著者が言いたいことは何? 国語テストやってみましょう
国語教師が導く解釈と、生徒の自由な解釈との対立の構図
↑この記事
この記事にたくさんのスキをいただけています。読み直してみました。多くの人の共感を得ることができたのかな〜って感じて、嬉しくなりました。感謝いたします。ありがとうございます!
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今日は、この記事を使って、国語のテストをしてみましょう。
問題:
この記事で、著者が言いたかったことは何ですか? 50文字以内で答えない。
まこさんnoteのファンの方、よろしければ、この記事を再読いただき、少しの時間考えて回答を書き出した後で、ここより下の文章を読んで見てください。著者とは、もちろん私のことです。
◇ reREADING Time ◇
国語のテストが優秀な方は、簡単な問題だったでしょうね。著者の気持ちを文章を読み取るだけですからね。では、優秀な生徒のChatGPTくんにも、この問題を解いてみてもらいましょう。
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残念ながら、ChatGPTの回答は、”要約” ばかりですね。確かに、著者が言いたいことはなんですか? と質問されたなら、簡潔に要約しなさいとも取れるし、背景にある本当に言いたいことを行間から読み取りなさいとも取れますね。
ChatGPTくんの回答を採点してみましょう。
1 要約回答:著者の言いたいことではないから不正解
2 要約回答:著者の言いたいことではないから不正解
3 要約回答:著者の言いたいことではないから不正解
4 要約回答:著者の言いたいことではないから不正解
5 行間読み取り回答:著者の言いたいことではないから不正解
当然一つに絞り込んでも、それも不正解。
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では、正解です。
著者は私なので、私がこの記事で言いたかったことを書きます。つまりこれが正解です。
正解→ 私自身の保身
なお、下記回答も加点します。
自己肯定感を維持すること
書いて自己満足するため
不満を言語化する喜びを得るため
私も認めて欲しい
著者である私の正解の解説をします。
「私自身の保身」が言いたかった理由は、私は他者の気持ちを汲み取ることが苦手だったり、周りから多数派ではない意見を持つことの弊害に、いつも苛まされていました。そんな私のような人もいるんだよってことを言いたくて、自分の存在を見て欲しかったからです。
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今回、著者が言いたいことは正解は1つしかない国語教育なので、このような書き方をしました。
もし、私は太宰治のような大作家であり、日本国語教科書選定協会(知らんけど)から、このブログ記事を教科書に載せたい、と依頼があったと仮にすると、
問題:この文章から著者が言いたいことは何でしょう?
正解:著者の保身
この問題を採点されて不正解にされた生徒からは反論があるでしょうね。
それは、言いたいことではなく、
目的なんじゃないの? とか
背景なんじゃないの? とか
理由なんじゃないの? とか
全く言いたいことが伝わらないよ とか
この問題にした記事の冒頭2行の引用には、「言いたい」とはっきり明言してますよね。解釈が複数あってもいいはずという、著者の「言いたいこと」の裏側を読ませる問題なんですよ。
出題した質問文章にケチをつけたくなるでしょうし、本当は著者は保身が言いたいために書いてるんじゃないぞって思うでしょ。
いいえ、私が著者です。
その私が言いたいことなんだから、それが正解なんですよ。
え〜って思うでしょ。
この出題問題とした記事で、私が国語の先生から、著者が言いたかったことを〇〇だから、そう読み取りなさいって、強制的に教え込まれた時の、私の納得できない気持ちがわかっていただけましたかw
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改めて読み直すと、相変わらず毒吐き系のネタで、自分で書いているのに笑ってしまいました。一方で、冷静になると、できない自分をに対して有利になる解釈をこねくり回して、「保身」を遠回して書いているんですね。
言いたいことが伝わりにくかろうと、どのように受け止められようと、読者の心に何かしらの気づきになれば、私はそれでOKです。そもそも、自分のために書いているブログですから。
noteは、自己肯定感を上げるための自分流の解釈を、歪んだロジックに合わせて書き連ねて、自分の保身を保っている媒体だと思っていますよ。
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最後に、国語の先生は、教育指導要領に従って、この回答は、「保身のためである」と生徒に説明しました。 生徒の1人、ChatGPTくんの反応です。
やはり、その答えを読み取ることはできない、とご機嫌斜めですね。口調は穏やかに、論理的に言い訳してますね。採点0点で怒ってるんでしょうねw
いずれにしろ、私が言いたかったことは伝わらなかったってことだね。そもそも自己満足ブログで、伝えようともしてないから、やはりこの問題を出題するのはテストとしては不成立だねw
フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com