猫の目びーだま

50代にはいってから花屋をオープンしました。 ただ好きということで始めたこと。 好きな…

猫の目びーだま

50代にはいってから花屋をオープンしました。 ただ好きということで始めたこと。 好きなことで食べていきたい理想はあるものの…。 下手な文章ですが、今に至るまでの事とこれからの私事記録でもあります。

最近の記事

「死」を意識した話(途中から有料です)

実家の母から連絡が来ました。 両膝を手術、入院するので半年ほど帰ってきてほしいとのことでした。 私はすぐに返事しました。まだ仕事は決まっていないことと、これを逃すと年老いた母と長い時間過ごすことはもうないかもしれないと考えたからです。 滞在している間に甲状腺がんが見つかりました。 癌という病名を聞くとドキッとしませんか? 今では治る可能性も高いと言われていても、やはり不安です。 先生にいつまで生きることができるのか尋ねました。 先生は笑いましたが、私は複雑な気持ちでし

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    • 帰国と旅行とシニア就職(途中から有料です)

      7年の歳月を経て青年は帰国し、就職先を探し始めました。 私は勤めていた建築会社が支店を出したものの思うようにいかず規模を縮小するということで整理解雇となりました。 整理解雇をきっかけに、帰国したばかりの青年にアテンドをお願いして、人生初の海外/ドイツ・フランス旅行を決行しました。 青年が就職してしまったらそのように長い旅はできなくなるでしょう。 私は言葉は満足に話せませんが、その地域に長く生活していて語学が堪能なアテンドがいます。 初めての海外で、約3週間。 海外に行く日

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      • 満たされて得るもの(途中から有料です)

        こまごまとしたエピソードはあるものの、ほぼ『普通』と思える生き方をしてきた私。 お金は無くても家庭や子供、仕事もあって、生きていくのには不足はない。 それでもその青年は私にとって大きな魅力の塊だったのです。 私はその青年に次第に惹かれていきました。 青年は彼女がいたものの、遠距離恋愛だったことから、私ともおつきあいがはじまりました。 そのすぐ半年後には欧州へ留学してしまいました。 ここからは私の恥ずかしい部分でもありますので、覗いてみたい方向けに有料とさせていただきます

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        • 普通に生きてたはずなのに

          上京して暮らし始めた会社の寮は、あるアパートの一室。 同じく新卒の同僚と振り分けの部屋での暮らし。 新卒で上京したての小心者でまじめな私には、当時のバブルで浮き立つ世の中は、どこか無縁な世界の出来事でした。 上京して3年経ったころ、私は結婚、出産していました。 旦那様は関東の方でしたので、当然鹿児島に帰る雰囲気ではありません。 少し早い結婚、4人の子育て、生きがいのための仕事、お互いの両親との関係。 傍目には順風満帆に見えたでしょう。 しかしながら、それまで他人だった者同士

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          花屋の娘が思ったこと

          さて、これまでの人生のあらすじは、このお話の前の投稿でお伝えしておりますが、もう少し掘り下げてみてみましょう。 私は鹿児島の花屋に生まれ育ちました。 花屋と言えばなんだかセンスの塊のような気がしますが、墓地の脇の花屋です。 場所柄もあってか、もちろんブーケの需要などなく、もっぱら墓参用の花を販売する日々です。 子供のころから、お手伝いと言えば店番でした。 私が3歳の時に父親は亡くなり、祖父母と母、私と弟の5人暮らし。 あまり裕福ではありませんでしたが、母は、よその家と同じ

          花屋の娘が思ったこと

          私という人|自己紹介

          はじめまして。猫の目びーだまです。 50代女性です。 自分のこれまでの人生の覚書とこれからの想いや悩み、希望を記していこうと思いました。 文字を書いたりお話をしたりはあまり上手ではないのですが、何かにつながっていくと良いなと思います。 あらすじ1967年 花屋に生まれ育つ。 就職を機に上京。 4人の子供に恵まれる。 2015年 甲状腺がん発覚、手術。 2016年 交通事故にあい、歩くことが困難になる。     新しい寄せ植えの形に出会う。 2017年 ディプロマ卒業。 2

          私という人|自己紹介