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エンジニアの評価制度は企業によって様々#4-1

この記事は以下の「エンジニアのベストな評価制度とは?」の詳細版です。

まず、これまでエンジニアの森さんが働いていた会社のエンジニア評価制度がどのようなものだったかお聞きしました。

高木 エンジニアの評価が難しいというお話は、前回もさせていただきました。営業職などは結果がわかりやすいですが、エンジニアの場合、どれだけ貢献したかを測るのが難しいと思っています。

エンジニアの評価や、グレードの設定に悩んでいるマネージャーや人事は多いと感じています。評価は給与に反映され、非常に大事です。
特に、給与に関連するエンジニアの不満が退職の引き金になるケースも多いと感じていますので、今日はエンジニアを評価することについて、エンジニアの目線と人事の目線でディスカッションしていきたいと思います。

人事の方から「エンジニアを適切に評価する方法がわからない」「技術的な能力は当然ながら、そのビジネスへの影響を評価するのが難しい」という声をよく聞きます。また、それをどう給与に反映するのか、数字を決めるのも悩ましいところです。
評価によりグレードが上がり、業務内容が変わるかという議論にもなりますが、どのようなキャリアパスをエンジニアに提示すべきか、も悩まれていらっしゃるのではないでしょうか。
エンジニアそれぞれの強みや志向性も違いますので、どうやって1人1人に向き合ってキャリアパスを提示すべきかについても、今日はお話できたらと考えています。

まず、エンジニアの森さんに、過去働いていた会社の評価制度についてお伺いしたいと思います。

 私が働いていた会社の評価制度については、主観的であって、話半分で聞いていただけると嬉しいです。一つ目の会社は1000人弱のWeb制作会社で、評価制度の説明はほとんど受けず、上司に気に入られているか、案件を受ける能力があるかが評価の軸でした。私が土日も働いて頑張っていたにも関わらず、評価面談で評価できないと言われ、それが退職のきっかけでした。
その会社は、社長が社員の大事さを強調していたものの、1年で多くの人が入れ替わっていました。

高木 1000人規模の会社できちんとした評価制度がないこともあるのですね。特に、頑張っている方に対して評価できないのは難しいですよね。
そして、その会社での高い離職率なのも理解できます。
次に転職された会社の話も聞かせていただけますか?

 次は、ある上場しているメガベンチャーでした。コンサル文化の強い会社で、シンプルな評価制度でした。360度評価と、特に周りに悪影響を与えないかということ、将来の収益に対するインパクトのある行動が重視されていました。
ただ、上司によって評価の説明の仕方が異なり、うまく説明できる上司のもとでは良い評価を受けやすかったです。同僚エンジニアたちは、評価を受けづらいと感じることも多かったようでした。担当業務や新規事業によって評価が大きく変わることについては、私自身疑問を感じていました。

高木 評価制度は、上司に依存してしまうこともあり、避けるべきではあるかもしれませんが、難しいところですね。
新規事業や炎上案件の話を聞くこともあります。頑張らないといけないハードな案件ですが、新規事業はうまくいかないことが多く、炎上案件はマイナスからゼロに戻すようなところなので、プラスの評価が見えにくいのだと感じます。結果納得感が得られず、転職をする話もよく聞きますね。
もう1社、アーリーステージのスタートアップで働かれていらっしゃったときはいかがでしたか?

 当時数人のスタートアップで、評価制度はありませんでしたが、最近は人が増え、業績連動の昇給を行うという話を記事で見かけました。
元々リファラルで仲のいい人同士が入ってきていたので、モチベーションが高く、不満はあまり聞かなかったです。

高木 評価制度がなくても、不満が出なかったというのは興味深いですね。

次回に続きます↓

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