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エンジニアのパフォーマンスを測定するよりも大事なこと?#2-3

この記事は以下の「パフォーマンスの高いエンジニア組織とは?」の詳細版です。

エンジニア組織のパフォーマンスに対し、高い低いを判断するということは非常に難しいです。ではそれよりも大事なこととは何なのでしょうか?

高木 そもそもパフォーマンスの定義自体が難しくて、高い低いを判断するということもさらに難しい。そうなってくると、そもそもそういう考え方をする必要はないということになるんですかね?

 考え方をする必要がないって言うと極論になってしまいますが、ただ難しいという事実は正直言って理解してほしいというのが僕の意見です。
例えばなですが、ソフトウェアは外の人から見たらいつでも簡単に変更できる、何かすごい便利なツールみたいに見えるかもしれないですが、実際は変更するのってすごい大変なんねすよね。

例えばの話ですが、究極的にはソフトウェアを、ちょっと便利な十得ナイフぐらいに思ってほしいですと。他のナイフに比べると便利なんですが、あくまでどう使うかや、使う人がどのように活用するか、どんな場面で使うか、によって変わるものだと思ってます。
ソフトウェアもある側面では、そういうことが言えると思います。なので大切なことは、その出来上がった便利な十得ナイフをどう使うと、ビジネス側が本来やりたかったことや、期待する成果に繋がるかなんじゃないだと考えてます。
幸いそのチームの中に便利な十得ナイフを作る職人さんたちがいると思ってほしいです。なのでその職人さんたちに対して、「自分たちがこういうことをやって、こういうふうにナイフを使うことでこういう結果を期待するんです」ということを話してほしいと考えています。
話し合っていくことで職人さんも理解をして、どうするとそれの結果に少しでも近づけるか、「ここは作るの難しいからこうしてみたらどうか」と提案ができます。
このようなワンチームを作り、相談しながらコミュニケーションを取りながら進めていくことが大事なのだと考えています。

高木 確かに、どういう可能性があるのかというところをエンジニア側とビジネス側でしっかり話をするということが本当に必要なんだろうなと思います。とはいえ難しいことだと思いますが、やるべきことなんだと感じました。

ビジネス側とエンジニア側がワンチームになり、相談して進めていくことがとても大事なんだというのは分かりつつ、ただお互いの理解、ビジネス側のエンジニアリングの理解だったり、エンジニアのビジネス側の理解だったり、そこが大事になってくるような気がしたのですが、どうでしょうか?

 お互いの理解は本当に重要だと思います。非エンジニアの方々から見ると、設計図や設計書さえ渡せばできるだろう、ここだけ変えるだけなので簡単だろうというように見えてしまうかもしれません。ただ実は中でソフトウェアを作っていくときには、すごく大変なことだったりがあるんですよね。
なので僕はお互いに歩み寄ることが大切だと思いますし、それぞれの役割について理解しあうことで、より効果的なコミュニケーションや合意ができると思ってます。
またビジネス側の方にも、エンジニアの働き方や考え方を理解してもらえれば、より良い関係を築けると思います。ビジネス側がエンジニアのことをより理解し、エンジニアもビジネス側のことをより理解する、そしてお互いに理解しあいながら進めていくことで、より良い結果が出せると信じています。

高木 ありがとうございます。私もエンジニア採用をやっていて思うのですが、エンジニアの方にビジネスマインドを求めるケースが結構あると感じています。多くの会社さんがエンジニアの方にビジネス側もきちんと理解してほしい、理解した上で開発してほしいという期待があるなと思っていて、もちろんそれはそれで必要なことだとは思います。
一方でビジネス側の方がエンジニアリングをどれだけ理解しているか、理解しないといけないと思っているかというと、そういう方はもしかしたらそんなに多くはないかもしれないと、これまでの採用の経験を踏まえると感じます。
エンジニアの方がビジネスを理解するだけでも不十分で、ビジネス側がエンジニアリングをきちんと理解するということも、やっていく必要があることではないかと思いました。

次回に続きます↓

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