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【リサーチ】Z世代の思い出の残し方に関する意識調査

友達や恋人とのかけがえのない日々を、思い出として残しておきたい人も多いはず。思い出の残し方と一口にいっても、スマホで写真や動画を撮ったりインスタントカメラで撮ったりなどいろいろな方法がありますが、Z世代の若者たちはどうしているのでしょうか? 

<調査対象>
15~34歳の未婚・男女394人
<調査実施期間>
2022年11月24日~29日
<調査方法>
インターネット調査


旅行も日常も、スマホ1つで完結!

思い出を残す時、どのようなことを行っていますか?
以下の5つのケース別に聞きました。
①友達との日常(学校・バイト先、近場のおでかけなど休日)
②文化祭・フェスなどのイベント時
③誕生日、クリスマスなどの記念日
④旅行
⑤デート



①~⑤いずれのケースでも男女年齢問わず最も多かったのは「スマホで写真を撮る」でした。スマホでの写真撮影は、「思い出を残すため」と特別意識せずとも行っている、当たり前の行為ともいえるかもしれません。次いで多かったのは「スマホで動画を録る」。性別・年齢で大きな差はないものの、しいて言えば10代の男女の割合が高い傾向があります。

一方、動画の撮影に関しては、男性30~34歳が他の層と比べて①~⑤すべてで最も回答が少ない結果となりました。この層は③④を除く①②⑤において、「そのような機会はない」の回答も他の層と比べて多くなっているため、そもそも撮影機会自体が少ないことが要因のようです。

次に、プリクラに焦点を当ててみましょう。いずれのシーンにおいても、女性の10代~20代前半の割合が高めです。プリクラが誕生して25年以上経ちますが、いつの時代も若い女性にとって友達との思い出を残したり友情を深めたりするツールとして現役であるようです。

撮影した写真や動画は自分だけで保管

撮影した写真はどうしますか?


撮影した動画はどうしますか?

撮影した写真や動画は友達に必ず送ってあげるものなのかと思いきや、どの層でも「自分だけで保管」するという回答が多くなりました。誰か1人のカメラで撮影しているならみんなにも送ってあげる必要がありますが、1人1台スマホを持ち各々撮影することが多い昨今、みんなが同じ思い出をカメラに収めているのであれば必ずしもシェアしなくても良いのかもしれません。友達と画像や動画を共有するのと同じくらいの割合で、Instagramのストーリーズは幅広い年齢層で活用されていることもわかります。24時間で消えるという安心感から、加工やキャプション(投稿文)に気をつけなくても気楽にタイムリーに投稿できるストーリーズの方が好まれているようです。ちなみに友達との思い出というプライベートな出来事でも、公開範囲は限定しない人が多いようです。

その他のSNSや、撮った写真をプリントアウトすることに関しては全体的に少数派で、性別や年齢で大きな傾向は見てとれませんでした。

撮影のために特別なこと、する? しない?

写真・動画に思い出を残すために特別に何か行ったことはありますか?

数字だけを見ると、「特に何もしない」が全体で首位、ほぼすべての層でもダントツトップで、特に何もしない人が多い傾向にあることがわかります。

しかし、男性20~24歳、女性10~20代前半は、「特に何もしない」が他の項目よりも多いとはいえ50%を切っており、逆に過半数の人が「何か」をしているということになります。その「何か」を見ていくと、「おそろいのアイテムを身につける」「おそろいの服を着る」の割合が比較的高めですが、「コスプレをする」「部屋をデコレーションする」「レンタルスペース/カラオケボックスのルームを借りる」にも回答が分散しています。これはシーンや好みによって楽しみ方を変えていると推察できます。また、男性でも10~24歳では同世代の女性と近い傾向が出ています。楽しみ方に凝るのは、性別というよりも世代の傾向であるようです。

リサーチ結果のポイント


Z世代の思い出の残し方に対する意識のポイントは以下の通りです。。
① 写真や動画の撮影はスマホで完結
② Instagramへのアップはフィードではなくストーリーズ
③ Z世代男性の撮影機会の楽しみ方は同世代女性と似た傾向を持っている

過去のリサーチもぜひチェックしてみてください。

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