の中に酵素を作り出す腸内細菌を有しているのです(コアラの盲腸は1.5m~2mで人の5cmと比べると異様に長い)。

そうなんです!

この腸内細菌をお母さんのうんちから取り入れているんです。要するに、コアラはこの腸内細菌がないと生きていけないんですね。

もちろん、お母さんコアラは、自分の腸内にユーカリに含まれるタンニンを消化するための酵素を出す腸内細菌がいることなんて、知るはずがありません。

でも、それを初産であってもやってのける!誰に聞くわけでもないのに・・・動物の本能って凄いですね!

いよいよ酵素と腸内細菌がつながってきましたね!また、酵素についても色々と書いていきたいと思います。