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為替リスクを許容しましょう

投資を始める上で、為替のリスクを言い始めるとキリがないので乗り越えてください。為替リスクは許容しましょう。

「為替リスクがあります」と金融商品には必ず明記されています。営業パーソンが、保険や投資信託の説明に必須の要項ですね。


為替リスク この表現いかがなものか

そもそも、この為替リスクって表現が良くないと思うんです。

リスクとは危険を意味します。
どうして危険だけを表記するのでしょうか? 
代替案として、

為替セーフティ&リスク とか
為替チャンス&リスク  とか
為替メリット&デメリット とか

これの方が公平でしょ。

為替リスクとしか表現しないから、為替には危険な要素しかないように誤解する人が増えているのかもしれません。


日本円の元本保証

元本保証の絶対的神話が日本には、はびこっています。そのため販売会社は知識のない人たちに、「為替リスクがあるので元本は保証されてないこと」を強調して説明するのでしょう。

元本保証の元本とは日本円のことです。米ドルの元本のことではないんですね。為替の意味がちゃんと理解できれば、米ドル元本が保証されている金融商品は多いですよ。


ドルを買うと、上がったり下がったりすることを許容してください。みなさまは日本円を保有していますね。日本円を買っているので同じですよ。ドルを買うのも同じでしょ。日本円も上がったり下がったり毎日してるんですよ。

日本円を持っていること自体でリスクなんですよ。2022年大きく円が安くなった事は、自分が持っている日本円は大きくリスクを被ったのです。

分散投資の重要性

同じような事はこれからも起きます。ドル建ての商品を買うことによって、1つの国の通貨を持ち続けるよりも、バランスよく通貨を持つことの方がリスクを回避できるの常識です。

分散投資がリスク分散には適しています。競馬などギャンブルで1点集中を狙い全額賭けるよりも、3点、5点と分けて当たる確率を上げるでしょ。

日本円しか持たないとは、全財産を日本円1点集中しているってことです。競馬のように本命が必ず勝つみたいに、残念ながら日本が本命ではないですよ。

日本はタイタニックのように大きな船で、現在ゆっくりゆっくり沈んでいます。数年では沈まないと思うけど、数10年先には、海に浮いているのか不安になります。

だから、通貨を分散することの許容をした方が良いと思うんです。


元本保証にこだわる人へ

ドル円為替レート135円の時に利回り5%の外貨を買ったとします。外貨とは、外貨MMF、外貨預金、外貨債券などのことで、外貨としては元本保証されているものを指しています。

100万円分の外貨を買って、10年後に日本円で100万円以上だったら元本キープです。その時の損益分岐点は87円です。

損益分岐点とは、これ以上下がったらマイナスになるポイントのことです。

下記グラフは直近10年間の為替チャートです。87円には一度もなっていません。もちろんドル安円高が進み、80円を下回ることは可能性はありますよ。

過去データによる確率の話ですけど、あまりにも低いリスクで、おまけに対策のしようもないことに過剰に不安がることを、冷静に考えてみることをお勧めします。


”富”になるために

あなたの目的は何ですか?
金融資産の拡大ですよね。

日本円にしがみついていていいのですか?
知識を持った人たちは、日に日に資産を増やしています。

貧富の差は広がる一方です。
"貧"のままでいいんですか?

”富”になるのは、得た知識を実行するだけです。
マニュアル通りで、”富”になるんです。



過去の私の記事から為替に関わる抜粋を引用します↓

資産価値とは

資産価値が下がることの例としては、
1000mLが100円のジュースが、900mLで100円になったとします。値上がりも値下がりもしてません。
これは、100円自体は変わらないけど(つまり持っている金額は減ってない)、1000mL→900mLと金融価値は下がったってことです。
資産価値の定価って、こんな感じじゃないかな。

まこさんnote: 資産価値とは



為替リスクの考え方

知識のない方は、為替リスクも嫌なのだろう。しかし、日本円で100万を握りしめていても、日本円が安くなれば(ドルが高くなれば)、日本円100万円は、アメリカ人からみれば、80万円の価値に見えるんだよ。

為替は、株と違って、上がり続けることも、下がり続けることもない。仮に日本円が下がり続ける事態になったら、日本国沈没だから、すべての会社が潰れる事態。

つまり、過去を見ても、一定のボックスの中で動くのその変動幅を許容すればいいと思うんだ。ざっくり円は100円から130円、大きくみても90円〜150円。これを%にすると、中央から上下20%程度のボラタリティしかない。おまけに急に動くこともない。(いや2022年は、びっくりするほど動いたけどね)

反して、単一株式銘柄は、上がり続けて10倍、いやそれ以上になることもあれば、下がり続けて、ゼロになることもある。かなりリスクを許容する必要がある。

リスクをどこまで許容できるか? セカンドライフの資産運用



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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com