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家計に余裕もないので、、、と話し始める理由

「家計に余裕もないので、、、」と話し始める理由について、考えてみます。

私は今まで家計に余裕がないと感じたことがありません。と話し始めると、思いっきり批判を食らいそう。超高いところから、見下すような発言をあえてしてみました。

「まこさん、それはお金持ちだからだよ」

そんな声が聞こえてきそうですね。そんな、くだらない自慢話のために、noteに書き始めたわけではありません。

もちろん、友人達と会話をする時、空気を読んで「家計に余裕がないので、、、」と枕詞に使うことはありましたけど、実際にはそう感じた事はありませんでした。

私はお金持ちなんでしょうか?
お金持ちの定義ってなに?

◇   ◇   ◇

私は20代〜30代の時、日本の平均月収を下回っていました。つまり、一般的な貧乏に属する時期がありました。若気の至りで、得られた給与は娯楽費にどんどん費やされていた頃です。貯蓄もありません。その時でさえ、「家計に余裕がない」とは感じてなかったってことです。

つまり、所得とか貯蓄とかに比例しないんじゃないかと思うんです。

絶対値としての所得が300万円の人と、1,000万円以上ある家庭が、「家計に余裕がないから、、、」と同じセリフを使います。

私がかつて勤めていた会社は平均所得の高い会社でしたので、一般的には余裕があることが想像できます。それでも「家計に余裕がないから、、、」 と、このセリフは同僚からよく聞きました。

絶対値の所得から考えるとありえないセリフです。どうして人はこのセリフを使いたがるかと心理を考えてみると、たぶんこれは枕詞なんです。

実は、後に続くセリフが言いたいがための枕詞なんだと思います。

家計が余裕がないから→できないとか、
家計が余裕がないから→買えないとか、

このできないとか、買えないが言いたいための枕詞。家計に余裕がないからは、単なる言い訳です。実際に余裕があるとか、ないとか、ではありません。

対人関係において、波風たてないように日常会話を進める上で使っているのでしょう。

本音は、
自分自身が購入しようとしない
自分自身が決定できない
自分自身が行動を起こそうとしない

と、自責で不甲斐ない自分を責めるのが辛いから、他責として「家計に余裕がないから、、、」を多用しているのでないでしょうか?

都合の良い言葉ですね。

◇   ◇   ◇

冒頭のまこさんのセリフのように、日本人として「家計に余裕があります」と言って、ねたまれるよりは、「家計に余裕がありません」と言って、貧乏グループを装うことが傷の舐めあいグループに属するための必須手段なのでしょう。
(参照記事→傷の舐め合い

つまらない帰属意識の典型例です。

それでも、
本当に、本当に、本当に、お金に余裕がないんです。と、それでも強く、その言い訳を主張する強者もいます。そんなにまで、自己弁護をして、自己保身を図り、お金を理由にできないって言わなきゃいけないのかな?

多くの学生さんたちは、どんだけお金がなくても、アルバイトして一時凌ぎの小銭を稼いで、その日を精一杯楽しむ術を持っています。充実した満足感を得て、幸せを感じています。

なぜか大人になると、お金は貯蓄できているはずなのに、この気持ちがなくなってしまうのでしょうか?

お金がないからできないんですと、お金に責任をなすりつけて、できない理由や、行動しない理由を強調したがります。この他責発言が、その人の成長を激しく止めています。満足感や充実度からくる幸せな感情を放棄しているように見えます。

まぁ、私にとってはどうでもいい話ですけどね。

〇〇がしたいの!
〇〇ができるようになりたいの!
と強い願望を言った後にでもお金がないから仕方ないよねと言います。

この発言は、自分にはやる気があるけど、お金の障壁があるからできないと、自分ができない理由を他責にしているセリフです。単なる保身ですね。何から身を守っているかも知らずに、使っているから、対策のしようもないですね。

◇   ◇   ◇

もう一つ考えれる理由は、「〇〇がしたい」という願望が虚言である可能性もあります。本当に真剣にやりたいと思っていないのでしょうね。

もし真剣なら借金してすればいいじゃないですか? しないなら、その程度の願望ってことですよ。

本当に真剣に何かを成し遂げたい願望を持っている人がいたら、私は、その人に投資をしますよ。資金援助です。返却されなくても大丈夫です。

こんな話を友人たちに言うと、「じゃあ、俺にくれよ」と、のたまう奴らがいます。 

「いや、お前らは真剣じゃないだろう? そもそも援助されなくても、その程度のお金は持ってるだろ!」

私が寄付を始めたのはこんな心理があったからだと思います。フィリピンの子供たちは真剣になりたい姿を語ってくれます。そして日本と違って本当にお金がないんです。だから資金サポートしたくなるんです。寄付ですからね。

◇   ◇   ◇

ここまで、話して、「お金に余裕がある」、「お金に余裕がない」と決めるのは、絶対値の金額ではなくて、心の余裕があるか、心の余裕がないか、で全てが解決しそうな気がしてきました。

お金の有無を行動の起点にしているからダメなんです。自分自身が本当にしたいかどうかを起点にするだけで、人は行動が推進されるものです。

高所得者の友人たちを見ていて、使い切れないお金を持っていても、この台詞を吐く人が多いことを考えると、単純に心の余裕がないのでしょう。そして、本当はそれほどしたいことでもないのでしょうね。

場の空気を読みすぎる友人だちは、出る杭は叩かれる事を気にして、叩かれたくないから、と行動抑制している人たちもいます。

私が若い頃から心の余裕があったと思いませんが、自分自身が本当にしたいことを行動起点にしてました。ただ、やりたいことをがむしゃらに求めていた事を覚えています。

だから、ほとんど収入がなかった時でも、「お金に余裕がない」とは感じなかったんだと思います。無計画かもしれませんが、有り金を全部使ってしまうように娯楽に充てていました。

今の歳になって、自分の金銭感覚を振り返ると絶対値として高いか、安いかではなくて、購入しようとしているものが、自分が本当に欲しいのか?、無くてもよい程度のものなのか?、その判断基準が明確になっているのです。

今日のまとめ

「家計に余裕がなくて、、、」と使いたがる人は、その後に続くセリフの信憑性を考え直していただきたいです。

本当に欲しいものなら買う。なくても、良いものなら、家計に余裕がなくてなんてくだらない言い訳をしない練習をする。

そうすることで、人生が好転するのではないかと思って、今日の記事を書きました。


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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com