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好奇心ドリヴン

あなたの原動力は何ですか―と聞かれたら、なんと答えるだろうか。

自分のため、お金のため、遊ぶため、大切な誰かのため…色々な答えがあると思う。

僕は長いこと自分の原動力が何なのかよくわかっていなかったのだけれど、20代も終わりに差し掛かったあるとき、「自分の原動力は好奇心である」ということに(ようやく)気づいた。

その頃、僕は100人ちょっとの事業会社から、世界有数の規模の会社に転職するということをしていた。規模だけではない。業種も職種も全く違う、「転職するっていったって、普通もうちょっと経験を活かせるところにするだろ」というツッコミが四方から聞こえそうなくらい、“振れ幅”の大きな転職だったと思う。実際のところ、もう少し前の職種と近しい別の内定ももらっていたのだけれど、"遠い"ほうを選んだ。

普通に考えたらあまりつながらないその転職の中にある自分なりのロジックを改めて整理すると、「見たことないものを見てみよう」というごく原始的な理由が横たわっているように思えた。それで、ああ、自分の原動力となっているものは好奇心なんだなとようやく言語化された。

言語化されると、色々なものに合点がいったように思う。

例えば、うちの奥さんは前にも書いたように話しながら考えるタイプなのだけれど、その話を面白く聞けるのは、それによって別の人生を追体験しているように思えるからだと思う。

しかしまぁ、もう若いとは言えない年齢に差し掛かってきて、いつまでも好奇心好奇心と横に広がっていっては深みが出ない。いくつかの領域の境界線にあるなにかを探求して、下に掘っていくことがたぶんこの数年やるべきことなのだろうと、漠然と思っている。

最後までお読みいただきありがとうございました。 このnoteのテーマは「自然体に綴る」です。 肩肘張らずに、「なんか心地いいな」と共感できる文章を探したくて僕も書いています。なにか良いなと思えるフレーズがあったら、スキ!やフォローをしてくださると励みになります。