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エンジニア採用にはお金も時間も労力もかかる?#5-3

この記事は、以下の「エンジニア採用、なぜ難しい?どこまで難しい?」の詳細版です。

エンジニア採用が難しい理由を見てきましたが、実際にどこまで難しいのでしょうか?
採用にかかるコスト、実際にかかる労力や時間、そして採用後のサポートについて、3つの観点から見ていきたいと思います。

高木 ここまでエンジニア採用の難しさについて話してきましたが、実際にエンジニア採用がどこまで難しいのか見ていきたいと思います。
具体的には、採用にかかるコスト、実際にかかる労力や時間、そして採用後のサポートについて、3つの観点から詳しくお話ししたいと思います。

まず、お金の話ですが、優秀なエンジニアを採用するためのコストはかなり高くなっています。
エージェント経由での採用に大きなフィーが発生するのはもちろん、ダイレクトリクルーティングでも初期費用+成果報酬がかかるのは普通です。エンジニアの給与が上がっていることも考慮すると、通常の給与制度では適切な給与を提示できない場面もあるかもしれません。

次に時間と労力の観点では、スカウト活動は自社だけで行うとかなりの労力がかかることを覚悟しなければいけません。
というのも、スカウトの返信率は数%であることも稀ではなく、月に数百件のスカウトを送る必要があるケースもあるからです。そのため近頃では外部の採用コンサルティングや採用代行サービスを利用している企業も増えていますが、そうするとそれに伴う金銭的コストがかかります。
採用代行の会社に依頼すると大きな省力化にはなるものの、採用要件の検討や代行業者とのコミュニケーションにはもちろん労力が必要です。
また、エンジニア採用では、エンジニアや人事、経営陣と連携しながら採用活動を行う必要があり、社内での調整やコミュニケーションも大きな労力を要します。

さらに、採用後も終わりではありません。
最近の転職市場を考えると、短期間でエンジニアが再度転職することは珍しくありません。エンジニアは常に魅力的なオファーに囲まれていることを忘れてはいけません。そのため、彼らの活躍をサポートし、長く働いてもらうための努力が必要だと考えます。

採用がどこまで難しいのか私の意見を述べてきましたが、森さん、いかがでしょうか?

 正直に申し上げると、私自身は採用に関してしっかりとした知見を持っているわけではありません。
しかし、スタートアップで採用に携わった経験、実際にスカウトを行った経験から、簡単には採用がうまくいかないことは理解しています。たとえば、企業が望む理想のエンジニアのペルソナを定義したとしても、そのような人物をどのように探すかという問題が生じます。

現在の採用の状況では、適切な人物を判断する情報が不足しているのが課題だと感じています。
また、会社が公開する求人情報は、応募を促すために厳しい要件を掲載しづらいと聞きます。その結果、応募者は自身が合っているかどうかの判断が難しくなってしまうことがあり、実際の求人情報としての価値が低下しているのではないかと思います。

さらに、全く異なる話題として、先ほど触れたプログラミングスクール卒業生の件ですが、多くの企業を受けても自身が希望する開発の仕事に携われないというケースも耳にします。
このようなギャップが存在するのも事実です。そこで私は、スクールを卒業したエンジニアの成長をどのようにサポートするか、企業の短期的な利益だけを考えずに、より長期的な視点で取り組むべきではないかと感じています。
例えば、トライアル的に実務をちょっとでも手伝ってもらうことで、実務で必要な知識を身につけてもらったり、経験を積んでもらうような仕組みが大事だと思います。現在、情報は動画とかYouTubeで簡単に得られるようになってきています。このようなリソースと組み合わせて、社会人インターンのような仕組みを提供することで、より多くのソリューションが生まれることを期待しています。

高木 確かに、需要と供給のバランスが合っていないというのが、エンジニア採用の根本的な問題ですので、供給を増やすための良い方法があれば効果的な解決策だと思います。

次回に続きます↓

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