ドル→円、円→ドル　タイミングはいつだ？

ドル円レートを毎日見ている人はどれくらいるのでしょうか？　

わたしは毎朝起きると、アメリカ市場が終わるタイミングなので、NY市場終値、特定銘柄の値動き、為替レートと合わせて、自分の個別銘柄別資産管理をMoneyForwardで確認します。

金融勉強会の生徒さんたちも、始めた頃は、さっぱりチンプンカンプンだったのに、今では、
「まこ先生、為替レートはどう動きますか？」、
「ドルを買うタイミングはいつですか？」

と、真っ当な質問をしてきます。

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朝日新聞の読者投稿コーナーで、
高校生の下記投稿が目に止まりました。

朝日新聞　読者投稿

もう一度書きますが、投稿者は高校生です。この投稿内容を多くの大人たちは、チャンと理解してあげられるでしょうか？　きっと、わたしの金融勉強会の生徒さんたちなら、しっかりアドバイスができるはず。

私がこの投稿が素晴らしいと感じた点は、
・為替が動いていることを経時的に見ていること
・円高と円安を理解していること
・レート変動によって資産の増減がわかっていること
・投資判断の基準に助けを求めていること

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高校生　瀬戸碧くんの投稿の最後は、大人に投げかけるような質問で終わっています。

投資をやっている人はどんなふうに判断しているのか、気になった。経済に関する授業を学校でやってくれたら、こんなに迷わなくていいのに。

高校生　瀬戸碧くんのお助け要望

教育委員会の偉いさんたちに目に留まるといいな〜。
そして、金融に対する知識を授業でしっかり時間をかけてほしいな〜。

そういえば、授業で金融を学び始めてますね。高校生は授業でどのようなことを学ぶのだろうか？　調べてみると、2022年度から「高等学校学習指導要領」には下記のように書いてあります。

家計の構造や生活における経済と社会との関わり、家計管理について理解すること

家計管理については収支バランスの重要性とともに、リスク管理も踏まえた家計管理の基本について理解できるようにする。

その際、生涯を見通した経済計画を立てるには、教育資金、住宅取得、老後の備えの他にも、事故や病気、失業などリスクへの対応が必要であることを取り上げ、預貯金、民間保険、株式、債券、投資信託等の基本的な金融商品の特徴（メリット・デメリット）、資産形成の視点にも触れるようにする。


生涯を見通した生活における経済の管理や計画の重要性について、ライフステージや社会保障制度などと関連付けて考察すること

各ライフステージの特徴と課題、家族構成や収入・支出の変化、生涯の賃金や働き方、社会保障制度などと関連付けながら考えることができるようにする。

また、将来を見通して、事故や病気、失業、災害などの不可避的なリスクや、年金生活へのリスクに備えた経済的準備としての資金計画を具体的な事例を通して考察できるようにする。

出典：文部科学省「【家庭編】高等学校学習指導要領（平成30年告示）解説」39ページ

もし、もしですか、
この学習指導要領を、しっかり実施できれば、完璧です。

しかし、なにをもって「理解できる」、「考えることができる」、「考察できる」のでしょうか？　この文末の曖昧な語尾で大丈夫かな？　学習指導要領のKPIはちゃんと数値化して判断してるのかな？

多分、営利企業じゃあるまいし、そんな設定はしてないことでしょう。成果物の検証をするには、甚だお役所的文書なので、致し方ないのでしょう。

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最後に、高校生　瀬戸碧くんの要望への、私からの回答です。
経済に関する授業を仮に学校でやったとしても、迷いますよ。
そんな時は、わたしの主宰している金融勉強会「Mako Finance Cafe」にご入会しましょう（冗談です）。

お読みいただいているみなさまへ：
「Mako Finance Cafe」は特定のメンバーで、2024年1月開講します。これは本当です。現在、受講生の受付は行なっていません、あしからず。

なお、ここまでお読みいただき、さらにドル円レート、為替に対して、もっと読みたい方は、下記有料記事に、まこさん投資マガジンの中で、参考になる記事にアクセスできる情報を掲載しています。

なお、販売により得られた収益は、すべて、フィリピンの貧困層の子どもたちへの支援に寄付させていただきます。ぜひ、勉強ついでに、ご協賛をよろしくお願いいたします。