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パフォーマンスの低いエンジニア組織とはどういう状態を指すのか?#2-2

この記事は以下の「パフォーマンスの高いエンジニア組織とは?」の詳細版です。

ここでは、パフォーマンスが低い、またはチーム力が低いエンジニア組織とは具体的にどういう状態を指すのか、議論しました。

高木 経営者や人事担当者からすると、「うちのチームのパフォーマンスは大丈夫なのか、低すぎないのか、本当にこれでいいのか?」という疑問や心配があるかもしれません。
パフォーマンスが低い、またはチーム力が低いエンジニア組織とは具体的にどういう状態を指すのでしょうか?

 ここにはエンジニアなりの意見があり、パフォーマンスが低いと判断した理由や根拠によって、それぞれ対処法が変わると思っています。それぞれケースバイケースなので、一概には言えないとは思いつつ、今までの経験上から言わせていただくと、パフォーマンスが低いという判断は、何らかの比較対象があるときにできることのように思います。

例えば、百戦錬磨でビジネスの経験も豊富で、エンジニアリングも完璧に理解するようなスーパーマンがいたとして、その人がビジネスのフロー、開発のフロー、システムの今の状況等を完璧に理解しつつ、さらに競合他社や比較対象の他社さんの状況を同じようなレベルで理解した上で、その人たちのパフォーマンスが低いって判断するんであれば、合理的だと思うんですよね。でも現実として、それは非常に困難なことだと思っています。
つまり、パフォーマンスが低いと判断しているところは、掘り下げが足りないんじゃないだというのが僕の意見です。

高木 確かにおっしゃる通り、何をもって低いと言えるのかはかなり難しそうです。
低いや高いと判断するのはともかく、改善するというか、より良くするということももちろん考えていかないといけない中で、どうすれば少しでも良くできる可能性があるのでしょうか?

 僕自身が10年ぐらい働いてきた中で一つ思っていることとしては、エンジニアはベストを尽くしているし、できる限りのことをやっている人ばかりだなというのが、僕自身エンジニア組織の中にいるからこそ思っていることです。
ビジネスの要件や予算やスケジュールはどんどん変化していくんですよね。エンジニアがコントロールできないような変数がいっぱいある中で、それを受け入れてその場でできるベストを尽くしてるんじゃないだというふうに考えています。
言い換えると、ベストを尽くしている中で、パフォーマンス的に期待するものでない、もしくはアウトプットが期待するものでないのであれば、もう少し別の角度から見たり、もう少し広い視点から見る必要があるかもしれません。
要はその結果が期待するものでなかった本質的な原因を、もう少し深掘りしていくことが大事なのではないかと思っています。

もし仮に、エンジニアがベストを尽くしてるのかどうかについて疑問を持たれているのであれば、それは一緒に働いているチームのメンバーが信頼できていないということの裏返しなんじゃないかと思っています。なのでその場合はどちらかというと、信頼できるチームを作るためにどうしたらいいかを考えるべきなのでは、というのがエンジニアから見た意見です。

高木 どうしても非エンジニアから見ると、「もっとできるのではないか?」と分からないからこそそう思ってしまうとことがあるのだという気がしますね。
ただ信頼ができていないから、そういう風に思ってしまうということだと思うので、なぜ信頼ができないのか、もしかしたらどこかに思い当たる理由があるかもしれないですが、そこを丁寧に一つ一つ解消していって信頼できるチームを作るということを、最優先でやっていくというのが一つの改善の方法なのかもしれないなと、聞いてて思いました。

次回に続きます↓

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