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外国債券シミュレーション:損益分岐点の計算方法

外貨債券の損益分岐点の質問を受けたので、回答を記事にします。

質問を受けた記事
為替リスクを許容しましょう
この記事の中で、損益分岐点の話を書きました。


質問者は下記文章の87円への質問です。

ドル円為替レート135円の時に利回り5%の外貨を買ったとします。外貨とは、外貨MMF、外貨預金、外貨債券などのことで、外貨としては元本保証されているものを指しています。

100万円分の外貨を買って、10年後に日本円で100万円以上だったら元本キープです。その時の損益分岐点は87円です。

損益分岐点とは、これ以上下がったらマイナスになるポイントのことです。

まこさんnote: 為替リスクを許容しましょう


いただいた質問
質問1→ 損益分岐点87円は、どんな計算をしてますか?
質問2→ 100万ではなく300万なら損益分岐点は変わりますか?
質問3→ 135円ではなく130円なら損益分岐点は下がりますか? 
質問4→ 5%ではなく3%なら損益分位点は変わりますか?
質問5→ 10年後ではなく5年後なら、損益分位点は変わりますか?

回答1:あとで解説
回答2:変わりません
回答3:下がります、84円
回答4:上がります、101円
回答5:上がります、104円


回答1:

下記サイトを利用しています。

既発外国債券シミュレーションhttps://www.sc.mufg.jp/products/bond/fdb/detail.html

外貨の損益分岐点計算シミュレーションは、多くのサイトが存在します。しかし、多くのサイトが、外貨定期預金を中心としたものばかりで、運用期間が短いものばかりです。

債券は運用期間が長いので、このサイトをお勧めします。ちなみに我が家で保有する1番長い債券は38年後に償還される債券です。

今回のシミュレーションの前提:
・利払い日なしで計算しました。一般的な債券は、年2回支払いが多いです。
・価格は100としました。既発債は、通常100以下ですので、損益分岐点はさらに下がります。

ぜひ、適当に数字を入れて遊んでみてください。
外貨、利回り、運用期間の関係を学ぶことができます。

もし債券をお持ちでしたら、あるいは、購入しようと思う方は、情報を打ち込んでみてください。損益分岐点を確認すると、安心して買うことができるようになると思います。

2023年5月16日にこの記事を書いています。現在、外貨債券はバーゲンセール中で、買うにはもってこいのタイミングです。

その理由は、アメリカの利上げによって、債券価格は値下がりしています。そして、これからは利上げはしない、あるいは下がることが考えられます。つまり、債券は値上がりの可能性が高いです。

かなりローリスクな投資と言えます。

そもそも債券は、8,000ドル(100万円)で買ったら、8,000ドル(100万円?)で必ず返ってくる金融商品です。為替リスクと損益分岐点が理解できていれば、それほど、ハードルの高い商品ではないしょう。高利回りの外貨定期預金と言っても問題ないでしょう。

投資に躊躇している人には、良いタイミングです。

大学を卒業したばかりの4月入社の長男は、米国債券と外貨MMFを買いましたよ。

よ〜くよ〜く、勉強した上で、投資は自己責任でお願いします。


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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com