🔰はじめての宝塚歌劇

歌舞伎や宝塚などの舞台って初心者には取っ付きづらいですよね

今回は知識レベル0で宝塚観劇に行ってきましたので初心者の楽しみ方を記録します

◾️楽しめた度

★★★★★(満点！)

とにかくキラキラな世界に心躍りました
起きながらに夢を見ているような感覚です
人数の多さと衣装の派手さ、セットの豪華さに日本で一番景気が良いんじゃないかとさえ思いました

そしてこの初観劇を機にゆっくりと宝塚沼に沈みました
(2021年の初観劇を振り返ります)

◾️当時の知識レベル

・宝塚は女性だけで構成されている舞台で濃いメイクぐらいの知識

・最近配信で宝塚を見ている人(生では見た事ない)に誘われて行ってみることに

・演目はシャーロックホームズ(読んだことない、ホームズとワトスンくんしか知らない)

◾️実際の持ち物

特になし
観劇のためにこれを用意した！というものはありません
身一つとチケットがあれば楽しめます

服装で悩まれる方もいらっしゃると思いますが、本当にラフな格好で大丈夫でした

ただし劇場がとても綺麗で写真を撮りたくなっちゃうので
すこし綺麗な格好していると自分のテンションが上がります

◾️これも持っていけば良かった

・オペラグラス(双眼鏡)
とにかくこの一点に限ります
オペラグラスがあれば、たとえ2階の最後列からでもお顔がしっかり見えますので、お芝居の心情がよく伝わってきます

そしてショーではバチバチにウインクをとばしていたりキメ顔をしていたりがよく見えます
オペラグラスは劇場でレンタルもできますので、買うのはちょっと…という方はぜひレンタルを
(レンタル代:500円　保証料:5000円を現金で払います
オペラグラス返却するときに保証料5000円は返ってきます)

ちなみにレンタル使ってみましたが(無いよりはある方が圧倒的に良いですが)手ブレしやすかったです

そのうち買おうと思っている方は購入しちゃうほうがおすすめです

◾️初めて宝塚観劇をするなら

・そもそも宝塚とは
宝塚とは未婚の女性のみで構成された歌劇団です
基本的に5つの組(花組、月組、雪組、星組、宙組)からなり、ほぼ毎日宝塚と東京にある自前の劇場にて公演を行なっています
・宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)
・東京宝塚劇場(東京都日比谷)

女性だけで構成されておりますので
「男役」と「娘役」が存在します

各組に「トップスター」と「トップ娘役」がいて主人公とヒロインは自前の劇場では必ずこの2人が演じます
この「トップ」というのはおおよそ3年単位ぐらいで世代交代をしており、その間はずっとトップスターです

宝塚と他の舞台で大きく異なる点として、
「2本上演される」ことが挙げられます(例外あり)

休憩の前後で異なる演目を上演することが多いのです
1幕はお芝居(90分くらい)、休憩(30分)はさみ2幕はショー(50分くらい)という構成が一般的です
それでいてチケットは高くても1万円くらい
安い席であれば3500円で見れてしまいます
お得！

そしてこのショーこそが宝塚のパブリックイメージでもある大階段が出てきたり、
大きな羽根を背負ったスターが出てきたりする時間でもあります

逆に「一本物」と呼ばれ休憩挟んでつづけて同じ演目をすることもありますが、
その時はお芝居の最後に15分程度のショーが行われて大階段と大羽根が見れますのでご安心を

・チケットの取り方

宝塚はAmazonプライムのレンタルでいくつか配信されています
雰囲気もわかりますのでチケットを取る前に少し見てみるのもありかもしれません

チケットの取り方は特別なことをしなくても良い方法(有料会員など)を挙げておきます

VISA貸切を狙う
もしVISAのクレジットカードを持っている場合、一番取りやすい方法です
抽選なので当たるかはわかりませんが、当たったらラッキーの気持ちで

宝塚歌劇の先着販売を狙う
会員登録(無料)をすれば誰でも参加できます
が、本当に秒殺です
全然取れません

全国ツアーの一般販売を狙う
今のところ毎回取れています
自前の劇場以外でも多くの公演をしており、
地元の近くにくることも
ぴあなどからも販売されるので比較的取りやすいです

夢組の抽選を狙う
ホテル付きやランチ付きのプランを抽選で販売しております
抽選は当たりにくいですが、何列以内確約などがあるので当たった場合とてもいい席で見ることができます

・観劇のマナー

基本的に他の舞台と同じです
スマホなどの音が鳴るもの、光るものはならないように設定をし、観劇中は喋らない
それから前屈みになると後ろの人が見えなくなってしまいますので、背もたれにしっかり背中をつけましょう

開演前にスタッフさんがずっとアナウンスしておりますのでそれに従えば大丈夫です

他の舞台と一つ違うことは、
まわりの拍手が多いしデカい

初めて行った時はなんで今拍手起きたの？
というタイミングで拍手が起こります

宝塚の劇場には「銀橋(ぎんきょう)」というオーケストラピットと観客の間ににある通路のような舞台があります
その銀橋を歩けるスターは一握り

そのため銀橋に入る瞬間、拍手が起こります

初めてだと拍手が大きくてびっくりするかもしれないのでそれだけお気をつけください

◾️レポ

2021年夏頃に宝塚大劇場で宙組を感激しました
演目は
お芝居：シャーロックホームズ
ショー：デリシュー


宝塚市にある大劇場は、建物の中にフードコートやお土産屋さん、レストランが全て入っています

衣装展示(入場料500円)や舞台写真などの公式グッズを見ながら開場時間を待ちます

ここまではチケットがなくても入れますのでちょっと空気だけでもという方はぜひ

いよいよ開場！
すぐに目に入ってくるのは赤い絨毯の階段です

こちらは入場前にガラス越しに撮った写真です

宝塚の舞台は大階段が有名だからなのか、立派な階段が出迎えてくれます

せっかくなので階段をのぼってとりあえず2階へ
左右にはエスカレーターがあり手練れはそちらを使う様子

宝塚の劇場は女性トイレの数と動線がすごいと聞いていたので席に行く前にお手洗いへ
一番広いという1階のトイレに入りました(笑)

こちらのトイレ本当に動線が素晴らしかったので他の劇場やディズニーなどにも採用されてほしいです

席番は一桁台で座席表を見ながら近そう！とテンションを上げながら席へ向かいます

実際の席からの景色
花道が近すぎる！！！！

開演5分前、緞帳が上がり舞台セットが現れます
宝塚は開演前の舞台セットの写真を撮っていいらしく、
一度消したスマホの電源をあわてて入れ直して写真を撮りました

今度こそ電源を落として開演です

観劇中は真横の花道にもジェンヌさんが大勢並んで踊っているので
舞台の真ん中でトップスターが歌っているのに花道ばかり見てしまいました

シャーロックホームズはそもそもの話や登場人物を知らないので、時々どういう関係だっけ？
とか
この人物は何したんだっけ？となりましたが
おおまかなストーリー面白かったです

ストーリーを知らなくても歌、演出、衣装など耳と目から入る情報で楽しむことができました

なにより大人数(70人くらい)だからこそできる舞台演出が沢山あって見応えありました

出演者70人以上の舞台って中々観るこができないのではないかなと
それだけでも観る価値があると思いました

つづいて幕間30分です
ジェンヌさんはこの30分でショー用に髪型とメイクを変えているらしいです、すごいですね

私はパンフレットを購入し(今更)
出演者の写真を眺めたりしておりました

このパンフレットにはあらすじやキャラクター相関図が載っていたりするので、
先に読んでおけばもう少しストーリーわかったなあと思ったり(当たり前)


もう一度席に着き、開演を待ちます
が、また5分前に緞帳があがり今度はショーの舞台セットの写真が撮れます
また電源をつけ直し(学習しろ)撮りました

ショーはストーリーなどはあまりなく、
今回は「デリシュー」というタイトル通り
お菓子をテーマにした場面をいくつか歌って踊ってくださいます

衣装と髪型はお芝居以上にどんどん変わり、100人ぐらいいるんじゃないか？と疑ってしまうほど

このショーが本当にずっと楽しくて夢を見ているようでした

余りにも楽しくて自然と口角は上がりっぱなしに

あっという間に終わってしまいもう一度見たい！の気持ちが抑えられず
劇場を後にしながら同行者と盛り上がります

そしたらなんということでしょう！
明日の公演のチケットがまだ売っているじゃありませんか！
ということで急いでチケットを購入し、翌日も観劇しましたとさ

きっとあの日見た視界いっぱいのキラキラな舞台は走馬灯を見るときに流れると思います

さいごに

宝塚歌劇は2024年に110周年を迎えました

昨年あまりにも悲しい出来事があり、世間の見る目は厳しくなっていますが
それでも舞台に立ち続け、自らが憧れた宝塚の世界を表現してくれるタカラジェンヌをこれからも観ていきたいと思います

最後まで読んでいただきありがとうございました！