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セブ島滞在記 人は生まれ持ってアリ型かキリギリス型どちらかの特性を持って生まれてくる仮説

アリとキリギリスの物語をご存知のことでしょう。勤勉に働いて、冬を食物が足らなくならないように、暑い夏に一生懸命働いて、冬に備えるとても堅実なアリ。

一方、先のことは考えずに、自由奔放に自分に素直に、人生を謳歌して、その時を楽しく過ごすキリギリスの物語です。

アリとキリギリス:アリの価値観からの脱却より

アリとキリギリスの人生論は、私の大好きな話で、まこさんnoteにもいくつか書いています。下記ご参照ください。

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💖 7/10 アリとキリギリス:アリの価値観からの脱却


人は生まれ持ってアリ型かキリギリス型、どちらかに特性を持って生まれてくると考えました。そのことについて今日書いてみます。



生まれた時は半々

人は生物学的な特性として、男性か女性のどちらかに属して生まれてきます。1:1の比率。近年はそれ以外の性についても論じられていますが、単純化します。性格もアリ型かキリギリス型かの1:1であると定義して考えてみます。

男女のように、生まれ持って変わらないように、アリ型かキリギリス型も根底は変わらないものだと考えてみました。

生まれながらにしてどちらかの特性を持っているのに、特に日本人においてはほぼ全員がアリ型の人生プランを強制的に歩かされます。

男性として生まれたのに、女性っぽいことを強制せれたり、その逆であったりした場合、多くの人は、違和感や嫌悪感を持ちますよね。

同様に、キリギリス型で生まれたのに、強制的にアリ型人生に進むと、違和感や嫌悪感を持つものです。

まこさんnoteの昭和型人生モデルを参照ください。
昭和のモデルケースで人生うまくいくと思いますか?

このモデルは典型的なアリ型の人生モデルケースです。


アリ型で生まれた人たち

アリ型で生まれた人たちは、このプランで人生を歩んでいくことに大きな疑問を抱きません。

幼少期からまるで軍国主義みたいに、金太郎飴工場のように同じ価値観を世間から植え付けられると、自我が育つ前なら、疑いを持たずに成長する方が自然の成り行きでしょう。

定期昇給、長期雇用、定年まで勤め上げるといった感覚に、ぴったり合うのはアリ型である事は言うまでもありません。

キリギリス型で生まれた人たち

生まれ持ってキリギリス型で生まれた人たちは、幼少期や義務教育の時は仕方なく従っているのだと思われます。しかし、この昭和のモデルケースに対して、遅かれ早かれ、違和感や嫌悪感に気づきます。

小学校や中学校の時、思い通りに行かなかった経験が多い人は、生まれ持ってのキリギリス型かもしれません。

「なぜだろう?」と素朴な疑問を、親や先生に問いかけても、「世の中はそういうものだから」とさっぱりわからない回答に納得できないで過ごしてきた人も、キリギリス型の確立大です。

多くの先生や大人たちから、「素直じゃない」と怒られた経験が、疑いもなく従うことができる人がアリ型で、疑いながらもしかたなく演技している人がキリギリス型です。

まこさんのケース

私は学生時代はキリギリス型で、会社員になってアリ型の人生を歩んで、そして現在セカンドライフとしてキリギリス型に戻ったことをまこさんnoteで書きました。

アリとキリギリス:アリの価値観からの脱却

この記事を執筆した時は、学生時代にキリギリス型だったと自己分析をしました。しかし、今考え直すと、生まれ持ってキリギリス型だったんだと思いました。

アリ型のときは、しかたなく演技してた気がします。
いい人のフリ、普通に人のフリ。
そんな生まれ持ってのキリギリス型だったんですね。
と、今わかりました。

セカンドライフにおいてアリ型かキリギリス型の違い

なんとなくの私の偏見ですが、セカンドライフがうまくいくのがキリギリス型で、うまくいかないのがアリ型のような気がしています。

アリ型のセカンドライフ

アリ型の人を見ていると、多くの人は定年まで働いて、雇用延長して、退職後は趣味も交流も、どちらかというと少ない余生を送っているようです。

アリ型の人で資産形成がうまくいって早めに退職した例をいくつか見ました。多くのアリ型は退職後の生活に退屈を感じ、ありあまる時間がうまく使えません。

自分でレールをひくことができないので、せっかく早期退職したのに、再雇用や再就職して元の会社員時代に戻っていく方を見かけます。これがアリ型の特徴かと思います。

キリギリス型のセカンドライフ

一方、キリギリス型は、いつか会社を辞めたい、独立したい、起業したいなど、自分の人生を過ごしたいと根底ではいつも思っています。だから、退職時期が早い傾向にあります。セカンドライフへの移行時期も早く、定年退職まで行く人が少ないように感じているのもキリギリス型の特徴です。

早期退職した人は、自分本来の人生を取り戻したわけですから、ものすごくのびのびと、イキイキと過ごしているよう見えます。

私はアリ型人生からキリギリス型人生への転換しようと行動しました。(アリとキリギリス:アリの価値観からの脱却) 実際、私はそのとおりセカンドライフを歩んでいるのですが、いやそうではなくて、本来の自分に戻っただけだったようですね。

セカンドライフの充実度を振り返ってみて、やはり私は、生まれ持ってのキリギリス型なのだと思います。

両親のケース

私の両親はいつかゆっくりしたいと何度も60歳を過ぎてから話してました。だからこそ、若い頃にアリ型人生で貯蓄をして堅実に、質実剛健の生活をしてきたのだと思います。

しかし、結局老後もずっとアリ型のままでした。

ことあるごとに一生懸命働いてきたので、私がキリギリス型の生き方を両親に提案したのですが、ほとんど否定されました。

キリギリス型の生き方とは具体的には、旅行に行くとか、家族で外食に行くとか、欲しいものを買ってみるとか、そんな些細な娯楽のことを指します。

目立つことが嫌いで、贅沢が嫌いで、反対に、我慢することや耐えることが好きなようでした。生まれ持ってのアリ型の両親は、アリ型人生を60年以上生活してきた人です。老後になってからキリギリス型に変換することはできないです。

父は3年前に87歳、老衰でアリ型人生を終えました。「お父さんはとても幸せな人生だった」と仏壇の前で、母親とそんな父の話をよくしています。


隠れキリギリス型の存在

仮説として、生まれ持ってのアリ型とキリギリス型は半々であることから論じてみました。日本人も生まれ持っての性格は半々でも、見た目にはアリ型が大多数をしています。それを「普通」と呼びます。キリギリス型の人は、普通じゃない扱いをされます。

見た目アリ型の本来キリギリス型の人は、「普通」を演じているだけなので、普通じゃないキリギリス型の人を、変な人扱いしません。それより、憧れさえ抱いたりする傾向にあります。

自分をアリ型だと思って生活している人の中で、キリギリス型の生き方に憧れを持っている人は、生まれ持ってのキリギリス型かもしれませんよ。

国別に違いはあるのか?

現在、フィリピンセブ島に滞在しています。この国も仮説として、生まれ持ってのアリ型とキリギリス型が半々だと仮定します。

日本と反対で、見た目キリギリス型がとても多く、それが「普通」です。多数派が普通であるといった定義ではなく、多様性が容認されているので、あまりカテゴライズされない考え方、生き方が認められています。

だからこそ、見た目キリギリス型ばかりに見えます。

仮説が正しければ、実は隠れアリ型がいるってことでしょうけどね。

まとめ

今日は「生まれ持ってのアリ型とキリギリス型が存在している」と仮説することから書き始めてみました。

一般的に多くの日本人は、生活のため、学費捻出のため、老後資金のため、といったお金のことを理由に仕事をしています。

散歩しながらぼんやり考えていると、どうもお金のことだけではなく、生まれ持っての性格にアリ型かキリギリス型が存在していると考えると、人生の過ごし方、楽しみ方は説明ができるような気がします。

そう考えることによって、「一生の過ごし方は生まれた時にすでに決まってるぞ」という極論を論じてみました。


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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com